アレックスはやはり衰えてなどいなかった! [J1]
後半早々のピクシーの珍采配に大きな影響を受けて、名古屋グランパスが川崎フロンターレに0-2で敗れてしまった中でも、1つだけ見るべき内容はあった。
それは、この試合が名古屋グランパス移籍後の初登場となった、元日本代表の左サイドバックのアレックス(三都主アレッサンドロ)だ!
オーストラリアのザルツブルグから古巣の浦和レッズへ戻った後は、まったくと言っていいほど出場機会のなかったアレックスだけに、「いったいなぜなんだろう?」という疑問は僕にもあった。
すでに32歳ということもあり、やはりアスリートとしては避けられない、肉体の衰えの時期にきているのだろうか?
しかし、この日のプレーを見る限り、その疑いは完全に僕の中でも払拭されたよ。
なにしろ、持ち前の自由奔放なスタイルで、左サイドを縦横無尽に駆け回ること駆け回ること。
そして精度の高い左サイドキックを何本も中央のケネディへ送り出す。
(※アレックス→玉田ゴール!)
衰えてるどころか、ジーコジャパン時代の全盛期を彷彿とさせんばかりの、ものスゴい存在感じゃないかよ、アレックス!
誰だ、アレックスが衰えてるなんて言ったのは・・・。
相手DFが目の前に2人いようとも、非常識にも無鉄砲にドリブルを仕掛ける、後先を考えない勇敢さ!
そして仮に抜けずにカウンターを喰らったとしても、「オレは悪くない」と言わんばかりに相変わらず何度も縦にドリブル突破を繰り返すふてぶてしさ!
そしてなんと言っても、この日絶好調で誰も止められなかったジュニーニョのスピードに乗ったドリブルを、決して恵まれない体格で見事に止めてしまう、インテリジェンス溢れるディフェンス力!
この日のこの試合を見ていなかった他クラブのサポーターに対し、僕は高々と宣言しよう。
衰えてるどころか、アレックスは今すぐにでも日本代表に入れる実力を変わらず備えている!
新加入選手のデビュー戦ということもあって、名古屋グランパスの動きが全体的に連動性がなかっただけに、アレックスの個人技が一際輝いていたような気がする。
よくよく考えれば、アレックスはザルツブルグ時代から大きなケガに見舞われてたんだよな・・・。
左脚付け根の腱断裂だっけ?
だから長期にわたって試合に出れなかったということなんだろう。
幸いなことに、それが直った後もフィンケ監督がアレックスを起用しないもんだから、それが心身ともにいいリフレッシュとなって、今やすっかり体調万全とも言えるんじゃないの、アレックス?
ブラジル代表ロナウジーニョを彷彿とさせるバネのある躍動感、ポルトガル代表クリスチアーノ・ロナウドを思わせんばかりの、相手を前にしたらまず仕掛けようとするその後先考えない精神性は、まさしくジーコジャパン時代にアジアカップ優勝を成し遂げた時のアレックスそのものだ!
さすがはシステム・規律を重んじるフィンケ監督からリザーブに追いやられただけのことはある。
FW高原、MFポンテなど、才能と実績を備えた選手に対して全く敬意を表することなく簡単にスタメンから外し、まるで経験も実力もない10代の選手ばかりをドンドン起用し続けるフィンケ監督・・・。
その経験不足の10代の選手中心に闘っているせいで、これだけHレベルの選手層をそろえておきながら、今やリーグ戦4連敗という屈辱的連敗記録を現在進行形で作り出そうとしている浦和レッズの現状があるとも言えよう。
考えようによっては、フィンケ監督から失格の烙印を押された選手というのは、裏返して言えば、実はとんでもない実力を備えた選手というお墨付きをもらったという見方さえできてしまうんじゃないの?
まあ、それはちょっと言いすぎかもしれないが、今後このアレックスが名古屋グランパスで大活躍する姿を浦和レッズのサポーターが目にしようものなら、彼らはいったいどのような反応を示すのだろうか?
日本で最も熱く、最も怖い浦和レッズサポーターのことだ。
それをただ黙って指をくわえているなどということはまずあるまい。
田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)同様、きっと怒りながらこう言うことだろう。
「あのクラスの選手をクラブ側は簡単に放出した!うちのフロントの頭は大丈夫か」
アレックスのような、名声だけでない大スター選手が我が名古屋グランパスで今後プレーしてくれるなんて、グランパスサポーターとしてこんなにうれしいことはない。
未だに「アレックスはディフェンス力が無い!」などと他チームが勝手に勘違いしてくれているのがありがたいと思うほどだ。
この日の試合を見る限りでは、吉田、バヤリッツァ率いるグランパスの中央を突破されたシーンは多々目にしたが、竹内がまだいた際の右サイドと、アレックスが待ち構える左サイドを突破されたシーンはほとんどなかっただずだ。
これまで左サイドバックを務めていた阿部翔平が、やはりあまりディフェンス力があるタイプではなかっただけに、グランパスサポーターからしてみたら、いっそうアレックスのディフェンス力の凄さが際立っていたように思う。
これは、おそらくアレックス自身が海外ヨーロッパクラブで培った賜物に違いない。
久しくアレックスを目にしていなかったが、見ていないところできっちり成長していたんだな、アレックス!
さあ、我が迷える“迷将”ストイコビッチ監督は、次のジェフ戦でいったいどんなシステムで挑むことになるのだろうか?
まさかサイコロでスタメンを決めているなんてことはないと思うが、今のアレックスならどのポジションでもやれてしまう気がする。
ジェフ千葉は現時点で16位のチームだけに、13位のグランパスならきっと互角の勝負ができるに違いない。
アレックスの左サイドのドリブル突破からの精度の高いクロスを、ゴール前でケネディがGKと競り合い、そのもつれたこぼれダマをペナルティエリア内で小川が冷静にごっつぁんゴール!
こんなシーンをぜひ見てみたいものだ。
頼むぞ、アレックス!
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それは、この試合が名古屋グランパス移籍後の初登場となった、元日本代表の左サイドバックのアレックス(三都主アレッサンドロ)だ!
オーストラリアのザルツブルグから古巣の浦和レッズへ戻った後は、まったくと言っていいほど出場機会のなかったアレックスだけに、「いったいなぜなんだろう?」という疑問は僕にもあった。
すでに32歳ということもあり、やはりアスリートとしては避けられない、肉体の衰えの時期にきているのだろうか?
しかし、この日のプレーを見る限り、その疑いは完全に僕の中でも払拭されたよ。
なにしろ、持ち前の自由奔放なスタイルで、左サイドを縦横無尽に駆け回ること駆け回ること。
そして精度の高い左サイドキックを何本も中央のケネディへ送り出す。
(※アレックス→玉田ゴール!)
衰えてるどころか、ジーコジャパン時代の全盛期を彷彿とさせんばかりの、ものスゴい存在感じゃないかよ、アレックス!
誰だ、アレックスが衰えてるなんて言ったのは・・・。
相手DFが目の前に2人いようとも、非常識にも無鉄砲にドリブルを仕掛ける、後先を考えない勇敢さ!
そして仮に抜けずにカウンターを喰らったとしても、「オレは悪くない」と言わんばかりに相変わらず何度も縦にドリブル突破を繰り返すふてぶてしさ!
そしてなんと言っても、この日絶好調で誰も止められなかったジュニーニョのスピードに乗ったドリブルを、決して恵まれない体格で見事に止めてしまう、インテリジェンス溢れるディフェンス力!
この日のこの試合を見ていなかった他クラブのサポーターに対し、僕は高々と宣言しよう。
衰えてるどころか、アレックスは今すぐにでも日本代表に入れる実力を変わらず備えている!
新加入選手のデビュー戦ということもあって、名古屋グランパスの動きが全体的に連動性がなかっただけに、アレックスの個人技が一際輝いていたような気がする。
よくよく考えれば、アレックスはザルツブルグ時代から大きなケガに見舞われてたんだよな・・・。
左脚付け根の腱断裂だっけ?
だから長期にわたって試合に出れなかったということなんだろう。
幸いなことに、それが直った後もフィンケ監督がアレックスを起用しないもんだから、それが心身ともにいいリフレッシュとなって、今やすっかり体調万全とも言えるんじゃないの、アレックス?
ブラジル代表ロナウジーニョを彷彿とさせるバネのある躍動感、ポルトガル代表クリスチアーノ・ロナウドを思わせんばかりの、相手を前にしたらまず仕掛けようとするその後先考えない精神性は、まさしくジーコジャパン時代にアジアカップ優勝を成し遂げた時のアレックスそのものだ!
さすがはシステム・規律を重んじるフィンケ監督からリザーブに追いやられただけのことはある。
FW高原、MFポンテなど、才能と実績を備えた選手に対して全く敬意を表することなく簡単にスタメンから外し、まるで経験も実力もない10代の選手ばかりをドンドン起用し続けるフィンケ監督・・・。
その経験不足の10代の選手中心に闘っているせいで、これだけHレベルの選手層をそろえておきながら、今やリーグ戦4連敗という屈辱的連敗記録を現在進行形で作り出そうとしている浦和レッズの現状があるとも言えよう。
考えようによっては、フィンケ監督から失格の烙印を押された選手というのは、裏返して言えば、実はとんでもない実力を備えた選手というお墨付きをもらったという見方さえできてしまうんじゃないの?
まあ、それはちょっと言いすぎかもしれないが、今後このアレックスが名古屋グランパスで大活躍する姿を浦和レッズのサポーターが目にしようものなら、彼らはいったいどのような反応を示すのだろうか?
日本で最も熱く、最も怖い浦和レッズサポーターのことだ。
それをただ黙って指をくわえているなどということはまずあるまい。
田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)同様、きっと怒りながらこう言うことだろう。
「あのクラスの選手をクラブ側は簡単に放出した!うちのフロントの頭は大丈夫か」
アレックスのような、名声だけでない大スター選手が我が名古屋グランパスで今後プレーしてくれるなんて、グランパスサポーターとしてこんなにうれしいことはない。
未だに「アレックスはディフェンス力が無い!」などと他チームが勝手に勘違いしてくれているのがありがたいと思うほどだ。
この日の試合を見る限りでは、吉田、バヤリッツァ率いるグランパスの中央を突破されたシーンは多々目にしたが、竹内がまだいた際の右サイドと、アレックスが待ち構える左サイドを突破されたシーンはほとんどなかっただずだ。
これまで左サイドバックを務めていた阿部翔平が、やはりあまりディフェンス力があるタイプではなかっただけに、グランパスサポーターからしてみたら、いっそうアレックスのディフェンス力の凄さが際立っていたように思う。
これは、おそらくアレックス自身が海外ヨーロッパクラブで培った賜物に違いない。
久しくアレックスを目にしていなかったが、見ていないところできっちり成長していたんだな、アレックス!
さあ、我が迷える“迷将”ストイコビッチ監督は、次のジェフ戦でいったいどんなシステムで挑むことになるのだろうか?
まさかサイコロでスタメンを決めているなんてことはないと思うが、今のアレックスならどのポジションでもやれてしまう気がする。
ジェフ千葉は現時点で16位のチームだけに、13位のグランパスならきっと互角の勝負ができるに違いない。
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“喜劇的”采配により“悲劇的”自滅を強いられたグランパス! [J1]
サッカーJリーグ第21節・川崎フロンターレVS名古屋グランパスの試合(瑞穂陸上競技場)は、2-0で川崎フロンターレの圧勝!
我が名古屋グランパスは、ホームにもかかわらず見事なまでに完封負けをきっしてしまった。
それにしても、これで対川崎フロンターレ戦は9戦して勝ち星なしとは・・・!
もともと川崎フロンターレのほうが役者が上ということを差し引いても、この数字はちょっと異常なんじゃないの?
そういう意味では、まさに「記録的敗北」をきっしてしまったとも言えよう。
その内容はといえば、もうたった1人の選手にかきまわされてしまったといっても過言ではない。
そう、この名古屋グランパス戦でも決定的2ゴールをあげ、これで今期11ゴールとなり得点ランキングトップにも躍り出ることになった、もはや川崎フロンターレにとっては現役でありながらも“伝説”とも言えるブラジル人ストライカー、ジュニーニョだ!
1点目はバヤリッツァとのマッチアップの中で、見事なフェイントとスピードでディフェンスラインを突破し、最後は日本代表GK楢崎をもかわしてゴール!
そして2点目は中村憲剛からの見事なスルーパスからのシュートを、一度はGK楢崎にはじかれたものの、しかしすかさず再度自らダイレクトでヘディングシュート!
グランパスDF吉田がボールウォッチャーになっている中、誰よりも早く反応して決めた見事なゴールだったと言えよう。
やはり、ジュニーニョはただものではなかったということだ。
ジュニーニョこそ最重要危険人物だとグランパスも分かっていたはずなのに、こうやってしっかり決められちゃうんだもんな・・・。
そもそもJリーグ屈指の川崎フロンターレの攻撃にあって、失点0でおさえようなんていう発想が間違っているというものだ。
そういう意味では、ジュニーニョにゴールを決められた以上に、得点をあげることのできなかったグランパスの攻撃面こそ最大の問題があったと言えよう。
確かに内容・結果ともに川崎フロンターレの圧勝で、その差は、特にインテリジェンスの面においては、まさに大人と子供ほどあったように思う。
そう、それは認めよう。
ただし、グランパスの今回の敗北に限っては「川崎フロンターレの強さによってもたらされた」という以上に、グランパスが自滅した感じがしてしかたない。
つまり、たとえ今回の相手がもっと下位のチームであったとしても、やはり負けていたんじゃないかと思うのだ。
前節、大分トリニータにロスタイムに2ゴールされるという屈辱的逆転負けを味わってしまったのも、今考えてもやはり必然だったとしか思えない。
そして、その結果はやはりこちらもたった1人の人間のおかげでもたらされている気がしている。
そう、2週間のJリーグ中断を挟みそのフタを開けてみたら、今や日本代表、元日本代表はおろか、オーストラリア代表、モンテネグロ代表など各国の代表選手をズラリとそろえる名古屋グランパスに変貌を遂げたにもかかわらず、サポーターの誰もが予想だにしないようなクレージーな采配を相も変わらず滞ることなく延々と繰り返し続ける、我らが迷える“迷将”、ピクシーことストイコビッチ監督だ!
大分戦でもピクシーのとんでもない采配によって、屈辱の逆転負けを自ら呼び込んでしまったが、今回の川崎戦でもやはり同じように自らのクビをしめてしまったようだ。
だってそうだろう。
川崎フロンターレとの相性の悪さは何も今に始まったことではない。
もう何年も前から出ている覆しようのないデータだし、当然その対策もなされなければならないはずだ。
ましてや相手は現在2位のチームだぞ。
現在10位のグランパスとしては、当然、考えられるだけの「敬意」を川崎フロンターレに対して抱いて試合に臨むべきだろう。
にもかかわらず、ディフェンシブな選手がGKの楢崎をいれて4人ってのは、いったいどういうことなんだ、えっ?
逆に言えば、攻撃的選手7人をいれて、この川崎戦に挑んだというわけだが・・・。
ちなみにディフェンシブな選手というのは、GK楢崎を除くと、CBの吉田、バヤリッツァ、右SBの竹内の3人。
ただ、竹内すらディフェンシブな選手と言っていいか迷うところだが・・・。
いずれにしろ、この3人で川崎フロンターレの圧倒的攻撃をおさえようってんだから、川崎フロンターレからすれば失礼な話だわな~。
なんとまあ傲慢にして無神経な戦術なのだ、ピクシー・グランパスよ!
おそらくは、「自分たちのサッカー」と称してこのシステムをとったのだとは思うが・・・。
ビッグクラブにもかかわらず、浦和レッズがやはり同じく「自分たちのサッカー」にただこだわり続けて、今節の敗戦を含めて4連敗していることから、その反省としてまったく共通点を見出さないものなのだろうか?
そもそも勝負というのは自分たちだけで成り立つものではないだろう。
相手があるのだ、相手が。
ならば、相手によっては「自分たちのサッカー」を捨ててでも、ほかにもっとこだわるべきことが時としてあるんじゃないだろうか?
優勝も視野に入れている川崎フロンターレが、10位のグランパス相手に「引き分け」や「負け」を考えていたとは思えない。
ならば、10位という立場をふんだんに利用すれば、川崎フロンターレがもっと嫌がる戦術はほかにあったと思うのだ。
そう、例えば、「カウンターサッカー」を最大の戦術とする川崎に対して、こちらも負けじと「カウンターサッカー」で応戦するとか・・・。
そうすれば、試合がお互い「かみ合わない」ので、あわよくばドロドロの「引き分け」に持ち込める。
もちろん、この場合はグランパスも本来やりたいサッカーができないため、お互いにフラストレーションのたまる試合にはなるだろうが・・・。
このあたりは、何もグランパスのピクシーに限らず、浦和レッズのフィンケ監督、日本代表の岡田監督、オシム監督にも共通して言えることだろう。
そう、彼等はおそらくは自身の哲学とも言える「物理的戦術」ばかりにこだわった結果、肝心要の「メンタル的戦術」が決定的に欠けているとしか思えないのだ!
