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名古屋グランパスをどん底に突き落とした、日本代表期待のMF石川直宏が今期14点目! [J1]

J1・第28節・名古屋グランパス VS FC東京(名古屋市瑞穂陸上競技場)は、1-2でFC東京が勝利。

我が名古屋グランパスは、いとも簡単にあっけなく、それもいいところなくFC東京に負けてしまった・・・。

思えば、ACL準々決勝2nd legでの川崎フロンターレ戦での奇跡的勝利。

アレはなんだったんだろうな・・・。

この試合の3日前の出来事のはずなんだが、すでにもう遠い過去のことのような気がするぜ・・・。


ぞれでも前半はまあまあ良かった。

先制点は我がグランパス。

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前半18分、オーストラリア代表FWケネデイからの折り返しを、ゴール中央の絶好ポジションで待ち構えた、若きCB吉田麻也のヘディングシュート!


ACLの川崎フロンターレ戦に続いて、またまたヘディングでゴール。

守備でも攻撃でもヘディングには自信があるようだな、吉田麻也。

ケネディと一緒に練習してる効果なんかもあるんだろうか?

浦和レッズの田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)ほどではないが、グランパスにとっては、特に攻撃面においては、それに相当するほどの存在を見せているのは間違いないぞ、吉田麻也。


しかし、グランパスがよかったのはここまで。

あとは終始FC東京ペースで試合が進められてしまった。

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前半24分、中央のFW平山からペナルティエリア右側付近でボールを受けた日本代表MF石川直宏が、左サイドバック阿部翔平をスラリと交わし、まき気味に左足ミドルシュート!


これで今期14得点目だ、石川直宏。

清水エスパルスの日本代表FW岡崎慎司が13得点、ジュビロ磐田の日本代表FW前田遼一が15得点で現時点トップだから、この数字だけでも石川直宏の凄さが分かるというもの。

それもMFというポジションでありながらのものだというから、この得点数はもはや破格!

かつてまだ若かったころは、横浜マリノスで中村俊輔のパスに追いつけずに、石川は俊輔から怒られまくったらしいが・・・。

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これだけゴールをあげれば、今度はゴールのない俊輔が石川直宏から怒られる番じゃないのか?


それにしてもとんでもない“ストライカー”に成長したもんだぜ、石川直宏。

それもただゴールをあげるだけじゃない。

石川がケガをして離脱したときは、FC東京は途端に勝てなくなったんじゃなかったっけ?

左サイドバック長友、CB今野、MF羽生、そして今回新たに日本代表に選出された右サイドバック徳永も個々の能力はあるんだろうが、やはりチーム全体に与える総合的影響度という点では、石川直宏の存在の大きさは別格だ!

やはりただのサーファーではなかったようだな、石川直宏。

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台風も近いようだし、なんならこのままビッグウェーブにのって南アフリカまで行ってもいいんじゃないの、石川直宏!



そして今度はその直後の前半29分。

右サイドバック徳永のグラウンドのクロスをニアサイドでFW鈴木がスーパーループシュート!

これで1-2とアッサリ逆転されてしまった・・・。

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あっけなかったな、グランパス・・・


まあグランパスのディフェンス力はこんなもんだから、特に今さら驚きはない。

ちなみにこの時FW鈴木についていたのも左サイドバックの阿部翔平だ。

右サイドバックの田中隼麿もそうだが、グランパスの両サイドバックのディフェンス力は極端に乏しい。

本職ではないというのが最大の理由なんだろうが・・・。


ただ、逆転はされたものの、まだ前半のうちはイケる感じはあった。

特に、前半31分のこのシーン。

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アレックス(三都主アレッサンドロ)がディフェンスを2人交わしてケネディへアウトサイドで縦パス、そしてケネディからのラストパスへ走ってきたマギヌンが強烈なミドルシュート!


惜しくも得点とはならなかった。

しかし、それぞれの連動したイマジネーションや個々の状況判断力もさすがだが、圧巻だったのはやはり起点となったアレックスの動き。

あのアレックスの動きは以前の左サイドバック時にはまるで見られなかった動きのように思える。

あんな動きは360度の視野をもってないとできないんじゃないの?

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そう考えると変わったよな・・・アレックス!


ここまできたらあとはアレックスのゴールを期待したくなるというもの。

ごくたまにだが、持ち前の縦への鋭い突破も見せているだけに、能力が衰えていることは全くない。

むしろなんらかのチーム事情の中で、与えられた役割に徹しようと、どこか自らの得意プレーを封印して遠慮している感じは受ける。

そしてそろそろチームでの存在の大きさも周囲が実感してきていると推測されるだけに、持ち前の大胆さからゴールを奪うシーンも近い気がしないでもない。


・・・と、楽しみに夢描きながら想像していた矢先に、またまた“迷える”指揮官のとんでもない采配が・・・。

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後半最初からマギヌン、アレックスを下げて、ブルザノビッチ、中村直司に交代だと!?