もちろんホームのグランパスも当然勝ちたいが、川崎の勝ちたい気持ちとは比べ物になるまい。
この試合の場合、ドロドロに引き分け勝負になって、より焦るのは川崎のほうなのだ。
そういう「心理的な戦術」もふんだんに駆使したうえでグランパスが負けてしまうのであれば、見ているサポータとしてもしかたないとして納得できるというもの。
だが、グランパスは一切そうしなかった。
それどころか10位のグランパスが90分間、攻めるわ攻めるわ・・・。
これじゃあ2位の川崎フロンターレに「やりたい放題自分たちのサッカーをやってもらって、どうぞ勝ってください」と言っているようなものじゃないか!
そういう「メンタル的な戦術」を一切否定し、10位という置かれた現状を謙虚に受け止めることなく、あくまで「自分たちのサッカー」にこだわり続けた、「傲慢」を通り越して「勘違い」しているとさえ思えるピクシー・グランパス。
そして、おそらくは今後も相手がどこであろうと、その考え方を徹底し続けるだろうピクシー・グランパス。
岡田ジャパン、オシム・ジャパン、フィンケ・レッズ同様、相手の存在を無視した、まさにワガママにして横暴とも言える、自己中心的な戦術だった言えよう。
具体的には、後半途中で右SBの竹内を外し、本来FW的“ストライカー”であるはずの小川を右SBにコンバートしたときには僕は目を疑ってしまったよ・・・。
この珍采配に異論を唱えないグランパスサポーターがいようものなら、一度もお目にかかりたいものだ。
もはや昨年3位だったころの面影は、その成績だけでなく、選出されているメンバーを見てもすっかり無くなってしまったようだな、グランパスよ・・・。
あのころの小川はよりFW的なポジションでプレーしていたし、当時の右サイドバックは竹内だったのだ。
そしてボランチは吉村だったはずだぞ。
それが、あれからまだ1年もたってないのに吉村は出さないわ、竹内は途中交代するわ、あげくの果てには小川が右サイドバックにいくわ・・・。
一流の食材を与えられているのに、シェフが全てを台無しにするとは、まさにこのことだろう。
料理で言うなら、ゴハンに牛乳かけて食べるようなもんだぞ、この采配!
そんな珍料理をイヤでも食べなければならないグランパスサポーターの気持ちも少しは考えてくれ、ピクシーよ!
うまくいかないチームというのは、えてして監督に原因があることが多い。
シャムスカ監督が解任された途端に大分トリニータが勝ち始めたのがいい例だ。
浦和レッズのフィンケ監督もおそらく時間の問題だと思うが、グランパスのピクシーも同じ状況と言えよう。
だからこそ、うまくいってない監督には自身が足かせになっていることをまず自覚してもらい、ジッとしていることを望みたい!
今回もピクシーが妙な采配さえしなければ、もう少しまともな負け方ができたはずなのだ。
まあ現役時代から短気なピクシーだけに、おそらくジッとしていることがガマンできなかったんだろうが・・・。
ジュニーニョの2点目だって、中村憲剛のスルーパスに対して、右サイドバックにコンバートされた小川が完全にボールウォッチャーになっていた。
あれが本職の竹内なら、あんな無様な姿をさらすことはあるまい。
田中隼麿もそうだが、ディフェンスのセンスを全く備えていない選手にそんなポジションをやらせるからこういうことが起こるのだろう。
だから、今回のアンビリーバブルな小川佳純の右サイドバック起用によって、これだけはピクシーにも実感してもらいたい。
名古屋グランパスの右サイドバックは竹内彬(たけうちあきら)で不動のものとするべきだと!
竹内自身、調子が悪くてスタメンからもれているわけではないだけに、昨年3位の原動力だった最重要選手がこのような不当な扱いを受けている状況を、サポーターとして黙って見過ごしているわけにはいかない。
また、ディフェンスライン全体を見てみても、むしろCBの吉田やバヤリッツァのほうがボロボロにやられている気がしていると感じるのは、きっと僕だけではないだろう。
吉田はヘディングやパスカットのセンスは高くとも、1対1の場面でアッサリ振り切られることが多々ある。
バヤリッツァに至っては、とてもじゃないが良かったころのパフォーマンスに程遠く、ブランクの影響がかなりあるのは明らかだ。
ならば、去年3位の原動力でもあり、高さにも強く、対人プレーにも強く、運動量もあって、精神的にも逞しい、グランパス唯一の“闘将”とも言える竹内を、本来のセンターバックで起用したっていいはずだ!
さあ次戦、ピクシーはいったいどんな“迷”采配で、僕らサポーターが望んでもいない“喜劇的悲劇”を見せてくれるのだろうか?
くれぐれもケネディをセンターバックで起用したり、玉田をボランチで起用するなんてことのないよう願いたいものだ・・・。
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我が名古屋グランパスは、ホームにもかかわらず見事なまでに完封負けをきっしてしまった。
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もともと川崎フロンターレのほうが役者が上ということを差し引いても、この数字はちょっと異常なんじゃないの?
そういう意味では、まさに「記録的敗北」をきっしてしまったとも言えよう。
その内容はといえば、もうたった1人の選手にかきまわされてしまったといっても過言ではない。
そう、この名古屋グランパス戦でも決定的2ゴールをあげ、これで今期11ゴールとなり得点ランキングトップにも躍り出ることになった、もはや川崎フロンターレにとっては現役でありながらも“伝説”とも言えるブラジル人ストライカー、ジュニーニョだ!
1点目はバヤリッツァとのマッチアップの中で、見事なフェイントとスピードでディフェンスラインを突破し、最後は日本代表GK楢崎をもかわしてゴール!
そして2点目は中村憲剛からの見事なスルーパスからのシュートを、一度はGK楢崎にはじかれたものの、しかしすかさず再度自らダイレクトでヘディングシュート!
グランパスDF吉田がボールウォッチャーになっている中、誰よりも早く反応して決めた見事なゴールだったと言えよう。
やはり、ジュニーニョはただものではなかったということだ。
ジュニーニョこそ最重要危険人物だとグランパスも分かっていたはずなのに、こうやってしっかり決められちゃうんだもんな・・・。
そもそもJリーグ屈指の川崎フロンターレの攻撃にあって、失点0でおさえようなんていう発想が間違っているというものだ。
そういう意味では、ジュニーニョにゴールを決められた以上に、得点をあげることのできなかったグランパスの攻撃面こそ最大の問題があったと言えよう。
確かに内容・結果ともに川崎フロンターレの圧勝で、その差は、特にインテリジェンスの面においては、まさに大人と子供ほどあったように思う。
そう、それは認めよう。
ただし、グランパスの今回の敗北に限っては「川崎フロンターレの強さによってもたらされた」という以上に、グランパスが自滅した感じがしてしかたない。
つまり、たとえ今回の相手がもっと下位のチームであったとしても、やはり負けていたんじゃないかと思うのだ。
前節、大分トリニータにロスタイムに2ゴールされるという屈辱的逆転負けを味わってしまったのも、今考えてもやはり必然だったとしか思えない。
そして、その結果はやはりこちらもたった1人の人間のおかげでもたらされている気がしている。
そう、2週間のJリーグ中断を挟みそのフタを開けてみたら、今や日本代表、元日本代表はおろか、オーストラリア代表、モンテネグロ代表など各国の代表選手をズラリとそろえる名古屋グランパスに変貌を遂げたにもかかわらず、サポーターの誰もが予想だにしないようなクレージーな采配を相も変わらず滞ることなく延々と繰り返し続ける、我らが迷える“迷将”、ピクシーことストイコビッチ監督だ!
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だってそうだろう。
川崎フロンターレとの相性の悪さは何も今に始まったことではない。
もう何年も前から出ている覆しようのないデータだし、当然その対策もなされなければならないはずだ。
ましてや相手は現在2位のチームだぞ。
現在10位のグランパスとしては、当然、考えられるだけの「敬意」を川崎フロンターレに対して抱いて試合に臨むべきだろう。
にもかかわらず、ディフェンシブな選手がGKの楢崎をいれて4人ってのは、いったいどういうことなんだ、えっ?
逆に言えば、攻撃的選手7人をいれて、この川崎戦に挑んだというわけだが・・・。
ちなみにディフェンシブな選手というのは、GK楢崎を除くと、CBの吉田、バヤリッツァ、右SBの竹内の3人。
ただ、竹内すらディフェンシブな選手と言っていいか迷うところだが・・・。
いずれにしろ、この3人で川崎フロンターレの圧倒的攻撃をおさえようってんだから、川崎フロンターレからすれば失礼な話だわな~。
なんとまあ傲慢にして無神経な戦術なのだ、ピクシー・グランパスよ!
おそらくは、「自分たちのサッカー」と称してこのシステムをとったのだとは思うが・・・。
ビッグクラブにもかかわらず、浦和レッズがやはり同じく「自分たちのサッカー」にただこだわり続けて、今節の敗戦を含めて4連敗していることから、その反省としてまったく共通点を見出さないものなのだろうか?
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相手があるのだ、相手が。
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もちろん、この場合はグランパスも本来やりたいサッカーができないため、お互いにフラストレーションのたまる試合にはなるだろうが・・・。
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もちろんホームのグランパスも当然勝ちたいが、川崎の勝ちたい気持ちとは比べ物になるまい。
この試合の場合、ドロドロに引き分け勝負になって、より焦るのは川崎のほうなのだ。
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だが、グランパスは一切そうしなかった。
それどころか10位のグランパスが90分間、攻めるわ攻めるわ・・・。
これじゃあ2位の川崎フロンターレに「やりたい放題自分たちのサッカーをやってもらって、どうぞ勝ってください」と言っているようなものじゃないか!
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そして、おそらくは今後も相手がどこであろうと、その考え方を徹底し続けるだろうピクシー・グランパス。
岡田ジャパン、オシム・ジャパン、フィンケ・レッズ同様、相手の存在を無視した、まさにワガママにして横暴とも言える、自己中心的な戦術だった言えよう。
具体的には、後半途中で右SBの竹内を外し、本来FW的“ストライカー”であるはずの小川を右SBにコンバートしたときには僕は目を疑ってしまったよ・・・。
この珍采配に異論を唱えないグランパスサポーターがいようものなら、一度もお目にかかりたいものだ。
もはや昨年3位だったころの面影は、その成績だけでなく、選出されているメンバーを見てもすっかり無くなってしまったようだな、グランパスよ・・・。
あのころの小川はよりFW的なポジションでプレーしていたし、当時の右サイドバックは竹内だったのだ。
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一流の食材を与えられているのに、シェフが全てを台無しにするとは、まさにこのことだろう。
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今回もピクシーが妙な采配さえしなければ、もう少しまともな負け方ができたはずなのだ。
まあ現役時代から短気なピクシーだけに、おそらくジッとしていることがガマンできなかったんだろうが・・・。
ジュニーニョの2点目だって、中村憲剛のスルーパスに対して、右サイドバックにコンバートされた小川が完全にボールウォッチャーになっていた。
あれが本職の竹内なら、あんな無様な姿をさらすことはあるまい。
田中隼麿もそうだが、ディフェンスのセンスを全く備えていない選手にそんなポジションをやらせるからこういうことが起こるのだろう。
だから、今回のアンビリーバブルな小川佳純の右サイドバック起用によって、これだけはピクシーにも実感してもらいたい。
名古屋グランパスの右サイドバックは竹内彬(たけうちあきら)で不動のものとするべきだと!
竹内自身、調子が悪くてスタメンからもれているわけではないだけに、昨年3位の原動力だった最重要選手がこのような不当な扱いを受けている状況を、サポーターとして黙って見過ごしているわけにはいかない。
また、ディフェンスライン全体を見てみても、むしろCBの吉田やバヤリッツァのほうがボロボロにやられている気がしていると感じるのは、きっと僕だけではないだろう。
吉田はヘディングやパスカットのセンスは高くとも、1対1の場面でアッサリ振り切られることが多々ある。
バヤリッツァに至っては、とてもじゃないが良かったころのパフォーマンスに程遠く、ブランクの影響がかなりあるのは明らかだ。
ならば、去年3位の原動力でもあり、高さにも強く、対人プレーにも強く、運動量もあって、精神的にも逞しい、グランパス唯一の“闘将”とも言える竹内を、本来のセンターバックで起用したっていいはずだ!
さあ次戦、ピクシーはいったいどんな“迷”采配で、僕らサポーターが望んでもいない“喜劇的悲劇”を見せてくれるのだろうか?
くれぐれもケネディをセンターバックで起用したり、玉田をボランチで起用するなんてことのないよう願いたいものだ・・・。
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李正秀(イ ジョンス)は“ひととなり”もMVP! [J1]
JOMOカップ2009・Jリーグ選抜 VS Kリーグ選抜の試合(韓国・仁川W杯スタジアム)は、4-1でJリーグ選抜が勝利。
ここ2年、KリーグにやられていたJリーグ勢が、一矢報いることとなった。
まあ、オールスター戦という余興でもあり、個人的には結果なんてどうでもいんだけどね。
それにしても、Jリーグ勢の4人のゴールは、どれも華麗にしてインパクトがあり、素晴らしいスーパーゴールだったと言えよう。
2008年MVP&得点王のマルキーニョス(鹿島アントラーズ)!
日本代表の誇る真の“ファンタジスタ”であり、おそらく南アフリカでも大ブレイクするであろう、中村憲剛(川崎フロンターレ)!
2004年J2得点王&2007年J1得点王であり、31歳でありながら今期もすでに9得点で絶好調のジュニーニョ(川崎フロンターレ)!
そしてなんといっても、この華々しいJリーグ勢のイレブンにあって、この試合のMVPに見事選出されたこの男の存在なしには何も語れない。
そう、オールスターという余興でありながら、手加減することなく鉄壁のディフェンスでKリーグ選抜の攻撃をPKによる1失点にシャットアウトし、なおかつDFというポジションでありながら、まさにストライカーを彷彿とさせんばかりのペナルティエリア内での落ち着きぶりで、2008年KリーグMVPにも輝いたGK李雲在(イ ウンジェ)から、見事にゴールを叩き込んだ、京都サンガの誇る韓国代表DF、李正秀(イ ジョンス)だ!
長い形容になってしまったが、李正秀(イ ジョンス)のその活躍ぶりを言葉で表すにはむしろ短すぎるというもの。
マルキーニョスのゴールをアシストもした中村憲剛のプレーもMVPにふさわしい大活躍だったと思うが、韓国のホームであったことと、4-1でKリーグ選抜が大敗を喫してしまったことを考えれば、やはりここは李正秀(イ・ジョンス)がMVPに選出されてよかったと、個人的にも思う。
なによりそう思ってしまうのは、李正秀(イ ジョンス)からかもしだされる、その人柄だ!
立っている姿を見るだけでも好感が持てるんだよな、李正秀(イ ジョンス)は・・・。
MVP獲得後、チームメイトから祝福されている映像がなんとも言えず美しい。
やはり“韓流”なんだろうか、李正秀(イ ジョンス)も。
日本と韓国への思いを報道陣に聞かれ、こう答えている。
「それはお父さんとお母さん、どっちが好きか聞かれるのと同じ」
なんと深みのあるコメントなんだろう!
日本人ではなかなか出てこないぜ、こんな味のある言葉は・・・。
ドラマもそうだが、日本のドラマが「年頃の男女の恋愛」程度しかストーリーに盛り込まれていないのに対して、韓国のドラマは、そういう「恋愛」プラス「家族愛」のようなものが必ず同時に描かれているそうだ。
この辺はアメリカ映画なんかでも同じなんだろうが・・・。
そういう意味では、しっかり“韓流”なんだろう、李正秀(イ ジョンス)も!
今さらながら思うが、このような素晴らしいスーパースターがJリーグにいてくれることを感謝したくなる。
マンチェスターUで大活躍している朴智星(パク チソン)もそうだったが、京都サンガにくる韓国人選手は今後も侮れんかもしれんな・・・。
そんな日本にとっても韓国にとっても喜べる結果に終わったJOMOカップ2009だったが、個人的にはここを改善してほしいと思う点が3つほどあった。
まあ、これはあくまで僕の個人的な意見なので、聞き流してもらえばと思うが・・・。
まず1つ目の要望を。
韓国のホーム、日本のホームどちらかだけで行われているJOMOカップだが、できれば各国リーグで2チーム用意して、それぞれホームとアウェイで計2試合やったらどうか?
例えば、土曜は韓国のホームで、Kリーグ・ホームチーム VS Jリーグ・アウェイチームの試合。
次の日の日曜日は日本のホームで、Jリーグ・ホームチーム VS Kリーグ・アウェイチームの試合。
こうすると、オールスター戦を2試合楽しめるのだ。
なぜこう思うかと言うと、単純に、もっと他にも見たい選手、いや韓国のサポーターにも見てもらいたいスター選手がまだまだたくさんいるから・・・。
それはおそらくKリーグのサポーターも同じことを思っていると思うが・・・。
もともとJOMOカップは国内で東西にわけて対戦をしてたわけだから、最低でも「22人+リザーブ人数」のオールスター選手を見ることができた。
それが半分になってしまっているのが少し残念なんだよな。
いい選手がたくさんもれてしまっているのがもったいないとでも言うか・・・。
そして2つ目の要望を。
今回のようなガチンコ勝負も悪くはないが、やっぱりオールスターは「勝負そのもの」よりも「スター選手の個人技の競演」を僕は楽しみたいので、それに応えられる監督を選出してほしいし、そういう指導を日本サッカー協会にはしてほしかった!
オリベイラ監督は現在ぶっちぎりで首位の鹿島アントラーズを率いている名将であるし、ここまですでにリーグ2連覇を成し遂げているわけだから、監督としてのその手腕を疑う人は日本国内にはほぼいまい。
ただオールスター戦の醍醐味はやはり“お祭り”としての余興であることを前提にするなら、そういうエンターテイナーを監督に抜擢するのもアリなんじゃないかと思うのだ。
昔でいえば、浦和レッズのブッフバルト監督なんかがそうだろう。
今なら、例えば我が名古屋グランパスの“ピクシー”ことストイコビッチ監督なんかいいんじゃないの?
感情的でテキトーだし(笑)
指示を出してるときのパフォーマンスなんて、見てるだけで笑えるときもある。
そもそも立っているだけで華があるんだよな、ピクシーもブッフバルト監督も。
そりゃあ、ワールドカップで大活躍したほどのスター選手なんだから、華があって当然か・・・。
韓国の仁川W杯スタジアムに空席が目立っていただけに、そのあたりの一工夫でまた違った雰囲気になってた可能性はあるんじゃないだろうか?
オリベイラ監督はよく知らなくても、ピクシーなら知ってるだろ、韓国人も日本人も!
視聴率が低迷してる日本サッカーだけに、そのあたりの意識をもってもらうとサポーターとしては非常にうれしいのだが・・・。
また、メンバーの選出もおそらく「勝利」を必要以上に意識してのものが背景にあったに違いない。
ここ2年Kリーグに負けているし、鹿島アントラーズのメンバーをベースに多く選出したのも、それが大きな要因なんだと思う。
最後に3つ目要望を。
外国人枠の撤廃を望みたい!
別に大きなタイトルがかかっているわけでもないし、あくまでサポーターに対しての余興、あるいは新規サポーターの獲得という視点に立って考えるのなら、「外国人枠」には意味がないと思う。
日本人は日本代表をある意味見飽きてるんだから、それこそ“助っ人外国人代表”なるものを、個人的には見てみたい気さえするのだが・・・。
ヨーロッパのリーグなんてすでにクラブ単独でそういう現象が起きてるほどなんだから、オールスターぐらいそれはそれで1回やってみるのも面白いんじゃないの?
以上3つの僕の勝手な要望を満たし、仮に「勝利」にこだわらなかったら、どんなメンバー選出が他に考えられただろうか?
おそらく、100人ファンがいたら100通りのオールスターメンバーが出来上がるに違いないだろうが、ここは僕個人の勝手なオールスターメンバーを例であげてみたい。
選出時期の違いはあるが、ケガをしてないことと、あくまでも直前という前提で。
システムは3-4-3(MFダイヤモンド型)でいくことにしよう。
FW: L- レアンドロ(大阪)、C- ケネディ(名古屋)、R- 李根鎬(イ グノ)(磐田)
MF: L- 石川直宏(東京)、C- ジュニーニョ(川崎)、R- ペドロ・ジュニオール(新潟)
ボランチ(?): マルシオ・リシャルデス(新潟)(※フリーキッカー)
DF: 槙野(広島)、李正秀(イ ジョンス)(京都)、マト(大宮)
GK: 曽ケ端(鹿島)
このメンバーの選出方法は至って簡単だ。
単に得点ランキングで上位に入ってる順に、ポジションごとにあてはめていっただけ!
なので、システム的な部分や、僕の好みといったものは、あまり反映されてない。
また、ディフェンス力を全く無視し、あくまで攻撃力と華やかさを備えた選手を選出してみた。
ボランチに7得点獲っている攻撃的MFマルシオ・リシャルデスを入れたのも、「守備はしなくていいよ!」という表れだ。
ディフェンス力はともかく、ミドルシュートが撃てるので、ボランチの位置に置いてみたのだが・・・。
“お祭り”だからね。
そういう意味で、バランスをとったりバックパスをする選手が1人もいなくなったのがポイントだ。
これなら、まさしく純然たる“個人技の競演”になることだけは間違いないだろう!
FWのケネディ、李根鎬(イ グノ)は絶対的な得点数は少ないものの、今期途中参入してきた選手なので仕方がない。
それ以上に、驚異的な得点率とそのプレースタイルのインパクトがあまりにも強烈なので、メンバーに入れることにしたのだが・・・。
まあ、このメンバーがどうであろうと、これだけは言えよう。
気づいたら日本人が3人しかおらんぞ・・・!
さすがにこれがマズいなら、FWのケネディ、李根鎬(イ グノ)の代わりに、11得点のエジミウソンと、10得点の岡崎か佐藤寿人のどちらかを入れとくか?
あと、ボランチも、一応5得点とっている遠藤を入れるか・・・。
ただ、遠藤はバックパスが多く、守備的でバランスばかりとる選手だから、オールスターのようなお祭り舞台には、なるべく選びたくないんだよね。
いずれにしろ、単に得点力、華やかさ、攻撃的姿勢、パフォーマンス力といったものを重視するなら、オリベイラ監督が選んだメンバーとは全く異なるメンバーになるのは間違いないようだ。
しかも、よく見ると鹿島アントラーズの選手がGKの曽ケ端しか入ってない!
鹿島アントラーズは、数字には反映されにくい、玄人好みの選手がバランスよく11人いるということなんだろうか・・・?
まあ僕の要望はともかく、来年のオールスターに向けて更なる改善を今後もし続けてもらえたら、サポーターとしてはさらに楽しむことができそうだ。
日本のサッカーがさらに発展して、仮に日本人が1人もオールスターに選出されなくともサポーターが楽しめるほどのサッカー大国になってくれるよう、これからも応援していこう!
Jリーグ
アレックス+ピクシー = 無限大! [J1]
浦和レッズのアレックス(三都主アレッサンドロ)の、我が名古屋グランパスへの移籍が正式に決まったようだ。
順調にいけば、8月15日(土)の川崎フロンターレ戦から出場の予定になりそうだとのことだが・・・。
グランパスサポーターとして正直に言おう。
アレックスは名古屋に来てよかったよ・・・。
確かに、グランパスは知名度の高い外国人プレーヤーなら、昔から連れてくるのが得意ではある。
そもそも今の監督である“ピクシー”ことストイコビッチ監督だって、名古屋グランパスで10番を背負い、天皇杯優勝という唯一のビッグタイトルをもたらしてくれた、スターの中のスター選手。
その他には、ヴァスティッチ(オーストリア代表)、マルケス(ブラジル代表)、リネカー(イングランド代表)、ヨンセン(ノルウェー代表)など、各国の代表選手がズラリ。
先日、とうとう引退を表明してしまった、大分トリニータのウェズレイだって、もともとは名古屋グランパスで得点王を獲得したスター選手だ。
そして、まだ来日はしていないものの、モンテネグロ代表MFイゴール・ブルザノビッチもすでにグランパスへの移籍が決まっている。
オーストラリア代表FWジョシュア・ケネディの大活躍に関しては、今さら言うまでもない。
しかし、一方で、これだけ豪華絢爛な外国人選手に対して、日本代表としてプレーしてきた選手はほとんど見当たらないんだよな・・・。
古くは、ボランチの浅野哲也、アントラーズから移籍してきたDF秋田豊、ジョビロから移籍してきたセカンドトップの藤田俊哉・・・それくらいか?
今なら、GK楢崎正剛、FW玉田圭司の2人だけ・・・。
あるいは将来有望な代表選手候補としては、MF小川佳純が可能性としてある程度だろうか・・・。
名古屋グランパスがいかに日本人選手に人材難を抱えてきたか!そしてクラブとしての育成能力に欠けるか!ということを自らの歴史が証明しているとも言えよう。
そこへもってきての朗報なのだ、このアレックスの加入は!
そう、アレックスは、清水エスパルス時代にはJリーグMVPにも輝いたほどの選手で、ジーコジャパン時代には不動の左サイドバックとしてチームを牽引し続けたほどの、ズバ抜けた実績の持ち主だ。
そこまでの実績を備えた日本人プレーヤーが加入してくれることは、グランパスにとってはこの上なくありがたいことだよ・・・。
ただ、ここで世間の誰もが思っている懸念材料を1つ挙げてみよう。
アレックスももう32才だし、アスリートとしては衰えてくる時期なんじゃないの?
たしかに、所属の浦和レッズでフィンケ監督からここまで6試合しか起用されてないことを見ると、そう思えてしまうのも一理ある。
ただ、このフィンケという監督の考え方をただ手放しで王道だとするのは、ちょっと早計なんじゃないかと僕は思うのだ。
フィンケ監督が重視しているのは、「システム・規律」だという。
そして、ドイツでは、「2部のクラブを1部に昇格」させたり、「若手の育成」で評価を得た監督でもある。
そんなフィンケ監督が、輝かしい日本代表歴を備えた、自由奔放なプレースタイルを持ち味とする、すでに32歳のアレックスを嫌うのは、ある意味必然だろう。
つまりこういうことだ。
アレックスは、頑固なフィンケ監督の哲学にそぐわなかっただけで、決して衰えたとみなされてリザーブに追いやられていたわけではない!
それならば、グランパスにとってはこの上なく極上の取引をしたと言えよう。
そもそも、アレックスのレベルにある選手を獲得するなんて、常識的にはできないはずだろう。
ジーコジャパン時代の選手で今でも現役で名を馳せているのが、楢崎正剛、川口能活、中澤佑二、宮本恒靖、加地亮、駒野友一、遠藤保仁、小野伸二、稲本潤一、小笠原満男、中村俊輔、高原直泰、玉田圭司あたり・・・。
今は代表に選ばれてない選手もいるものの、なんだかんだでやっぱりスゴいよな、このメンバー・・・。
そして、このアレックスもここに名を連ねる名選手なのだから。
アレックスの場合、トルシエ監督よりも、ジーコ監督とのコンビで最高のパフォーマンスを発揮したことを考えると、期待がさらに高まるというものだ。
だってそうだろう。
どことなくキャラが似てないか?ジーコとピクシーって!
奇しくも、玉田がやはりジーコ監督との抜群の相性で大活躍した選手であり、そこへ同じくジーコ監督との抜群の相性をほこったアレックスの加入・・・。
そしてフィンケ監督と同タイプであるオシム監督とは、1990年イタリア・ワールドカップ時代のユーゴスラビア代表監督として親しいピクシーではあるが、やっているサッカーはそれこそオシム監督とは似ても似つかないほど、いい加減にして、感情的な、天才ピクシーの“なんとなくサッカー”・・・。
浦和レッズには失礼だがあえて言わせてもらおう。
アレックスは32歳にして、ピクシー率いる名古屋グランパスでこそ、まだまだ開花する可能性すらある!
そう期待せずにはいられない。
そもそも、このアレックス加入の背景には、ピクシーの強い要望があったという。
そうでもなきゃ、来ないわな~、アレックスだって!
アレックス自身も、ピクシーのもとでこそ能力を発揮できると信じて、今回の移籍に至ったのではないだろうか?
そう考えても、このピクシーのもとでアレックスがどのように化けるのか?
その可能性は無限大とも言えよう!
ここで、ダヴィが移籍して以降大幅に選手の入れ替わりがあったため、再度グランパスのスタメンを考察してみよう。
実は、今のグランパスは、DF陣の層はけっこう厚い。
バヤリッツァ、増川、吉田、竹内と、すでに4人のセンターバックのレギュラー候補がおり、このうち2人がCBを務めている状況だ。
ただ、それならば、3バックにするというのもアリなんじゃないかとかねてから思っているので、ここはやはり3バックをベターとして考えたい。
そして、MFよりFWに濃い選手がそろっている現状からは、やはり3トップがいいんじゃないかと。
よって、システムは3-4-3で!
GK:楢崎
DF:竹内(RB)、増川(CB)、バヤリッツァ(LB)
MF:吉田(DH)、マギヌン(RSH)、アレックス(LSH)、小川(ST)
FW:ブルザノビッチ(RW)、ケネディ(CF)、玉田(LW)
まあ、こまかなポジショニングはどうでもいいが、主な選手を全部並べるにはこうせざるを得なかったんだよな・・・。
特に、吉田をボランチに推奨したのは、そのフィード能力の高さから、アレックスのサイドアタックをより活かせると判断したからだ。
一見、外国人が4人いるように見えるが、アジア枠でケネデイはOKだったよね?
いやはや、システムがどうであろうとも、ただ1つだけこれだけは言えよう。
日本代表をズラリとそろえ、オーストラリア代表、モンテネグロ代表など、なんとも国際色豊かな連合軍となったものだ、グランパスよ!
現在10位で低迷していることなどどうでもよくなってきそうなほどのメンバーじゃないか。
なになに?
バルセロナにイブラヒモビッチ(スェーデン代表)が加入し、これでメッシ(アルセンチン代表)とイニエスタ(スペイン代表)とのスーパーコラボがさらに威力を増したって?
レアル・マドリードにクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)とカカ(ブラジル代表)とベンゼマ(フランス代表)とシャビ・アロンソ(スペイン代表)が加入し、銀河系の枠をさらに超えるチームが出来あがったって?
それでもあえて言おう。
これなら我が名古屋グランパスのメンバーも決してそれらに劣ることはない!
なぜだか知らないが、過去に類を見ないほどの豪華なメンバーがそろうことになってしまった我が名古屋グランパス。
先日の大分トリニータ戦で地獄に突き落とされて、どれほど苦しい2週間を味わうことになるかと絶望を感じていたところだが、これなら絶望どころか希望が高まるほどのワクワクした2週間になりそうだ。
まあ、まずは何より15日の川崎フロンターレ戦で、そのワールドクラスのコラボを楽しませてもらうとしよう。
頼むぞ、アレックス!
【サッカーショップ加茂】 名古屋グランパスエイト ユニフォーム・ファングッズ
順調にいけば、8月15日(土)の川崎フロンターレ戦から出場の予定になりそうだとのことだが・・・。
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その他には、ヴァスティッチ(オーストリア代表)、マルケス(ブラジル代表)、リネカー(イングランド代表)、ヨンセン(ノルウェー代表)など、各国の代表選手がズラリ。
先日、とうとう引退を表明してしまった、大分トリニータのウェズレイだって、もともとは名古屋グランパスで得点王を獲得したスター選手だ。
そして、まだ来日はしていないものの、モンテネグロ代表MFイゴール・ブルザノビッチもすでにグランパスへの移籍が決まっている。
オーストラリア代表FWジョシュア・ケネディの大活躍に関しては、今さら言うまでもない。
しかし、一方で、これだけ豪華絢爛な外国人選手に対して、日本代表としてプレーしてきた選手はほとんど見当たらないんだよな・・・。
古くは、ボランチの浅野哲也、アントラーズから移籍してきたDF秋田豊、ジョビロから移籍してきたセカンドトップの藤田俊哉・・・それくらいか?
今なら、GK楢崎正剛、FW玉田圭司の2人だけ・・・。
あるいは将来有望な代表選手候補としては、MF小川佳純が可能性としてある程度だろうか・・・。
名古屋グランパスがいかに日本人選手に人材難を抱えてきたか!そしてクラブとしての育成能力に欠けるか!ということを自らの歴史が証明しているとも言えよう。
そこへもってきての朗報なのだ、このアレックスの加入は!
そう、アレックスは、清水エスパルス時代にはJリーグMVPにも輝いたほどの選手で、ジーコジャパン時代には不動の左サイドバックとしてチームを牽引し続けたほどの、ズバ抜けた実績の持ち主だ。
そこまでの実績を備えた日本人プレーヤーが加入してくれることは、グランパスにとってはこの上なくありがたいことだよ・・・。
ただ、ここで世間の誰もが思っている懸念材料を1つ挙げてみよう。
アレックスももう32才だし、アスリートとしては衰えてくる時期なんじゃないの?