いったい何をどう戦況を見たらこのような采配になってしまうのか・・・?

おかげで後半のグランパスときたらまるでいいところがなかったぜ・・・。

ケネディはターゲットマンとしてボコボコにされてきた、これまでのストレスでもあったのだろうか?

FC東京のCB茂庭に肘打ちを食らわしてしまう始末・・・。

まあ因果応報という言葉どおり、ケネディにしても茂庭にしても誰かしらにやりやられを繰り返してきてるんだろうが、ケネディのこのプレーはたしかにいただけないわな。

茂庭は眼底骨折だったというから、本来ならケネディはレッドカードだろう。

しかし、このようなケネディのイライラも、チームがいけそうな状態なら起こってなかった可能性だってある。

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そういう意味では間接的にはあるが、ピクシーの、全てをぶち壊すといっても過言ではない“破壊的采配”がコレに影響を与えてた可能性も十分ある!


そしてその“破壊的采配”の中でもう1つ僕がガマンならないのが右サイドバックの田中隼麿のレギュラー起用。

オーバーラップを何度も繰り返してるって?

運動量がものすごいって?

だが世間がどう評価しようと僕の見方はこうだ。

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田中隼麿はたとえ運動量豊富にオーバーラップをしても、最後の最後で90%以上バックパスをする!


そしてそのバックパスがCBの吉田か増川にわたり、一瞬のうちに最後はGK広野まで行ってしまうのだ。

そして田中隼麿はディフェンスラインまで戻るハメになる、と。

90分間この繰り返し。

しかも面白いのが、田中隼麿がオーバーラップしてるときのほうがディフェンスラインが安定していることだ(笑)

ボランチの中村直志、吉村がカバーに入ってるからだろうが、彼らのほうがディフェンス力が上だもの。

しかし、この件で単に田中隼麿を責めるわけにはいかない。

もともとディフェンスの選手じゃないし、いつもあたふたして、おっかなビックリのプレーを繰り返す選手なんだから、田中隼麿は。

パスだってクロスだってメチャクチャだ。

横浜マリノスのころはどうだったか知らないが、グランパスに来てからいったい縦への突破からのクロスを何回あげたというのか・・・。

以前、VVVフェンロの本田圭佑が、「サイドの選手までがバックパスをしてたんじゃサッカーにならない」と非難してたが、まさしくこの言葉がピタリとあてはまるぜ、田中隼麿・・・。

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だからこそ最も非難すべきは、こういう田中隼麿のような“臆病”なプレーを容認し、レギュラーとして起用し続けているピクシーにこそある!


別にDFを抜ききらなくたっていいじゃないか。

センタリングがDFにあたってコーナキックをもらいにいく戦法は王道だろう。

そういう練習はしてないとでもいうのか?

あるいは指示してプレーの改善は望まないのか?

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まさかこの“臆病なバックパス”が理想形だとは言うまいな、ピクシーよ・・・。


この日のFC東京がそうだが、完全に狙われてたぜ、田中隼麿。

増川と田中隼麿のフィード能力のなさを見事に研究されて狙われてた。

だったらショートパスなんてさせずに、この2人の場合に限ってロングキックでクリアなんて作戦もアリだったんじゃないの?

それにより“自分たちのサッカー”は捨てることになるかもしれないが、同時に“FC東京のやりたいカウンターサッカー”を封じることができる。

それはそれで“心理的な戦術”の1つと言えるだろうに。

でも、しないんだよな、ピクシーは。

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それどころか高い位置でプレスをかけようとするから、またまたFC東京のカウンターを喰らうことに・・・。


この「高い位置からプレスをかける」という、いわゆる日本代表が徹底して用いている戦術は、個人的な意見を言わせてもらえば、非常に“臆病”な戦術に見える。

「高い位置でボールをとってそこからチャンスを作り出す攻撃的戦術」といえば聞こえはいいが、裏を返せば、「最終ラインまで攻め込まれるのが怖いもんだから高い位置でなんとかしなきゃ・・・」とも聞こえる。

なので、勝負における“精神性”を考えた際に、こういう戦術をとる場合には相手に“臆病さ”を悟られないように、“毅然”とした態度で挑ませる必要があると思うのだ。

にもかかわらず、グランパスのボランチ&最終ラインときたら、あたふたした“臆病”なバックパサーばかり・・・。

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だからこそ必要だろう、あたふたしない、常に前を向いて勝負しようとする“勝負師”アレックスの存在が!