たしかに、所属の浦和レッズでフィンケ監督からここまで6試合しか起用されてないことを見ると、そう思えてしまうのも一理ある。
ただ、このフィンケという監督の考え方をただ手放しで王道だとするのは、ちょっと早計なんじゃないかと僕は思うのだ。
フィンケ監督が重視しているのは、「システム・規律」だという。
そして、ドイツでは、「2部のクラブを1部に昇格」させたり、「若手の育成」で評価を得た監督でもある。
そんなフィンケ監督が、輝かしい日本代表歴を備えた、自由奔放なプレースタイルを持ち味とする、すでに32歳のアレックスを嫌うのは、ある意味必然だろう。
つまりこういうことだ。
アレックスは、頑固なフィンケ監督の哲学にそぐわなかっただけで、決して衰えたとみなされてリザーブに追いやられていたわけではない!
それならば、グランパスにとってはこの上なく極上の取引をしたと言えよう。
そもそも、アレックスのレベルにある選手を獲得するなんて、常識的にはできないはずだろう。
ジーコジャパン時代の選手で今でも現役で名を馳せているのが、楢崎正剛、川口能活、中澤佑二、宮本恒靖、加地亮、駒野友一、遠藤保仁、小野伸二、稲本潤一、小笠原満男、中村俊輔、高原直泰、玉田圭司あたり・・・。
今は代表に選ばれてない選手もいるものの、なんだかんだでやっぱりスゴいよな、このメンバー・・・。
そして、このアレックスもここに名を連ねる名選手なのだから。
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実は、今のグランパスは、DF陣の層はけっこう厚い。
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GK:楢崎
DF:竹内(RB)、増川(CB)、バヤリッツァ(LB)
MF:吉田(DH)、マギヌン(RSH)、アレックス(LSH)、小川(ST)
FW:ブルザノビッチ(RW)、ケネディ(CF)、玉田(LW)
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現在10位で低迷していることなどどうでもよくなってきそうなほどのメンバーじゃないか。
なになに?
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それでもあえて言おう。
これなら我が名古屋グランパスのメンバーも決してそれらに劣ることはない!
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神様を見放してしまったピクシー [J1]
「ホラームービーのようだ」
こうこの試合を評した、我が名古屋グランパスの指揮官、「ピクシー」ことストイコビッチ監督。
たしかにこれをサッカーの試合として片付けるにはあまりにも現実離れしすぎている。
信じられないよ・・・。
こんなことが世の中の理としてあっていいものだろうか?
だってついこないだも、ナビスコカップで鹿島アントラーズが川崎フロンターレに“等々力の悲劇”を味わったばかりなのに・・・。
今度は、我がグランパスまでそんな目にあってしまうとは・・・。
そう、J1第20節・名古屋グランパスVS大分トリニータの試合は、なんと大分トリニータに逆転負け!
それも、90分過ぎても、我が名古屋グランパスが1-0で勝っていたのだ。
にもかかわらず、ロスタイム4分の間に、同点に追いつかれ、挙句の果てには逆転ゴールまで許してしまうとは・・・。
それも相手は最下位の大分トリニータだぞ。
ああ神様、あまりにもあんまりじゃないですか・・・。
このやり場のないせつなさをいったいどうしていいのやら・・・。
しかも、対戦カードが9位のグランパスVS18位のトリニータでは注目度が少ないために、劇的な幕切れのわりには世間の扱いはたいしたことなかったようだ。
まさに我が名古屋グランパスの存在感のなさをも、改めて浮き彫りにされた形となったとも言えよう。
でも、ここまでのロスタイムぎりぎりでの2得点逆転ゴールって珍しいよな・・・。
過去にあったっけ、今回みたいなの?
・・・あったな、思い出してみると。
そう、UEFAチャンピオンズリーグ98-99決勝戦・バイエルン・ミュンヘンVSマンチェスター・ユナイテッド戦。
Manchester United - Champions League Final'99
このありえないマンチェスターUのロスタイム逆転劇に、まさにそっくりだぜ・・・。
そう考えると、グランパスとトリニータのサポーターにとっては、まさにUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦にも匹敵する試合だったとも言えよう。
思えば、あのころは客観的な立場でしか試合を見ていなかったので、それはもうマンチェスターUのあまりのスゴさだけに魅了されていた気がする。
だが、この日のグランパスの悲劇を実感したあとでは、そんな感情はこれっぽちも湧かないよ。
そう、ただただバイエルン・ミュンヘンのせつなさだけが心に溢れかえるというものだ・・・。
それにしても、このタイミングでオールスターJOMOカップを間にはさむことにより、Jリーグは2週間中断することになる。
つまり、グランパス・サポーターとしては、この苦痛を2週間も抱えて生活しなければならないのだ。
つらい、つらすぎるぜ、この中断・・・。
まあ終わったことをただ嘆いていても仕方がない。
一体全体なぜこのようなことが起こってしまったのだろうか?
ゲームの流れだけをとれば、その答えは簡単だが・・・。
1点をリードした名古屋グランパスが、試合終了が近づくにつれて玉田、ケネディ、マギヌンという攻撃陣を下げ、吉村、バヤリッツァという守備的な選手を投入することで、ガチガチの守りに入ったことこそ、このような悲劇を招いた要因だろう。
そう、まさに古きイタリア代表を思わせんばかりの、恥も外聞も無いカテナチオ戦法の失敗例!
見るものの愉悦を無視し、ましてや成長段階における子供への教育的悪影響など考えもしていないだろう、最低最悪の利己主義的時間稼ぎだったぜ。
コーナーキックを迎えても、攻撃することなくライン際でせこいボールキープに走っていたグランパス・・・。
必殺のカウンターチャンスを迎えても最後はシュートを撃つことなく、やはりライン際でボールキープに走っていたグランパス・・・。
おそらく3日前の鹿島アントラーズの敗北が示してくれた教訓など、選手の頭にはまるで記憶になかったのだろう。
そして、そんな万死に値するような「ホラームービー」の名作を作り上げてしまったのが、我が名古屋の“暴れる指揮官”、ピクシーその人だ!
思えば、去年、ひ弱な名古屋グランパスがリーグ3位まで昇りつめることができたのは、このピクシーなくしてはありえない。
そして、今年に入りグランパスがここまで10位と低迷しているのも、やはりピクシーなくしてはありえない気がする・・・。
今年になって新加入したダヴィ、田中隼麿の2人の助っ人。
間近で見てきたグランパス・サポーターからすると、助っ人どころか足を引っ張ってるぜ、この2人は・・・。
これは憶測ではあるが、まさかピクシーが要望してたんじゃないだろうな?
代わりにグランパスを出ていってしまった、去年の大躍進の立役者の1人でもある、元ノルウェー代表FWフローデ・ヨンセンは、清水エスパルスでも引き続き大活躍しているようだが・・・。
相棒の岡崎の10得点がまさにその表れだろうよ。
で、今現時点でもまさに田中隼麿加入のあおりを食っている形の、右サイドバックの竹内彬!
いったいいつになったら竹内を出してくれるのやら・・・。
この日はサブにも入ってなかったようだが、ケガでもしてるのか、竹内は?
それならそれで仕方ないが、そうでないんだとしたら、竹内ほどの男は他チームに出ていってしまうぞ、きっと。
下手すれば日本代表だってありうるほどのポテンシャルを秘めた選手だと、個人的には期待してるんだが・・・。
そしてこの日の極めつけは、ピクシーのこの采配だ。
あろうことに、“ジーザス・クライスト”、ジョシュア・ケネディを後半で下げてしまったこと!
これに尽きるだろう。
つい最近まで「4連敗」+「2連敗」という降格スパイラルに向かっていたグランパスを、劇的に立ち直らせた男が、このケネディだろうに・・・。
そんなこのチームの核ともいえるケネディを下げてしまうもんだから、ダメなころのグランパスに戻ってしまうのは当然じゃないか。
そう、鹿島アントラーズに3-0で負け、FC東京にも3-0、5-1で負け、試合を重ねるごとに失点を繰り返していたグランパスに!
守って守れるものなら、とっくに守りきれていたはずなのだ。
そして、そういう守りきれるチーム状況ではないことを、リーグ戦の早い段階で早々に示してしまっていた、このピクシー・グランパス。
まさしく「神様」であるケネディを見放してしまった時点で、最後の最後で勝利の「神様」に見放されてしまったとも言えよう。
さあ、これで次の試合はどう立て直してくるのだろうか?
聞けば、浦和レッズから元日本代表左サイドバック、アレックス(三都主アレッサンドロ)を獲得したとのニュースを聞いたが・・・。
同じポジションで大活躍している、左サイドの名キッカー、阿部翔平とかなりそのキャラがダブるんだが、その辺は何か意図があるんだろうな?
まさか阿部翔平を外すなんてことはしないでくれよ、ピクシー。
補強をするたびにどんどん悪い方向に崩れていくグランパスだけに、過去最高のパフォーマンスをあげた去年のチームを思い出してもらい、決して「映画監督」ではなく「サッカーの監督」であるということを、再度証明してくれることを期待しているぞ、ピクシー!
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川崎フロンターレの脅威の“ジェットストリームアタック”! [J1]
サッカー・ナビスコカップ2009・準々決勝・第2戦目、鹿島アントラーズVS川崎フロンターレ(29日、等々力)は3-0で、なんと川崎フロンターレが勝利!
周囲の誰もが思っていなかったほどの大どんでん返しとなる、驚愕の結末を迎えてしまったようだ・・・。
そもそも第1戦では鹿島アントラーズがホームで1-0で勝利しており、かつ今の「J1リーグ17戦無敗」という驚異的無敗記録を更新し続けるぶっちぎりの状況を考えると、鹿島アントラーズが相当有利に戦える状況ではあったと思うのだが・・・。
各社のニュース記事などを読むと、こう記述されているものが多い。
「鹿島アントラーズ、一発勝負の弱さを露呈!」
確かに、鹿島アントラーズは、去年のAFCチャンピオンズリーグでも、対アデレードユナイテッド戦で早々と姿を消し、その雪辱をかけた今年のAFCチャンピオンズリーグでの対FCソウル戦でも、圧倒的に攻め込みながら、無念のPK戦敗退を喫している・・・。
そして今回のナビスコカップでも、やはり1回戦で早々と敗退・・・と。
「リーグ戦での勝点の積み重ね合戦はぶっちぎり」だとしても、こういう極度のプレッシャーのかかった一戦でのモロさを見る限り、「王者」・「チャンピオン」と呼ぶにはふさわしくない感じもするな、鹿島アントラーズ・・・。
「サッカーの能力」はダントツ抜けてるのは明らかだとしても、どことなく「精神的な臆病さ」が感じられるとでもいうか・・・。
そう考えると、「チャンピオン」という、強さの象徴でもある称号を獲得するのに、ただ「勝点を積み重ねただけのチームが強い」とする、Jリーグのルールそのものにも問題があるとも言えよう。
一方で、その「現時点ではぶっちぎりのチャンピオン」の鹿島アントラーズを奈落の底へと葬り去ってしまった川崎フロンターレ。
思えば、先にのAFCチャンピオンズリーグ第1回戦でも、ガンバ大阪にやはり土壇場の逆転勝利をもぎとり、2008年アジアチャンピオンをドン底に突き落としてるんだよな・・・。
そう考えると、この川崎フロンターレこそ、今もっともJリーグで恐ろしいチームと言えるのかもしれない。
そう、まさに狙った獲物は逃さないハンターとでも言うか・・・。
この試合でも90分を過ぎて試合が終了する間際までは0-0というスコアのままで、このままいけば鹿島アントラーズが準決勝に駒を進めることが確実と言える状況ではあった。
そして4分と表示されたロスタイムだったが、その4分をすでに経過した時点でも、まだなお0-0というスコアのままで、まさしく試合は今にも終わろうとしていた。
と、その時だ。
ドラマはその30秒後に起こってしまった。
ペナルティエリア右側でボールを持ったこの男が、信じられない奇跡を起こしてしまったのだ・・・。
そう、川崎フロンターレを長きにわたって支えてきた、今期もここまで8得点と、31才にしてまだなお実力の衰えるところを知らない、“日本国内ブラジル代表”、ジュニーニョだ!
ディフェンダーにシュートコースを完全に防がれながらも、ワンステップで値千金のミラクルゴール!
まさしく、技術、精神力ともに一流アスリートとしてのスーパーゴールだったと言えよう。
それにしても、こんな常識的にはありえないことが起こってしまってもいいのだろうか・・・。
それこそ、鹿島アントラーズの立場からしたら、あのオフト・ジャパンの“ドーハの悲劇”にも匹敵するほどの歴史的大惨事に違いない。
そりゃあ、試合後にアントラーズのオリベイラ監督がこう抗議する気持ちも当然といえば当然だ。
「本当は終わっている試合なのに笛が吹かれなかった!」
この日本サッカー史に残る歴史的同点ゴールを叩き込んだ時点で、すでに勝負は決していたとも言えよう。
時として理不尽と背中合わせのサッカーという舞台において、ショックを隠せない鹿島アントラーズに対し、ホームでもあり、かつ勢いにのる川崎フロンターレがよもや負けるはずがない。
延長戦でも2-0とし、合計3-1で、文句なしの「17戦無敗王者狩り」を見事やってのけてしまった。
その延長戦で勝負を決定づける逆転ゴールを叩き込んだ男たちが、この2人だ。
そう、北朝鮮代表として、核兵器所有や拉致問題などを世界中で大非難されている同国を、44年ぶりにワールドカップに導いてしまった、“国籍不詳のDJストライカー”、鄭 大世(チョン・テセ)!
そしてもう1人が、かつては“王様”ペレが所属したサントスFC(ブラジル)で育ち、祖国ブラジルでは“ロビーニョ2世”の異名をもつ、神出鬼没のストライカー、「ヘナ」こと、レナチーニョだ。
ジュニーニョ、鄭 大世(チョン・テセ)、そしてレナチーニョ・・・。
この3人のストライカーが繰り出す攻撃は、ハッキリ言ってヤバいだろう!
誰か1人いるだけでも相当の脅威だと思うのだが、そんなストライカーが3人も顔をそろえていると言うのだから・・・。
あのガンダムを窮地に追いやった、黒い三連星による“ジェットストリームアタック”を思い出してしまいそうだ・・・。
そこへもってきて、MFには日本代表の誇る“ファンタジスタ”中村憲剛がおり、かつ、これまたサントスFCからやってきた、先の2人のブラジル人に勝るとも劣らない、ヴィトール・ジュニオールがいるのだ。
ここまで濃い攻撃陣をそろえたチームが他にあるだろうか・・・?
11人中GKが1人いるから残りは10人。
そのうちの5人がほぼストライカーだというのだから・・・。
たとえシステムが2トップだろうと3トップだろうと、これだけは言えるだろう。
川崎フロンターレは事実上5トップだと!
ん?
待てよ?
冷静に考えれば、今日戦った鹿島アントラーズより、川崎フロンターレのほうが、選手個人の力量としては勝っているような気がしないでもないぞ。
少なくとも攻撃陣においては!
そんな川崎フロンターレがリーグで4位にいることのほうがむしろ不自然だろう。
思えば、前節でも京都サンガ相手に1-3で逆転負けしてしまったんだよな、川崎フロンターレ・・・。
そういう意味では、「強さの極限値」はJリーグ最高であっても、時としてそれを発揮できないこともあるということなんだろうか?
ハンターとして狙った獲物は逃さなくとも、逆に狙われてしまった場合は、時としてやられてしまう・・・!
・・・そんなチームなのかもしれないな、川崎フロンターレ。
だが、この川崎フロンターレは、我が名古屋グランパスともに、AFCチャンピオンズリーグで勝ち残っているチームであることを忘れてはいけない。
そして奇しくも、この両者は次のACL準々決勝で激突してしまうのだ。
すなわち、ACLは、どちらかが残ってどちらかが脱落する・・・と。
こんなことを言ってしまうとサポーター失格なのかもしれないが、ACLは川崎フロンターレが勝ってくれたほうがふさわしいよな、アジアチャンピオンとして・・・。
ていうか、我がグランパスが間違って勝ってしまおうものなら、その先の「西アジア勢」との戦いの中で、アッサリ負けてしまいそうで怖いのだ。
そう、これは自分の応援してるチームさえ勝てばいいとかそういう問題で済む話ではない!
2007年アジアチャンピオンは浦和レッズ。
2008年アジアチャンピオンはガンバ大阪。
ならば2009年も、Jリーグ勢からアジアチャンピオンが生まれなければならない使命があるのだ、川崎フロンターレにも名古屋グランパスにも!
これまで長きにわたってアジアサッカーを訳の分からない方向に牽引し、かつ今もなおどこへ向かおうとしてるのかいっそう分からない、アジアサッカー低迷の根源である、「西アジア勢」!
その「西アジア勢」にACLで負けてしまうなどということだけは、間違っても避けねばならん!