サッカーは「運動量」だけでするもんじゃないってことをサポーターも含めてもっと自覚すべきなんじゃないの?

偏りすぎだよ、「運動量」が全てなんてさ。

右サイドバックには、CBもできるほどのディフェンス力をもった、竹内彬がいるじゃない。

去年3位の原動力だと思うんだが、なぜ田中隼麿なんだ、ピクシーよ。

しかも竹内の場合はたとえ下手でもあたふたしない!

そもそも本職がCBなんだから、そんな器用に軽やかなプレーができるわけないだろう。

それでも勇敢にオーバーラップしていくし、バックパスの数だって田中隼麿ほどひどくない。

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なにより最終ラインが安定するだろう、竹内のほうが!


もったいないよな、竹内が控えだなんて。

他チームが欲しがるぞ、竹内レベルの選手なら。

あ~、もったいない。

もう3位以内は絶望だと思うが、サポーターにとってはそんな数字以上に、試合内容をなんとかしてもらいたいものだ。

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これだけ“スーパー”な選手が層厚くズラリとそろったことは過去のグランパスにはないんだから、選手におんぶされてテキトーなことやってちゃイカンぜ、ピクシー!






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鹿島アントラーズ戦の大勝で見せた“新生”グランパス [J1]

名古屋グランパスVS鹿島アントラーズ戦は、4-1で我が名古屋グランパスが大勝した。

鹿島アントラーズが連敗中で下降線だったとはいえ、首位のチームに大勝したのだから、勝点差を考えるとかなりJリーグの盛り上がりに貢献できた勝利だったのは喜ぶべきことだ。

最近、仕事が急に忙しいもんだからブログを書くヒマもなく、流してしまおうと思ったのだが・・・。

ちょっとヒマができたもんだからやっぱり書くことにしよう。

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の川崎フロンターレ戦が今日あるしね。


その名古屋グランパス。

これまで何度もシステムやメンバーをコロコロコロコロ変えてきたピクシー(ストイコビッチ監督)だが、鹿島アントラーズ戦でもまたもやシステムを変えてきたようだ。

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4-2-3-1システム!


これはユーロ2008優勝時のスペイン代表や岡田ジャパンがとっているシステムと形は同じだ。

マンチェスターU、チェルシーなどのプレミアリーグ、そしてバルセロナやレアル・マドリードなどのリーガ・エスパニョ-ラでも、ほとんどのチームがこの4-2-3-1で戦っているほど、現代サッカーでのトレンドともいえるシステム。

いろいろ試すのが好きなピクシーがこれを取り入れるのも時間の問題だった気がする。

そしてこの4-2-3-1・・・。

見事に名古屋グランパスにマッチして、劇的にグランパスサッカーを変えてしまったのは間違いない。


具体的フォーメーションはこう。


FW:ケネディ(→巻)

OH:マギヌン(→玉田)(左)、ブルザノビッチ(中)、杉本(→小川)(右) 

ボランチ:アレックス、吉村

DF:阿部翔平、増川、吉田、田中隼麿

GK:広野



なんといってもグランパスがこのシステムを取り入れられる最大の要因はこの男がいることに尽きる!

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この日の先制点を叩き込んだ、またしてもオーストラリア代表FW、ジョシュア・ケネディ!


194cmという長身をフルに使いながら、高さにも足元にも強いため、簡単にボールを失わない。

そして前を向いたときにも意外と柔らかく器用なシュートを撃てるため、相手DFに対して精神的に脅威となることができる。

また、タックルで倒れてしまうときには、最低でもファウルをもらいにいこうとする、勝負における駆け引きのバランスも非常に長けている。

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まさしく“キング・オブ・ターゲットマン”とも言えるケネディがいるからこその“1トップ”システムだと言えよう!


まあケネディのスゴさは毎回書いてるし、この試合の先制点もケネディだったわけだから、今さらクドクド書くのは控えよう。

それよりもこの試合でピックアップすべきはこっちだこっち。

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日本代表にも何度も選出されているGK曽ヶ端から2ゴールを叩きこみ、これが待望の来日初ゴールとなった、モンテネグロ代表FW、イゴール・ブルザノビッチ!


思えば、もう時間の問題だったような気がするな。

試合を消化するごとにブルザノビッチの調子が上がってきているのは伝わってきていたし、少なくとも来日当初とはもはや本人の運動量から存在感までまるで別人だ。

まずなんといっても、前線からのディフェンスの意識の高さが近試合では激変!