そういう意味では、まさしくワールドクラスの攻撃陣をそろえた川崎フロンターレこそ、アジアのチャンピオンとして輝くにふさわしいチームに仕上がっていると言えよう。
実は、黙っていても、もともとこの2チームはかみ合う。
「パス・サッカーの名古屋グランパス」VS「カウンター・サッカーの川崎フロンターレ」という絶妙の組み合わせによって!
その両者の対決の結末は、今さら言うまでもない。
「カウンター・サッカーの川崎フロンターレ」が決まって常勝という、すでに自然界の法則と言っても過言ではないほどの恐ろしいデータが出ているのだ!
まあ、僕らグランパス・サポーターがどう一生懸命応援しようが、万に1つもグランパスに勝ち目はあるまいて・・・。
もちろんそうは言っても、勝負は生モノであることに変わりはない。
そういう楽観的な油断から、ひ弱な我が名古屋グランパスに足元を救われることのないよう、川崎フロンターレには細心の注意を払ってACL準々決勝に臨んでほしものだ。
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確かに、鹿島アントラーズは、去年のAFCチャンピオンズリーグでも、対アデレードユナイテッド戦で早々と姿を消し、その雪辱をかけた今年のAFCチャンピオンズリーグでの対FCソウル戦でも、圧倒的に攻め込みながら、無念のPK戦敗退を喫している・・・。
そして今回のナビスコカップでも、やはり1回戦で早々と敗退・・・と。
「リーグ戦での勝点の積み重ね合戦はぶっちぎり」だとしても、こういう極度のプレッシャーのかかった一戦でのモロさを見る限り、「王者」・「チャンピオン」と呼ぶにはふさわしくない感じもするな、鹿島アントラーズ・・・。
「サッカーの能力」はダントツ抜けてるのは明らかだとしても、どことなく「精神的な臆病さ」が感じられるとでもいうか・・・。
そう考えると、「チャンピオン」という、強さの象徴でもある称号を獲得するのに、ただ「勝点を積み重ねただけのチームが強い」とする、Jリーグのルールそのものにも問題があるとも言えよう。
一方で、その「現時点ではぶっちぎりのチャンピオン」の鹿島アントラーズを奈落の底へと葬り去ってしまった川崎フロンターレ。
思えば、先にのAFCチャンピオンズリーグ第1回戦でも、ガンバ大阪にやはり土壇場の逆転勝利をもぎとり、2008年アジアチャンピオンをドン底に突き落としてるんだよな・・・。
そう考えると、この川崎フロンターレこそ、今もっともJリーグで恐ろしいチームと言えるのかもしれない。
そう、まさに狙った獲物は逃さないハンターとでも言うか・・・。
この試合でも90分を過ぎて試合が終了する間際までは0-0というスコアのままで、このままいけば鹿島アントラーズが準決勝に駒を進めることが確実と言える状況ではあった。
そして4分と表示されたロスタイムだったが、その4分をすでに経過した時点でも、まだなお0-0というスコアのままで、まさしく試合は今にも終わろうとしていた。
と、その時だ。
ドラマはその30秒後に起こってしまった。
ペナルティエリア右側でボールを持ったこの男が、信じられない奇跡を起こしてしまったのだ・・・。
そう、川崎フロンターレを長きにわたって支えてきた、今期もここまで8得点と、31才にしてまだなお実力の衰えるところを知らない、“日本国内ブラジル代表”、ジュニーニョだ!
ディフェンダーにシュートコースを完全に防がれながらも、ワンステップで値千金のミラクルゴール!
まさしく、技術、精神力ともに一流アスリートとしてのスーパーゴールだったと言えよう。
それにしても、こんな常識的にはありえないことが起こってしまってもいいのだろうか・・・。
それこそ、鹿島アントラーズの立場からしたら、あのオフト・ジャパンの“ドーハの悲劇”にも匹敵するほどの歴史的大惨事に違いない。
そりゃあ、試合後にアントラーズのオリベイラ監督がこう抗議する気持ちも当然といえば当然だ。
「本当は終わっている試合なのに笛が吹かれなかった!」
この日本サッカー史に残る歴史的同点ゴールを叩き込んだ時点で、すでに勝負は決していたとも言えよう。
時として理不尽と背中合わせのサッカーという舞台において、ショックを隠せない鹿島アントラーズに対し、ホームでもあり、かつ勢いにのる川崎フロンターレがよもや負けるはずがない。
延長戦でも2-0とし、合計3-1で、文句なしの「17戦無敗王者狩り」を見事やってのけてしまった。
その延長戦で勝負を決定づける逆転ゴールを叩き込んだ男たちが、この2人だ。
そう、北朝鮮代表として、核兵器所有や拉致問題などを世界中で大非難されている同国を、44年ぶりにワールドカップに導いてしまった、“国籍不詳のDJストライカー”、鄭 大世(チョン・テセ)!
そしてもう1人が、かつては“王様”ペレが所属したサントスFC(ブラジル)で育ち、祖国ブラジルでは“ロビーニョ2世”の異名をもつ、神出鬼没のストライカー、「ヘナ」こと、レナチーニョだ。
ジュニーニョ、鄭 大世(チョン・テセ)、そしてレナチーニョ・・・。
この3人のストライカーが繰り出す攻撃は、ハッキリ言ってヤバいだろう!
誰か1人いるだけでも相当の脅威だと思うのだが、そんなストライカーが3人も顔をそろえていると言うのだから・・・。
あのガンダムを窮地に追いやった、黒い三連星による“ジェットストリームアタック”を思い出してしまいそうだ・・・。
そこへもってきて、MFには日本代表の誇る“ファンタジスタ”中村憲剛がおり、かつ、これまたサントスFCからやってきた、先の2人のブラジル人に勝るとも劣らない、ヴィトール・ジュニオールがいるのだ。
ここまで濃い攻撃陣をそろえたチームが他にあるだろうか・・・?
11人中GKが1人いるから残りは10人。
そのうちの5人がほぼストライカーだというのだから・・・。
たとえシステムが2トップだろうと3トップだろうと、これだけは言えるだろう。
川崎フロンターレは事実上5トップだと!
ん?
待てよ?
冷静に考えれば、今日戦った鹿島アントラーズより、川崎フロンターレのほうが、選手個人の力量としては勝っているような気がしないでもないぞ。
少なくとも攻撃陣においては!
そんな川崎フロンターレがリーグで4位にいることのほうがむしろ不自然だろう。
思えば、前節でも京都サンガ相手に1-3で逆転負けしてしまったんだよな、川崎フロンターレ・・・。
そういう意味では、「強さの極限値」はJリーグ最高であっても、時としてそれを発揮できないこともあるということなんだろうか?
ハンターとして狙った獲物は逃さなくとも、逆に狙われてしまった場合は、時としてやられてしまう・・・!
・・・そんなチームなのかもしれないな、川崎フロンターレ。
だが、この川崎フロンターレは、我が名古屋グランパスともに、AFCチャンピオンズリーグで勝ち残っているチームであることを忘れてはいけない。
そして奇しくも、この両者は次のACL準々決勝で激突してしまうのだ。
すなわち、ACLは、どちらかが残ってどちらかが脱落する・・・と。
こんなことを言ってしまうとサポーター失格なのかもしれないが、ACLは川崎フロンターレが勝ってくれたほうがふさわしいよな、アジアチャンピオンとして・・・。
ていうか、我がグランパスが間違って勝ってしまおうものなら、その先の「西アジア勢」との戦いの中で、アッサリ負けてしまいそうで怖いのだ。
そう、これは自分の応援してるチームさえ勝てばいいとかそういう問題で済む話ではない!
2007年アジアチャンピオンは浦和レッズ。
2008年アジアチャンピオンはガンバ大阪。
ならば2009年も、Jリーグ勢からアジアチャンピオンが生まれなければならない使命があるのだ、川崎フロンターレにも名古屋グランパスにも!
これまで長きにわたってアジアサッカーを訳の分からない方向に牽引し、かつ今もなおどこへ向かおうとしてるのかいっそう分からない、アジアサッカー低迷の根源である、「西アジア勢」!
その「西アジア勢」にACLで負けてしまうなどということだけは、間違っても避けねばならん!
そういう意味では、まさしくワールドクラスの攻撃陣をそろえた川崎フロンターレこそ、アジアのチャンピオンとして輝くにふさわしいチームに仕上がっていると言えよう。
実は、黙っていても、もともとこの2チームはかみ合う。
「パス・サッカーの名古屋グランパス」VS「カウンター・サッカーの川崎フロンターレ」という絶妙の組み合わせによって!
その両者の対決の結末は、今さら言うまでもない。
「カウンター・サッカーの川崎フロンターレ」が決まって常勝という、すでに自然界の法則と言っても過言ではないほどの恐ろしいデータが出ているのだ!
まあ、僕らグランパス・サポーターがどう一生懸命応援しようが、万に1つもグランパスに勝ち目はあるまいて・・・。
もちろんそうは言っても、勝負は生モノであることに変わりはない。
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ドラマだけでなく、サッカーまでも日本を手玉に取っている“韓流”! [J1]
J1・第19節・ジュビロ磐田VS横浜Fマリノス(26日・ヤマハスタジアム)の試合は、1-1の引き分けに終わった。
両チームとも日本代表経験のある選手をズラリと抱えるチームだけに、選手を見ると言う意味では非常に興味深い戦いではあった。
そんな濃い選手のそろった両チームの中で、日本中の誰もが注目していた選手が1人いる。
そう、フランスのパリ・サンジェルマンへの突然の移籍内定により、入団わずか2ヶ月でジュビロ磐田を電撃退団したにもかかわらず、想定外の契約破棄によって、なんとまたもジュビロに戻ってくることになってしまった、韓国代表FW李根鎬(イ グノ)(24才)だ!
それにしても一度はフったはずのジュビロ磐田なのに、1ヶ月ですぐに戻ってくるとは・・・。
1ヶ月前にお別れセレモニーもやってもらってたんだよな、李根鎬(イ グノ)は・・・。
交際を始めて2ヶ月でその相手をフったにもかかわらず、今度は本命の相手に1ヶ月でフられたために、またキープの相手とヨリを戻したと・・・。
これが男女の関係ならば、こんな最低な男はいないぜ、李根鎬(イ グノ)よ。
だが、ジュビロ磐田のサポーターはそんなことはこれっぽっちも気にしていないようだ。
だって、戻ってきてすぐのこの横浜Fマリノス戦でも、開始6分でいきなりゴール!・・・ってあんたね~。
そりゃ、最低どころか「最高」の男だわな~、李根鎬(イ グノ)!
やはりただ者ではなかったことは確かなようだ。
いや、この1ヶ月間ろくすっぽ練習もできていなかったことも考えたら、いっそう李根鎬(イ グノ)のスゴさが際立つというものだろう。
韓国代表FWという肩書き以上に、規格外のスケールを秘めた選手であることを、この試合でもまたもや証明してしまった形だ。
ただ、この李根鎬(イ グノ)がスゴいのはプレー面だけではない。
本当にスゴいと魅力を感じるのは、むしろそのキャラクターだろう。
変に気取るところもなく、いつもニコニコして明るい。
ゴール後のパフォーマンスを見ても、感情を表に出しながらも、かつ品性があり、そしてどことなく愛くるしいから好感がもてるんだよな、李根鎬(イ グノ)は・・・。
周囲に愛されるキャラクターとでも言うか・・・。
それを当然、ジュビロ・サポーターも感じてるんだろう。
この日の試合前には、1度はフられたはずの李根鎬(イ グノ)を、うれしさ精一杯の大歓声で迎えたそうだ。
笑顔で迎えたジュビロ・サポーターも賞賛に値するが、そういう状況での声援を受けて、李根鎬(イ グノ)ほどの男が何も感じないはずがない。
「感動した!サポーターの声援に応えるためにも一生懸命やる!」
こう発言し、あげくの果てには、スパイクの色も韓国代表カラーの「赤」から、ジュビロ磐田カラーの「サックスブルー」に変えてしまったようだ・・・。
なんとも正直でハッキリした分かりやすい、スター性を備えた人間じゃないか、李根鎬(イ グノ)よ!
日本の中でもこれだけの注目を浴び、サポーターに愛されているのだ。
ましてや本土の韓国ではどれほどの大注目を浴びて、愛されていることか・・・。
そんな韓国きってのスーパースターが今まさにJリーグでプレーしているということを、サッカーファンとして、まずは素直に喜ぼう。
だが、一方で手放しで喜んでいられないこともある。
それは日本サッカーのプライド、そして日本代表のプライドを考えたときに、あまりにも李根鎬(イ グノ)の存在が脅威的であることだ。
李根鎬(イ グノ)は、すでにJリーグでは7得点をたたき出しているわけだが、これはただの7得点ではない。
そう、たった9試合での7得点なのだ!
19試合を終えた時点で、岡田ジャパンの不動のストライカー、岡崎慎二(清水エスパルス)、そして“サポーター・ジャパン“の一押しストライカー、石川直宏(FC東京)の2人が、ともに10得点で日本人得点王として並んではいる。
だが、この李根鎬(イ グノ)の桁外れのスケールの前では、彼らのファンタスティックな存在も霞んでしまいそうだよ・・・。
このままのペースで行けば、ぶっちゃけ、得点王は李根鎬(イ グノ)で決まりそうだよな・・・。
それもダントツで!
あるいは、ジュビロ磐田が優勝しようものなら、李根鎬(イ グノ)がMVPを獲得してしまっても、僕は驚かないよ・・・。
思えば、映画やドラマの世界でも「韓国のドラマは面白い!」ともてはやされ、逆に「日本のドラマはつまらないよね~」なんて声もチラホラ聞こえてくる最近の芸能界事情・・・。
“韓流”という言葉は、もはやこの日本では当たり前のように聞かれる言葉になってしまっているようだ。
その“韓流”が、映画やドラマだけでは飽き足らず、今や日本サッカー界まで手玉に取ろうというのだから・・・。
ジャンルを問わず、恐るべし、“韓流”!
ちなみに、この、“韓流スター”にゾッコンの方々に聞いてみたところ、決まって返ってくる言葉が、彼らの「人間性」だ。
例えば、何気ないコメントなどからでも、「相手を思いやる深み」のようなものを感じるらしく、そこに魅かれるとのことらしいが・・・。
言われてみると、李根鎬(イ グノ)も敬虔なクリスチャンだそうで、この試合のゴール後もピッチにひざまずいて祈りのポーズをささげながら、「パスが素晴らしかった」と味方に感謝したらしい。
無宗教の日本人には絶対ありえない行為だよな、「祈り」ながら「感謝」なんて・・・。
おそらく、サッカー以前に、その国の文化や生い立ち、宗教的なものが複雑に絡み合って、日本人にはない「深みのある人間性」というものが確立されるのだろう。
そういう“韓流スター”が今まさにJリーグでも大活躍していることは、たしかに日本サッカー界にとって脅威であると同時に、「人間性」という人としての基本的な魅力の重要性を我々日本人に気づかせてくれる、この上なく素晴らしい贈り物であるとも言えよう。
いまや「アジア枠」によって、韓国代表クラスの選手をバンバンJリーグに呼べるようになったことは、サポーターの立場からは喜ばしいことだ。
思えば、あのマンチェスター・ユナイテッドでもFWとして大活躍している朴智星(パク チソン)は、かつて京都サンガでプレーしていた。
そして、その京都サンガを今まさに鉄壁の守備で支えるDF李正秀(イ ジョンス)も、現在の韓国代表の中心的選手だ。
それならば、いっそのこと、韓国代表を全員Jリーグに呼んでしまったらどうなんだ?
「気づいたら日本人よりも韓国人のほうがたくさんいた」なんてのも、ある意味で笑えるよな。
もともと日本人、特に女性に人気の高い“韓流”なのだ。
サッカーには興味がなくとも、「韓国人選手」に興味を抱く女性も少なくないに違いない。
そういう意味で、韓国代表クラスの、実力も人気も兼ね備えた選手をバンバン起用して、“韓流スター”としてタレント的に売り出していくなんてのも、Jリーグクラブ経営の一つの方法として面白いんじゃないの?
先日のレアル・マドリードのクリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)、カカ(ブラジル代表)の大々的な入団会見のように、今の時代のサッカー選手は「スター」、「タレント」であるべき時代なのだ。
ただタマ蹴りの技術に長けているだけで、サポーターに対して人間的部分でのアピールを全くしようとしないサラリーマン選手では、サポーターとしても時間とお金を使ってまで見ようという気にならないというもの。
岡田ジャパンの視聴率が延々と下がり続けているのに加えて、Jリーグの試合も高額の放映権料に見合わないという理由で、サッカーの試合中継はBSかスカパーでしか見れない時代にまさに突入しようとしている・・・。
だからこそ、一度初心に返り、「サッカーというコンテンツの魅力とはどんなものなのか?」ということを、もう一度哲学的に見直してみる必要がある時期にきていると言えよう。
そして、そんな窮地に追い込まれている日本サッカー界において、“韓流スター”の資質を潜在的に備えた李根鎬(イ グノ)の大活躍は、まさにJリーグの進むべき道を新たに示してくれるために戻ってきた「救世主」としての姿なのかもしれない。
つまり、この状況を最大のチャンスと捉え、Jリーグがその“韓流スター”の資質を「スター」としてきっちり育てあげることができるのか!
あるいは、「ただのサッカーのうまい韓国代表選手」としてしか育てられず、その“韓流スター”としての芽を摘んでしまう形で終わってしまうのか・・・!
そこは日本サッカー協会やJリーグ各クラブの「政治力」、「経営力」次第ということになりそうだ。
まあ、実はそこが日本サッカー界の抱える一番の問題なんだろうがな・・・。
そう考えるとやっぱり不安だ・・・。
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両チームとも日本代表経験のある選手をズラリと抱えるチームだけに、選手を見ると言う意味では非常に興味深い戦いではあった。
そんな濃い選手のそろった両チームの中で、日本中の誰もが注目していた選手が1人いる。
そう、フランスのパリ・サンジェルマンへの突然の移籍内定により、入団わずか2ヶ月でジュビロ磐田を電撃退団したにもかかわらず、想定外の契約破棄によって、なんとまたもジュビロに戻ってくることになってしまった、韓国代表FW李根鎬(イ グノ)(24才)だ!
それにしても一度はフったはずのジュビロ磐田なのに、1ヶ月ですぐに戻ってくるとは・・・。
1ヶ月前にお別れセレモニーもやってもらってたんだよな、李根鎬(イ グノ)は・・・。
交際を始めて2ヶ月でその相手をフったにもかかわらず、今度は本命の相手に1ヶ月でフられたために、またキープの相手とヨリを戻したと・・・。
これが男女の関係ならば、こんな最低な男はいないぜ、李根鎬(イ グノ)よ。
だが、ジュビロ磐田のサポーターはそんなことはこれっぽっちも気にしていないようだ。
だって、戻ってきてすぐのこの横浜Fマリノス戦でも、開始6分でいきなりゴール!・・・ってあんたね~。
そりゃ、最低どころか「最高」の男だわな~、李根鎬(イ グノ)!
やはりただ者ではなかったことは確かなようだ。
いや、この1ヶ月間ろくすっぽ練習もできていなかったことも考えたら、いっそう李根鎬(イ グノ)のスゴさが際立つというものだろう。
韓国代表FWという肩書き以上に、規格外のスケールを秘めた選手であることを、この試合でもまたもや証明してしまった形だ。
ただ、この李根鎬(イ グノ)がスゴいのはプレー面だけではない。
本当にスゴいと魅力を感じるのは、むしろそのキャラクターだろう。
変に気取るところもなく、いつもニコニコして明るい。
ゴール後のパフォーマンスを見ても、感情を表に出しながらも、かつ品性があり、そしてどことなく愛くるしいから好感がもてるんだよな、李根鎬(イ グノ)は・・・。
周囲に愛されるキャラクターとでも言うか・・・。
それを当然、ジュビロ・サポーターも感じてるんだろう。
この日の試合前には、1度はフられたはずの李根鎬(イ グノ)を、うれしさ精一杯の大歓声で迎えたそうだ。
笑顔で迎えたジュビロ・サポーターも賞賛に値するが、そういう状況での声援を受けて、李根鎬(イ グノ)ほどの男が何も感じないはずがない。
「感動した!サポーターの声援に応えるためにも一生懸命やる!」
こう発言し、あげくの果てには、スパイクの色も韓国代表カラーの「赤」から、ジュビロ磐田カラーの「サックスブルー」に変えてしまったようだ・・・。
なんとも正直でハッキリした分かりやすい、スター性を備えた人間じゃないか、李根鎬(イ グノ)よ!
日本の中でもこれだけの注目を浴び、サポーターに愛されているのだ。
ましてや本土の韓国ではどれほどの大注目を浴びて、愛されていることか・・・。
そんな韓国きってのスーパースターが今まさにJリーグでプレーしているということを、サッカーファンとして、まずは素直に喜ぼう。
だが、一方で手放しで喜んでいられないこともある。
それは日本サッカーのプライド、そして日本代表のプライドを考えたときに、あまりにも李根鎬(イ グノ)の存在が脅威的であることだ。
李根鎬(イ グノ)は、すでにJリーグでは7得点をたたき出しているわけだが、これはただの7得点ではない。
そう、たった9試合での7得点なのだ!
19試合を終えた時点で、岡田ジャパンの不動のストライカー、岡崎慎二(清水エスパルス)、そして“サポーター・ジャパン“の一押しストライカー、石川直宏(FC東京)の2人が、ともに10得点で日本人得点王として並んではいる。
だが、この李根鎬(イ グノ)の桁外れのスケールの前では、彼らのファンタスティックな存在も霞んでしまいそうだよ・・・。
このままのペースで行けば、ぶっちゃけ、得点王は李根鎬(イ グノ)で決まりそうだよな・・・。
それもダントツで!
あるいは、ジュビロ磐田が優勝しようものなら、李根鎬(イ グノ)がMVPを獲得してしまっても、僕は驚かないよ・・・。
思えば、映画やドラマの世界でも「韓国のドラマは面白い!」ともてはやされ、逆に「日本のドラマはつまらないよね~」なんて声もチラホラ聞こえてくる最近の芸能界事情・・・。
“韓流”という言葉は、もはやこの日本では当たり前のように聞かれる言葉になってしまっているようだ。
その“韓流”が、映画やドラマだけでは飽き足らず、今や日本サッカー界まで手玉に取ろうというのだから・・・。
ジャンルを問わず、恐るべし、“韓流”!
ちなみに、この、“韓流スター”にゾッコンの方々に聞いてみたところ、決まって返ってくる言葉が、彼らの「人間性」だ。
例えば、何気ないコメントなどからでも、「相手を思いやる深み」のようなものを感じるらしく、そこに魅かれるとのことらしいが・・・。
言われてみると、李根鎬(イ グノ)も敬虔なクリスチャンだそうで、この試合のゴール後もピッチにひざまずいて祈りのポーズをささげながら、「パスが素晴らしかった」と味方に感謝したらしい。
無宗教の日本人には絶対ありえない行為だよな、「祈り」ながら「感謝」なんて・・・。
おそらく、サッカー以前に、その国の文化や生い立ち、宗教的なものが複雑に絡み合って、日本人にはない「深みのある人間性」というものが確立されるのだろう。
そういう“韓流スター”が今まさにJリーグでも大活躍していることは、たしかに日本サッカー界にとって脅威であると同時に、「人間性」という人としての基本的な魅力の重要性を我々日本人に気づかせてくれる、この上なく素晴らしい贈り物であるとも言えよう。
いまや「アジア枠」によって、韓国代表クラスの選手をバンバンJリーグに呼べるようになったことは、サポーターの立場からは喜ばしいことだ。
思えば、あのマンチェスター・ユナイテッドでもFWとして大活躍している朴智星(パク チソン)は、かつて京都サンガでプレーしていた。
そして、その京都サンガを今まさに鉄壁の守備で支えるDF李正秀(イ ジョンス)も、現在の韓国代表の中心的選手だ。
それならば、いっそのこと、韓国代表を全員Jリーグに呼んでしまったらどうなんだ?
「気づいたら日本人よりも韓国人のほうがたくさんいた」なんてのも、ある意味で笑えるよな。
もともと日本人、特に女性に人気の高い“韓流”なのだ。
サッカーには興味がなくとも、「韓国人選手」に興味を抱く女性も少なくないに違いない。
そういう意味で、韓国代表クラスの、実力も人気も兼ね備えた選手をバンバン起用して、“韓流スター”としてタレント的に売り出していくなんてのも、Jリーグクラブ経営の一つの方法として面白いんじゃないの?
先日のレアル・マドリードのクリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)、カカ(ブラジル代表)の大々的な入団会見のように、今の時代のサッカー選手は「スター」、「タレント」であるべき時代なのだ。
ただタマ蹴りの技術に長けているだけで、サポーターに対して人間的部分でのアピールを全くしようとしないサラリーマン選手では、サポーターとしても時間とお金を使ってまで見ようという気にならないというもの。
岡田ジャパンの視聴率が延々と下がり続けているのに加えて、Jリーグの試合も高額の放映権料に見合わないという理由で、サッカーの試合中継はBSかスカパーでしか見れない時代にまさに突入しようとしている・・・。
だからこそ、一度初心に返り、「サッカーというコンテンツの魅力とはどんなものなのか?」ということを、もう一度哲学的に見直してみる必要がある時期にきていると言えよう。
そして、そんな窮地に追い込まれている日本サッカー界において、“韓流スター”の資質を潜在的に備えた李根鎬(イ グノ)の大活躍は、まさにJリーグの進むべき道を新たに示してくれるために戻ってきた「救世主」としての姿なのかもしれない。
つまり、この状況を最大のチャンスと捉え、Jリーグがその“韓流スター”の資質を「スター」としてきっちり育てあげることができるのか!
あるいは、「ただのサッカーのうまい韓国代表選手」としてしか育てられず、その“韓流スター”としての芽を摘んでしまう形で終わってしまうのか・・・!
そこは日本サッカー協会やJリーグ各クラブの「政治力」、「経営力」次第ということになりそうだ。
まあ、実はそこが日本サッカー界の抱える一番の問題なんだろうがな・・・。
そう考えるとやっぱり不安だ・・・。
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京都サンガの神秘的な強さ [J1]
J1・第19節・川崎フロンターレVS京都サンガの試合は、京都サンガが3-1で勝利!
まさに周囲の予想を遥かに上回る、驚愕の結末となった。
それにしても、川崎フロンターレに勝ったこともスゴいが、3-1という大量スコアかつ2点差をつけての逆転勝利とは・・・。
いったい何がどうなっているのだ、京都サンガよ!
「サッカーは何が起こるか分からない」とはよく言うものの、そんなありきたりの一言で、この現象を結論づけてしまって、果たしていいものだろうか?
思えば前節での我が名古屋グランパスの1-1という引き分け。
なにを隠そう、対戦相手はこの京都サンガに他ならない。
ちなみに、今節の名古屋グランパスは、2位の浦和レッズに3-0で大勝している。
そして、同じく今節の京都サンガが3-1で川崎フロンターレという強豪チーム相手に大勝・・・と。
そう考えると、前節で我がグランパスが京都サンガ相手に1-1で引き分けたのは、今思えばやはり上出来の結果だったとも言えよう。
この試合の立役者は、なんと言ってもこの男だろう。
そう、スカパーのサッカー番組「Jリーグアフターショー」で、野々村芳和さんが「プレー中よりも、得点を獲った後にサポーターのもとへ走ってくときのスピードのほうが速い!」と周囲の爆笑をさそった、ディエゴだ!
なるほど、確かに普段は大きな体でのらりくらりとしているディエゴだが、得点後はものスゴいスピードで突進してくのが、テレビの映像をみるとよく分かる・・・。
速い・・・。
確かにはえーよ、このスピード!(笑)
しかも、今度はその京都サポーターの前で、なにやらおかしなダンスを踊っているようだ・・・。
口元に手をもっていって、人差し指を突き出しながら、こう鳥のクチバシのような感じで・・・。
ぷぷっ!
面白い!
面白すぎるぜ、ディエゴよ!
失礼な話で申し訳ないのだが、僕はこれまで京都サンガの試合をそこまで集中して見たことはなかった。
だが、こんなに面白いエンターテイナーがいたんだな、京都サンガには・・・。
いや、このディエゴをただの面白い選手として片付けてしまってはなるまいて。
何より、その放たれるシュートの強烈なこと強烈なこと。
この日もディエゴは2得点を叩きだしているが、90分の間にいったい何本の強烈なロングシュートを放ったことか・・・。
それもあの体だ。
サッカー選手というよりは、まるでアメフトの選手だろうに・・・。
それも生身の体にして、すでにプロテクターをまとっているかのようだ。
そんな人間離れした体で、これまた頻繁にロングシュートを撃つというのだから・・・。
ある意味、北朝鮮のミサイル問題よりも厄介だぜ、ディエゴのシュートは!
確かに、ただ面白いだけでなく、実力も兼ね備えたディエゴ要する京都サンガだが、決してディエゴの力だけで勝ったわけではないだろう。
そう、この試合はとにかく川崎フロンターレの攻撃がすごかったからな・・・。
なんと言っても、川崎フロンターレの攻撃力は今やJリーグNo.1と言っても過言ではない!
その攻撃力をもってして、AFCチャンピオンズリーグではガンバ大阪を葬りさってしまったほどだ。
そんな川崎フロンターレの破壊的攻撃力を目の前にしながら、わずか1失点に抑えてしまった京都サンガの鉄壁のディフェンスこそ、何よりも驚嘆に値しよう。
それにしても不思議だ。
よく試合を見ると、けっこう攻められてるんだよな、京都サンガ。
しかも、中盤を突破されてペナルティエリア付近で決定的シーンも作られており、危ないシュートも何本も撃たれているようだ・・・。
ジュニーニョしかり、レナチーニョしかり・・・。
だが、それでも得点にならない。
どういうわけだか、撃ったシュートがことごとくサンガ・ディフェンスにブロックされているのだ!
そう、最後の最後で止められてるとでも言うか・・・。
思えば、前節の名古屋グランパス戦でも、やはり圧倒的に攻められながらも、最後の最後でブロックしてたんだよな・・・。
なんとも不思議なディフェンス力だぜ、京都サンガ・・・。
このあたりは、韓国代表DF李正秀(イ ジョンス)と、オリンピック代表キャプテンを務めた水本の、両センターバックの作り出す「インテリジェンス」の賜物なのだろうか・・・?
少なくとも、この2人だけでシュートをブロックしているわけではないのは確かなようだ。
攻めているチームがおそらく京都サンガをナメてかかってしまうだけに、ゴール前での京都サンガのこの鉄壁の守備は、相手の肉体面はおろか、むしろ精神面のほうに大きなダメージをもたらしそうだよな・・・。
だって最後は一応撃たせてくれるんだもの・・・。
でも全部ブロックされる・・・。
そして、そのブロック後には、ディエゴをはじめとした一撃必殺のカウンターで、瞬く間に秒殺!
で、ゴール後には、「まるで温存していた体力はこのためか!」と言わんばかりの、ディエゴの不可解な猛ダッシュ・パフォーマンス・・・。
なんとも不気味なチームになったもんだぜ、京都サンガ・・・。
こんな訳の分からない試合をされたら、おそらく次の対戦相手も、この京都サンガをナメてかかってくるに違いない。
そしてその次も、その次の次も、その次の次の次も・・・。
ひょっとしたら、最終節までずっとナメてかかりっぱなしってこともあるんじゃないだろうか・・・?
そんな状況の中で、周囲の予想とはうらはらに、実はこの日のように真の実力を備えたチームだったとしたら・・・。
あるかもな、気づいたら京都サンガが優勝争いをしてる可能性も十分に!
そうなれば来年はAFCチャンピオンズリーグも戦うことになる。
思えば、「京都」という地域。
古く時代をさかのぼれば、あの歴史の教科書で習った「平城京」、「平安京」にたどり着くのだ。
僕ら日本人から見ても、「京都」という場所は歴史的かつ宗教的で、非常に趣がある場所だと言えよう。
ましてや海外からはどう映ることだろうか?
日本そのものが「東洋の神秘」、「ジパング」などと呼ばれたことからも想像できるように、なんとも言いがたい、得体の知れない映像を彼らは思い描くかもしれない・・・。
そう、まるで手が10本ぐらいある仏像の格好をした選手が、呪文を唱えながら11人でプレーしているかのような・・・。
そういう意味で、その京都サンガのかもしだす真の「不気味さ」は、今の得体の知れないプレースタイルがどうこういう以前に、「京都」という場所を拠点にした時点でそもそも備わっている「天性の不気味さ」かもしれないな・・・。
そう考えると、この京都サンガのつかみどころのない「不気味な強さ」は、むしろ国際試合でこそ、より際立つ可能性は十分ある。
彼らの作り出す「神懸かり的ディフェンス」という現象は、「神」の大地であるここ「京都」においては、窮地に追い込まれた相手に対して、ある種の超常的幻想をもたらすことも大いに考えられるのだから・・・。
そう、日本人が思っている以上に・・・。
京都サンガの順位は現時点で10位とはいえ、まだまだJ1リーグは半分を折り返したばかり。
本格化した感がある京都サンガには、この後もおそらくナメてかかってくる上位勢をバッタバッタなぎ倒してくれることを、今後も期待することとしよう。
そう、どことなく不気味な、いや神秘的な、「神懸かり的ディフェンス」によってな!
京都サンガF.C. ホームユニフォーム
まさに周囲の予想を遥かに上回る、驚愕の結末となった。
それにしても、川崎フロンターレに勝ったこともスゴいが、3-1という大量スコアかつ2点差をつけての逆転勝利とは・・・。
いったい何がどうなっているのだ、京都サンガよ!
「サッカーは何が起こるか分からない」とはよく言うものの、そんなありきたりの一言で、この現象を結論づけてしまって、果たしていいものだろうか?
思えば前節での我が名古屋グランパスの1-1という引き分け。
なにを隠そう、対戦相手はこの京都サンガに他ならない。
ちなみに、今節の名古屋グランパスは、2位の浦和レッズに3-0で大勝している。
そして、同じく今節の京都サンガが3-1で川崎フロンターレという強豪チーム相手に大勝・・・と。
そう考えると、前節で我がグランパスが京都サンガ相手に1-1で引き分けたのは、今思えばやはり上出来の結果だったとも言えよう。
この試合の立役者は、なんと言ってもこの男だろう。
そう、スカパーのサッカー番組「Jリーグアフターショー」で、野々村芳和さんが「プレー中よりも、得点を獲った後にサポーターのもとへ走ってくときのスピードのほうが速い!」と周囲の爆笑をさそった、ディエゴだ!
なるほど、確かに普段は大きな体でのらりくらりとしているディエゴだが、得点後はものスゴいスピードで突進してくのが、テレビの映像をみるとよく分かる・・・。
速い・・・。
確かにはえーよ、このスピード!(笑)
しかも、今度はその京都サポーターの前で、なにやらおかしなダンスを踊っているようだ・・・。
口元に手をもっていって、人差し指を突き出しながら、こう鳥のクチバシのような感じで・・・。
ぷぷっ!
面白い!
面白すぎるぜ、ディエゴよ!
失礼な話で申し訳ないのだが、僕はこれまで京都サンガの試合をそこまで集中して見たことはなかった。
だが、こんなに面白いエンターテイナーがいたんだな、京都サンガには・・・。
いや、このディエゴをただの面白い選手として片付けてしまってはなるまいて。
何より、その放たれるシュートの強烈なこと強烈なこと。
この日もディエゴは2得点を叩きだしているが、90分の間にいったい何本の強烈なロングシュートを放ったことか・・・。
それもあの体だ。
サッカー選手というよりは、まるでアメフトの選手だろうに・・・。
それも生身の体にして、すでにプロテクターをまとっているかのようだ。
そんな人間離れした体で、これまた頻繁にロングシュートを撃つというのだから・・・。
ある意味、北朝鮮のミサイル問題よりも厄介だぜ、ディエゴのシュートは!
確かに、ただ面白いだけでなく、実力も兼ね備えたディエゴ要する京都サンガだが、決してディエゴの力だけで勝ったわけではないだろう。
そう、この試合はとにかく川崎フロンターレの攻撃がすごかったからな・・・。
なんと言っても、川崎フロンターレの攻撃力は今やJリーグNo.1と言っても過言ではない!
その攻撃力をもってして、AFCチャンピオンズリーグではガンバ大阪を葬りさってしまったほどだ。
そんな川崎フロンターレの破壊的攻撃力を目の前にしながら、わずか1失点に抑えてしまった京都サンガの鉄壁のディフェンスこそ、何よりも驚嘆に値しよう。
それにしても不思議だ。
よく試合を見ると、けっこう攻められてるんだよな、京都サンガ。
しかも、中盤を突破されてペナルティエリア付近で決定的シーンも作られており、危ないシュートも何本も撃たれているようだ・・・。
ジュニーニョしかり、レナチーニョしかり・・・。
だが、それでも得点にならない。
どういうわけだか、撃ったシュートがことごとくサンガ・ディフェンスにブロックされているのだ!
そう、最後の最後で止められてるとでも言うか・・・。
思えば、前節の名古屋グランパス戦でも、やはり圧倒的に攻められながらも、最後の最後でブロックしてたんだよな・・・。
なんとも不思議なディフェンス力だぜ、京都サンガ・・・。
このあたりは、韓国代表DF李正秀(イ ジョンス)と、オリンピック代表キャプテンを務めた水本の、両センターバックの作り出す「インテリジェンス」の賜物なのだろうか・・・?
少なくとも、この2人だけでシュートをブロックしているわけではないのは確かなようだ。
攻めているチームがおそらく京都サンガをナメてかかってしまうだけに、ゴール前での京都サンガのこの鉄壁の守備は、相手の肉体面はおろか、むしろ精神面のほうに大きなダメージをもたらしそうだよな・・・。
だって最後は一応撃たせてくれるんだもの・・・。
でも全部ブロックされる・・・。
そして、そのブロック後には、ディエゴをはじめとした一撃必殺のカウンターで、瞬く間に秒殺!
で、ゴール後には、「まるで温存していた体力はこのためか!」と言わんばかりの、ディエゴの不可解な猛ダッシュ・パフォーマンス・・・。
なんとも不気味なチームになったもんだぜ、京都サンガ・・・。
こんな訳の分からない試合をされたら、おそらく次の対戦相手も、この京都サンガをナメてかかってくるに違いない。
そしてその次も、その次の次も、その次の次の次も・・・。
ひょっとしたら、最終節までずっとナメてかかりっぱなしってこともあるんじゃないだろうか・・・?
そんな状況の中で、周囲の予想とはうらはらに、実はこの日のように真の実力を備えたチームだったとしたら・・・。
あるかもな、気づいたら京都サンガが優勝争いをしてる可能性も十分に!
そうなれば来年はAFCチャンピオンズリーグも戦うことになる。
思えば、「京都」という地域。
古く時代をさかのぼれば、あの歴史の教科書で習った「平城京」、「平安京」にたどり着くのだ。
僕ら日本人から見ても、「京都」という場所は歴史的かつ宗教的で、非常に趣がある場所だと言えよう。
ましてや海外からはどう映ることだろうか?
日本そのものが「東洋の神秘」、「ジパング」などと呼ばれたことからも想像できるように、なんとも言いがたい、得体の知れない映像を彼らは思い描くかもしれない・・・。
そう、まるで手が10本ぐらいある仏像の格好をした選手が、呪文を唱えながら11人でプレーしているかのような・・・。
そういう意味で、その京都サンガのかもしだす真の「不気味さ」は、今の得体の知れないプレースタイルがどうこういう以前に、「京都」という場所を拠点にした時点でそもそも備わっている「天性の不気味さ」かもしれないな・・・。
そう考えると、この京都サンガのつかみどころのない「不気味な強さ」は、むしろ国際試合でこそ、より際立つ可能性は十分ある。
彼らの作り出す「神懸かり的ディフェンス」という現象は、「神」の大地であるここ「京都」においては、窮地に追い込まれた相手に対して、ある種の超常的幻想をもたらすことも大いに考えられるのだから・・・。
そう、日本人が思っている以上に・・・。
京都サンガの順位は現時点で10位とはいえ、まだまだJ1リーグは半分を折り返したばかり。
本格化した感がある京都サンガには、この後もおそらくナメてかかってくる上位勢をバッタバッタなぎ倒してくれることを、今後も期待することとしよう。
そう、どことなく不気味な、いや神秘的な、「神懸かり的ディフェンス」によってな!
京都サンガF.C. ホームユニフォーム
ケネディ・グランパス復活! [J1]
J1第19節・名古屋グランパスVS浦和レッズの試合は、な、な、なんと名古屋グランパスが3-0で大勝!
周囲の予想を覆す、大波乱の結果となった。
それにしても、リーグ下位に低迷する我が名古屋グランパスが、現時点2位の浦和レッズに3点差という大差で圧勝するとは・・・。
どうやら完全に復活したようだな、グランパスよ!
1点目は、小川佳純からのラストパスを、玉田がゴール!
2点目も、小川佳純からのラストパスをまたしても玉田がゴール!
今期19試合を終えてわずか1得点しか獲れていなかった、岡田ジャパンの“ゴースト・ストライカー”玉田が、こんな大事な場面でスーパーゴールを決めてくれた。
今日みたいにゴールを量産すれば、胸を張って南アフリカに行けそうだな、玉田よ!
たしかに、玉田にしても小川にしても、フリーでボールをもらえるシーンが多々あった。
これまでの試合ではそんなシーンはほとんどなかったもんな・・・。
玉田なんて下がってきてはバックパスを繰り返し、前線にいればつぶされる・・・。
そんなシーンばかり見てきたもの・・・。
だが、そのグランパスのサッカーを見事に復活させた最大の要因は、またしてもこの男だったようだ。
そう、やはり名古屋グランパスの“ジーザス・クライスト”であったことを、この試合で日本全土に証明することとなった、ジョシュア・ケネディだ!
京都サンガ戦でもその劇的変化の片鱗は、すでにもたらしていた。
しかし、あの試合は1-1の引き分けだったため、見た目は明らかな変化を遂げていても、真の意味で変化しているのかどうかが、サポーターにはイマイチ確信できなかったのだ。
だが、この浦和レッズ戦での3-0という大勝からみる限り、ケネディ効果は歴然。
去年3位に食い込んだ名古屋グランパスのサッカーに近づきつつあるのは確かなようだ。
それも、この試合をもって、GK楢崎が100試合完封試合となるおまけつきだった。
ただ、そうは言っても、この3-0というスコアをただ手放しで喜ぶわけにはいかない。
なぜなら、浦和レッズとしては致命的とも言える、この男の戦線離脱があったからだ。
そう、日本代表の“暴走ブルートレイン”、田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)の負傷!
今日の大敗を見る限り、浦和レッズにおける闘莉王(トゥーリオ)の存在の大きさが、くっきり浮き彫りになってしまったと言えよう。
そもそも、この田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)。
先のワールドカップ・アジア最終予選・日本代表VSオーストラリア代表戦で、ケネディをマンマークして、「高さ」でも「足元」でも完璧に封じ込めてしまったほどの男・・・。
そんな闘莉王(トゥーリオ)が、もしこの試合に出場していたとしたら・・・。
グランパスの3点目である、ケネディ自身のヘディングでのゴールはなかったかもしれないよな・・・。
マークについていたのが、決して高さで勝負するDFではない坪井だったことが、ケネディにとっては幸いだったと言えよう。
そして浦和レッズの攻撃面はどうだ?
パスはきれいにまわるが、決定的シュートには結びつかなかったようだ。
実際のところ、正直に言えば、浦和レッズの攻撃からは「怖さ」を感じなかったもんな・・・。
「落ち目のグランパス」がそんなに鉄壁の守備を誇っていたとは思えないし・・・。
だいたいそこまで守備力があれば、FC東京に1-5で負けたりしないよ。
そんなグランパス相手に、わずか8本しかシュートを撃てなかったフィンケ・レッズ・・・・。
闘莉王(トゥーリオ)の暴走オーバーラップで影に隠れていた、過剰な「規律・システム」による弊害が、闘莉王(トゥーリオ)の離脱により頭角を現し始めた可能性もあるんじゃないのか・・・?
そう、確かにこの試合は浦和レッズのほうが完全におしていた。
中盤は浦和レッズが完全に支配し、名古屋グランパスは防戦一方だったよ・・・。
フィンケ・レッズの「規律・システム」による「物理的戦術」の素晴らしさ!
それは認めよう。
しかし、一方で名古屋グランパスが圧倒的に勝っていたものも実はあったと思うのだ。
そう、それは「メンタル的戦術」だ!
この日の試合で何がなんでも勝ちたかったのは、4万5000人という熱烈なサポーターの声援を受けている浦和レッズだったはず。
逆に「落ち目のグランパス」は、最悪負けて帰るか、あるいは良くても引き分けか・・・・
そんな心境だったと推測できるだろう。
そんな互いに絡み合った「勝負におけるメンタリティー」において、「落ち目」という自らの置かれた立場を謙虚に受け止め、かつ最大限に利用した名古屋グランパスのカウンター殺法!
先の南アフリカ・コンフェデレーションズカップで大旋風を巻き起こしたアメリカ代表を彷彿とさせるような、見事な「メンタル的戦術」だったと言えよう。
逆に言えば、浦和レッズにはチームとしての「メンタル的戦術」はあまり感じられなかったな・・・。
そのあたりは、闘莉王(トゥーリオ)をはじめとした各個人のメンタリティーに依存していたんだろう。
本来は名古屋グランパスも、浦和レッズのようなパスサッカーをベースとするチームだけに、今日の浦和レッズ戦での勝因、そして浦和レッズが負けてしまった敗因を、グランパス自らの反省としたいところだ。
さあ、これでようやく道が見え初めてきたグランパス。
上位勢を見れば、鹿島アントラーズが柏レイソルに引き分けたようだ。
世間は「17試合連続無敗記録」といってはやし立てているようだが・・・。
急速に落下していくチームを間近で見てきたグランパスサポーターから言わせてもらえば、「落とし穴への入り口」かもしれないよ、その引き分け・・・。
まだシーズンは半分を折り返したばかり。
安心、安全だと思っていたものが一瞬にして崩れさることは、この世の中には常としてある。
次の試合は、7/29(水)のナビスコカップ・FC東京戦だ。
1-5で敗れたスコアから逆転するのは常識的には厳しいかもしれないが、今のグランパスなら何かやってくれると期待してしまわずにはいられない。
次も期待してるぜ、ケネディ・グランパス!
【サッカーショップ加茂】 名古屋グランパスエイト ユニフォーム・ファングッズ
周囲の予想を覆す、大波乱の結果となった。
それにしても、リーグ下位に低迷する我が名古屋グランパスが、現時点2位の浦和レッズに3点差という大差で圧勝するとは・・・。
どうやら完全に復活したようだな、グランパスよ!
1点目は、小川佳純からのラストパスを、玉田がゴール!
2点目も、小川佳純からのラストパスをまたしても玉田がゴール!
今期19試合を終えてわずか1得点しか獲れていなかった、岡田ジャパンの“ゴースト・ストライカー”玉田が、こんな大事な場面でスーパーゴールを決めてくれた。
今日みたいにゴールを量産すれば、胸を張って南アフリカに行けそうだな、玉田よ!
たしかに、玉田にしても小川にしても、フリーでボールをもらえるシーンが多々あった。
これまでの試合ではそんなシーンはほとんどなかったもんな・・・。
玉田なんて下がってきてはバックパスを繰り返し、前線にいればつぶされる・・・。
そんなシーンばかり見てきたもの・・・。
だが、そのグランパスのサッカーを見事に復活させた最大の要因は、またしてもこの男だったようだ。
そう、やはり名古屋グランパスの“ジーザス・クライスト”であったことを、この試合で日本全土に証明することとなった、ジョシュア・ケネディだ!
京都サンガ戦でもその劇的変化の片鱗は、すでにもたらしていた。
しかし、あの試合は1-1の引き分けだったため、見た目は明らかな変化を遂げていても、真の意味で変化しているのかどうかが、サポーターにはイマイチ確信できなかったのだ。
だが、この浦和レッズ戦での3-0という大勝からみる限り、ケネディ効果は歴然。
去年3位に食い込んだ名古屋グランパスのサッカーに近づきつつあるのは確かなようだ。
それも、この試合をもって、GK楢崎が100試合完封試合となるおまけつきだった。
ただ、そうは言っても、この3-0というスコアをただ手放しで喜ぶわけにはいかない。
なぜなら、浦和レッズとしては致命的とも言える、この男の戦線離脱があったからだ。
そう、日本代表の“暴走ブルートレイン”、田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)の負傷!
今日の大敗を見る限り、浦和レッズにおける闘莉王(トゥーリオ)の存在の大きさが、くっきり浮き彫りになってしまったと言えよう。
そもそも、この田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)。
先のワールドカップ・アジア最終予選・日本代表VSオーストラリア代表戦で、ケネディをマンマークして、「高さ」でも「足元」でも完璧に封じ込めてしまったほどの男・・・。
そんな闘莉王(トゥーリオ)が、もしこの試合に出場していたとしたら・・・。
グランパスの3点目である、ケネディ自身のヘディングでのゴールはなかったかもしれないよな・・・。
マークについていたのが、決して高さで勝負するDFではない坪井だったことが、ケネディにとっては幸いだったと言えよう。
そして浦和レッズの攻撃面はどうだ?
パスはきれいにまわるが、決定的シュートには結びつかなかったようだ。
実際のところ、正直に言えば、浦和レッズの攻撃からは「怖さ」を感じなかったもんな・・・。
「落ち目のグランパス」がそんなに鉄壁の守備を誇っていたとは思えないし・・・。
だいたいそこまで守備力があれば、FC東京に1-5で負けたりしないよ。
そんなグランパス相手に、わずか8本しかシュートを撃てなかったフィンケ・レッズ・・・・。
闘莉王(トゥーリオ)の暴走オーバーラップで影に隠れていた、過剰な「規律・システム」による弊害が、闘莉王(トゥーリオ)の離脱により頭角を現し始めた可能性もあるんじゃないのか・・・?
そう、確かにこの試合は浦和レッズのほうが完全におしていた。
中盤は浦和レッズが完全に支配し、名古屋グランパスは防戦一方だったよ・・・。
フィンケ・レッズの「規律・システム」による「物理的戦術」の素晴らしさ!
それは認めよう。
しかし、一方で名古屋グランパスが圧倒的に勝っていたものも実はあったと思うのだ。
そう、それは「メンタル的戦術」だ!
この日の試合で何がなんでも勝ちたかったのは、4万5000人という熱烈なサポーターの声援を受けている浦和レッズだったはず。
逆に「落ち目のグランパス」は、最悪負けて帰るか、あるいは良くても引き分けか・・・・
そんな心境だったと推測できるだろう。
そんな互いに絡み合った「勝負におけるメンタリティー」において、「落ち目」という自らの置かれた立場を謙虚に受け止め、かつ最大限に利用した名古屋グランパスのカウンター殺法!
先の南アフリカ・コンフェデレーションズカップで大旋風を巻き起こしたアメリカ代表を彷彿とさせるような、見事な「メンタル的戦術」だったと言えよう。
逆に言えば、浦和レッズにはチームとしての「メンタル的戦術」はあまり感じられなかったな・・・。
そのあたりは、闘莉王(トゥーリオ)をはじめとした各個人のメンタリティーに依存していたんだろう。
本来は名古屋グランパスも、浦和レッズのようなパスサッカーをベースとするチームだけに、今日の浦和レッズ戦での勝因、そして浦和レッズが負けてしまった敗因を、グランパス自らの反省としたいところだ。
さあ、これでようやく道が見え初めてきたグランパス。
上位勢を見れば、鹿島アントラーズが柏レイソルに引き分けたようだ。
世間は「17試合連続無敗記録」といってはやし立てているようだが・・・。
急速に落下していくチームを間近で見てきたグランパスサポーターから言わせてもらえば、「落とし穴への入り口」かもしれないよ、その引き分け・・・。
まだシーズンは半分を折り返したばかり。
安心、安全だと思っていたものが一瞬にして崩れさることは、この世の中には常としてある。
次の試合は、7/29(水)のナビスコカップ・FC東京戦だ。
1-5で敗れたスコアから逆転するのは常識的には厳しいかもしれないが、今のグランパスなら何かやってくれると期待してしまわずにはいられない。
次も期待してるぜ、ケネディ・グランパス!
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トゥーリオのケガはいつもながら心配になるな・・・ [J1]
浦和レッズの暴走DF・田中 マルクス闘莉王(トゥーリオ)が腹直筋の損傷(腹筋の肉離れ)で戦線離脱することになってしまった。
7/18の大分トリニータ戦で後半7分に交代して、なんか不可解な交代だとは思っていたが・・・。
やはりケガだったのか、闘莉王(トゥーリオ)よ。
全治には個人差があるとのことだが、フィンケ監督は「次の試合は難しいだろう」と話し、7/25(土)の名古屋グランパス戦の出場は絶望的らしい。
浦和レッズとしては、同じくケガで戦列を離れていたDF坪井が戻っていた矢先の出来事だ。
まあ、ポジティブに考えれば「坪井が戻ってきた後でよかった」となるのだろうが・・・。
10代にして浦和レッズのスタメンを獲得し、いきなり日本代表にも選出されてしまった山田直輝も持病の腰痛で戦列を離れている最中だ。
少なくとも言えるのは、この闘莉王(トゥーリオ)の負傷で、浦和レッズは相当のダメージを被ってしまうということだろう。
前節では、「リーグ戦14連敗」という前人未到の不名誉な記録街道をひたすら突っ走っていた圧倒的最下位の大分トリニータとの対戦にもかかわらず、なんと0-1で敗れてしまった現在2位の浦和レッズ・・・。
そこへもってきて、浦和レッズの「魂の根源」ともいえる、この闘莉王(トゥーリオ)の戦線離脱とは・・・。
まさに絶体絶命、満身創痍の状況と言えよう、浦和レッズは!
先日のナビスコカップ・清水エスパルス戦でも、ホームにもかかわらず、あろうことに観客数は2万数千人にまで落ち込んでしまったという。
浦和レッズの昨年の平均試合観客数が4万5000~5万人程度だということを考えれば、この観客数がいかに減少しているかかがくっきり浮き彫りとなる。
それに加えて、浦和レッズの次節の相手は我が名古屋グランパス!
たしかに「落ち目の名古屋グランパス」相手ではあるが、オーストラリア代表FWケネディが加入したこと、そして竹内彬が右サイドバックとしてやっと起用されたことにより、劇的変化を遂げた感のある名古屋グランパスが相手なのだ。
まあ、竹内がカードの累積で出場停止ではあるものの、今のグランパスをナメてかかってくれれば、それこそ「漁夫の利」という言葉も実在のものと成りえよう。
そういう意味で、全体的に「負の流れ」の入り口に首をつっこんだとも感じてしまわざるを得ない今の浦和レッズにおいて、いったいチームをどのように立て直してくるのか・・・。
ドイツでその名を轟かせたフィンケ監督の手腕をとくと見せてもらおう。
しかし、この闘莉王(トゥーリオ)の負傷は、実は浦和レッズの損失ということだけにおさまらない。
なぜなら闘莉王(トゥーリオ)は日本代表の「魂の根源」でもあるのだ。
暗くておとなしい中村俊輔や遠藤を中心に据えた、何がなんだか訳の分からない岡田ジャパンにあって、闘莉王(トゥーリオ)の気迫のこもったプレーは、サッカーの「サ」の字も知らないファンにも分かりやすい、唯一無二の存在とも言えよう。
8月8日(土)に、韓国の仁川文鶴競技場にて開催される日韓オールスター戦、JOMO CUP 2009にも選出されていたが、このままでは出場を辞退する可能性が高いようだ。
せっかく韓国のサポーターに思い知らせてやろうと思っていたのに・・・。
一度攻めあがったら二度と戻ってこない闘莉王(トゥーリオ)の暴走オーバーラップをな!
いつも全身全命で、力の加減をすることなくプレーをしてしまう闘莉王(トゥーリオ)だ。
こういうケガによる離脱は必然とも言える。
古くは、アテネ・オリンピックでの試合で、あまりにも激しいヘディングをしすぎた結果、肩から落下して自滅したシーンが今だに思い出される・・・。
そういう意味で、闘莉王(トゥーリオ)の最大の敵は、自らの激しいプレーが生み出す、まさに玉砕覚悟の「ケガ」であるとも言えよう。
それにしても、今回のケガについて、ニュース記事でこう表記されていることが気にかかる。
「全治不明」・・・と。
「全治不明」ってなんだよ・・・?
直るのか?
それとも直らないってことなのか・・・?
おいおいおい、やめてくれよ、そういう訳の分からない発表をするのは・・・。
まさか、このまま再起不能で「引退」なんてこともあるのか・・・?
それともこれまでに誰か同じような症状にかかった選手はいるのか・・・?
サポーターとしてこれだけは言わせてほしい。
あんまり心配させないでくれ、闘莉王(トゥーリオ)よ・・・。
誰が想像できようか?
闘莉王(トゥーリオ)のいない、9月5日(土) のアウェイのオランダ代表戦。
闘莉王(トゥーリオ)のいない、9月8日(火) のアウェイのガーナ代表戦。
そして、闘莉王(トゥーリオ)のいない、2010年南アフリカ・ワールドカップ!
あの猛々しいプレースタイルに格闘家との姿をダブらせて見てしまうことで、男性ファンに絶大の人気を誇るのは納得できるが、意外にも女性の間でも「イケメン」として闘莉王(トゥーリオ)の人気は高いようだ・・・。
やはり、あの後先考えない「男らしさ」に惹かれるのだろうか。
そんな男女問わず支持されている闘莉王(トゥーリオ)の姿を、28歳という自身の絶頂期で挑める南アフリカ・ワールドカップという大舞台で、万が一にも見ることができないなんてことがあっていいものか!
そこは例え無宗教であっても神に祈りをささげ、都合がよすぎると罵られようが闘莉王(トゥーリオ)が無事に復帰することを願うしかあるまい。
それが闘莉王(トゥーリオ)サポーターとして唯一できることだ。
僕の中では、闘莉王(トゥーリオ)は来るべき南アフリカ・ワールドカップで、DFという身にもかかわらず得点王に輝き、見事MVPに輝くことまで想像力を働かせているのだ。
それにふさわしいスターとしての資質を備えている人間だと信じて疑わない。
得点を獲っても、ただ下を向いて味方と抱き合うことに終始するサラリーマン選手とは違って、常に上を向いてサポーターにアピールすることを徹底してくれる、スターの中のスター、闘莉王(トゥーリオ)・・・。
まさしく日本人の誇りだ、闘莉王(トゥーリオ)は!
ワールドカップ活躍後は海外へ移籍してしまうのだろうか・・・?
それも仕方ない。
その時点ですでに「世界の宝」なのだから。
ドイツ・ブンデスリーガやイタリア・セリエAからもオファーの噂が一時期あったようだが、それも今度は噂では済まないだろう。
浦和レッズとドイツとのパイプを考えると、ブンデスリーガの移籍なんて可能性が高いだろうか・・・?
あるかもな、バイエルン・ミュンヘンで闘莉王(トゥーリオ)がUEFAチャンピオンズリーグ優勝なんてことも!
だが、今はそのビクトリーロードへ向かう途中でのアクシデントの真っ只中だ。
まあ、先は短いようで長い。
この休養を、ワールドカップ本番へ備えたタイミングのいい休養として捉え、開き直って十分体を労わってくれることを、闘莉王(トゥーリオ)には望みたい。
う~ん・・・でもやっぱり心配だな~。
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7/18の大分トリニータ戦で後半7分に交代して、なんか不可解な交代だとは思っていたが・・・。
やはりケガだったのか、闘莉王(トゥーリオ)よ。
全治には個人差があるとのことだが、フィンケ監督は「次の試合は難しいだろう」と話し、7/25(土)の名古屋グランパス戦の出場は絶望的らしい。
浦和レッズとしては、同じくケガで戦列を離れていたDF坪井が戻っていた矢先の出来事だ。
まあ、ポジティブに考えれば「坪井が戻ってきた後でよかった」となるのだろうが・・・。
10代にして浦和レッズのスタメンを獲得し、いきなり日本代表にも選出されてしまった山田直輝も持病の腰痛で戦列を離れている最中だ。
少なくとも言えるのは、この闘莉王(トゥーリオ)の負傷で、浦和レッズは相当のダメージを被ってしまうということだろう。
前節では、「リーグ戦14連敗」という前人未到の不名誉な記録街道をひたすら突っ走っていた圧倒的最下位の大分トリニータとの対戦にもかかわらず、なんと0-1で敗れてしまった現在2位の浦和レッズ・・・。
そこへもってきて、浦和レッズの「魂の根源」ともいえる、この闘莉王(トゥーリオ)の戦線離脱とは・・・。
まさに絶体絶命、満身創痍の状況と言えよう、浦和レッズは!
先日のナビスコカップ・清水エスパルス戦でも、ホームにもかかわらず、あろうことに観客数は2万数千人にまで落ち込んでしまったという。
浦和レッズの昨年の平均試合観客数が4万5000~5万人程度だということを考えれば、この観客数がいかに減少しているかかがくっきり浮き彫りとなる。
それに加えて、浦和レッズの次節の相手は我が名古屋グランパス!
たしかに「落ち目の名古屋グランパス」相手ではあるが、オーストラリア代表FWケネディが加入したこと、そして竹内彬が右サイドバックとしてやっと起用されたことにより、劇的変化を遂げた感のある名古屋グランパスが相手なのだ。
まあ、竹内がカードの累積で出場停止ではあるものの、今のグランパスをナメてかかってくれれば、それこそ「漁夫の利」という言葉も実在のものと成りえよう。
そういう意味で、全体的に「負の流れ」の入り口に首をつっこんだとも感じてしまわざるを得ない今の浦和レッズにおいて、いったいチームをどのように立て直してくるのか・・・。
ドイツでその名を轟かせたフィンケ監督の手腕をとくと見せてもらおう。
しかし、この闘莉王(トゥーリオ)の負傷は、実は浦和レッズの損失ということだけにおさまらない。
なぜなら闘莉王(トゥーリオ)は日本代表の「魂の根源」でもあるのだ。
暗くておとなしい中村俊輔や遠藤を中心に据えた、何がなんだか訳の分からない岡田ジャパンにあって、闘莉王(トゥーリオ)の気迫のこもったプレーは、サッカーの「サ」の字も知らないファンにも分かりやすい、唯一無二の存在とも言えよう。
8月8日(土)に、韓国の仁川文鶴競技場にて開催される日韓オールスター戦、JOMO CUP 2009にも選出されていたが、このままでは出場を辞退する可能性が高いようだ。
せっかく韓国のサポーターに思い知らせてやろうと思っていたのに・・・。
一度攻めあがったら二度と戻ってこない闘莉王(トゥーリオ)の暴走オーバーラップをな!
いつも全身全命で、力の加減をすることなくプレーをしてしまう闘莉王(トゥーリオ)だ。
こういうケガによる離脱は必然とも言える。
古くは、アテネ・オリンピックでの試合で、あまりにも激しいヘディングをしすぎた結果、肩から落下して自滅したシーンが今だに思い出される・・・。
そういう意味で、闘莉王(トゥーリオ)の最大の敵は、自らの激しいプレーが生み出す、まさに玉砕覚悟の「ケガ」であるとも言えよう。
それにしても、今回のケガについて、ニュース記事でこう表記されていることが気にかかる。
「全治不明」・・・と。
「全治不明」ってなんだよ・・・?
直るのか?
それとも直らないってことなのか・・・?
おいおいおい、やめてくれよ、そういう訳の分からない発表をするのは・・・。
まさか、このまま再起不能で「引退」なんてこともあるのか・・・?
それともこれまでに誰か同じような症状にかかった選手はいるのか・・・?
サポーターとしてこれだけは言わせてほしい。
あんまり心配させないでくれ、闘莉王(トゥーリオ)よ・・・。
誰が想像できようか?
闘莉王(トゥーリオ)のいない、9月5日(土) のアウェイのオランダ代表戦。
闘莉王(トゥーリオ)のいない、9月8日(火) のアウェイのガーナ代表戦。
そして、闘莉王(トゥーリオ)のいない、2010年南アフリカ・ワールドカップ!
あの猛々しいプレースタイルに格闘家との姿をダブらせて見てしまうことで、男性ファンに絶大の人気を誇るのは納得できるが、意外にも女性の間でも「イケメン」として闘莉王(トゥーリオ)の人気は高いようだ・・・。
やはり、あの後先考えない「男らしさ」に惹かれるのだろうか。
そんな男女問わず支持されている闘莉王(トゥーリオ)の姿を、28歳という自身の絶頂期で挑める南アフリカ・ワールドカップという大舞台で、万が一にも見ることができないなんてことがあっていいものか!
そこは例え無宗教であっても神に祈りをささげ、都合がよすぎると罵られようが闘莉王(トゥーリオ)が無事に復帰することを願うしかあるまい。
それが闘莉王(トゥーリオ)サポーターとして唯一できることだ。
僕の中では、闘莉王(トゥーリオ)は来るべき南アフリカ・ワールドカップで、DFという身にもかかわらず得点王に輝き、見事MVPに輝くことまで想像力を働かせているのだ。
それにふさわしいスターとしての資質を備えている人間だと信じて疑わない。
得点を獲っても、ただ下を向いて味方と抱き合うことに終始するサラリーマン選手とは違って、常に上を向いてサポーターにアピールすることを徹底してくれる、スターの中のスター、闘莉王(トゥーリオ)・・・。
まさしく日本人の誇りだ、闘莉王(トゥーリオ)は!
ワールドカップ活躍後は海外へ移籍してしまうのだろうか・・・?
それも仕方ない。
その時点ですでに「世界の宝」なのだから。
ドイツ・ブンデスリーガやイタリア・セリエAからもオファーの噂が一時期あったようだが、それも今度は噂では済まないだろう。
浦和レッズとドイツとのパイプを考えると、ブンデスリーガの移籍なんて可能性が高いだろうか・・・?
あるかもな、バイエルン・ミュンヘンで闘莉王(トゥーリオ)がUEFAチャンピオンズリーグ優勝なんてことも!
だが、今はそのビクトリーロードへ向かう途中でのアクシデントの真っ只中だ。
まあ、先は短いようで長い。
この休養を、ワールドカップ本番へ備えたタイミングのいい休養として捉え、開き直って十分体を労わってくれることを、闘莉王(トゥーリオ)には望みたい。
う~ん・・・でもやっぱり心配だな~。
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