ブルザノビッチの初ゴールはそんな意識から生まれたとも言える。


GK曽ヶ端がボールを蹴ろうとするところへ向かって猛ダッシュで駆けていくブルザノビッチ。

それをGK曽ヶ端がなんとキックを空振りしてしまうという痛恨のミス!

あとは奪ったボールをドリブルでしかけ、無人のゴールに叩きこむだけだった。

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ただ、こういう“抜け目のなさ”は以前から示してたんだよな、ブルザノビッチ。


アルビレックス新潟戦でゴールした玉田へのスルーパスなんて、ブルザノビッチの“抜け目ない”クイックリスタートからだったし。

そう考えると、この“抜け目のなさ”はブルザノビッチの1つの武器なのかもしれない。

今後もそこは要注目だ。


そしてブルザノビッチが激変しているのはディフェンスの意識の高さだけにとどまらない。

そのシュート意識の高さ!

コレがもうFW並みになってきている感じがする。

ケネディの先制点も、その前にブルザノビッチがシュートを放ったところをGK曽ヶ端がセーブし、そのこぼれダマをケネディが押し込んだものだ。

そして圧巻なのはグランパスの4点目となったブルザノビッチの2点目のシーン。

アントラーズの日本代表右サイドバック内田のヘディングパスが誤ってブルザノビッチに渡ってしまい、そこをワントラップからすかさずペナルティエリア外中央から強烈なミドルシュート!

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華麗にして豪快な弾丸シュートだったぜ、ブルザノビッチ!


それにしても僕は安心したよ・・・。

やっぱりブルザノビッチだモンテネグロ代表だったんだな。

最初はテクニシャンタイプの器用なパサーなのかなと思ってたんだけど、よくよく考えると身長も183cmもある長身選手だし、足の速さなんてむしろ相当の鈍足とさえ思えるほどで、ボールも簡単に取られてしまうブルザノビッチ・・・。

ケネディのようにファウルをもらいにいくのもそこまでうまくないようで、ボールを取られたブルザノビッチが相手カウンターの起点になってしまうシーンも珍しくない。

しかし最近の試合ではいい面がかなり出てきているのは事実。

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FWケネディや玉田を追い越して飛び出してラストパスをもらいにいこうとする動き!

そして、決してGKとの駆け引きはうまくないかもしれないが、強烈なシュートをふかすことなくきっちりゴール枠内に撃つことのできるキックの正確性!


この日のアントラーズ戦ではこれらがモロに出た試合だったんじゃないかと思う。

まだまだ若い選手でもあるし、外国人選手としてJリーグという舞台で成長していくブルザノビッチの姿を、今後も注目して見ていきたくなる・・・そんな2ゴールだったぜ、ブルザノビッチ。



そしてこっちにもまだまだ激変した選手がいる。

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左サイド・オフェンシブ・ハーフで起用された、グランパスの“決定的ラストパサー”マギヌン!


ここんとこ絶好調だったマギヌンではあったが、それよりまして凄みを感じさせる動きだったのは間違いない。

先制点となったケネディのゴールは、マギヌン→ブルザノビッチ→GK曽ヶ端→ケネディと、起点はマギヌンのクロスから生まれている。

そしてグランパスの3点目となった杉本のゴールのピンポントクロスもマギヌンだ。

自らの武器である“パスセンス”をフルに活かして2ゴールを演出し、今期最高の存在感を示していた気がする、マギヌン。

もともとドリブルが得意だし、そこから決定的パスを出せる貴重な選手ではあったが、ここんとこの名古屋はボランチに展開力が全くなくバックパスを繰り返していただけに、マギヌンがボランチの位置まで下がってきてそこからマギヌンに展開してもらうというシーンが多かったんだよな・・・。

これではマギヌンのラストパスも活かせるはずがない。


そんな攻撃面でははっきり言ってウィークポイントでもあったボランチに劇的変化が起こったのがこの試合の最大の見どころだったかもしれない。

そう、4人目はこの男の存在抜きにして語れない。

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日本代表として2002年、2006年のワールドカップにも出場し、2004年アジアカップ中国大会では優勝という絶大な実績を誇っていながらも、岡田ジャパンには一切呼ばれることもなく、浦和レッズでも、ここグランパスでも90分フル出場させてもらうことができていなかった、“不遇の左サイドアタッカー”、アレックス(三都主アレッサンドロ)!


いや、もはや今のアレックスを“左サイドアタッカー”などと言っていては時代遅れだと笑われてしまうかもしれない。

ディフェンスの意識の高さやセンスはもはや言うまでもなくレベルアップしているのは周知の事実。

それに加え、この日ボランチで初めて90分フル起用されたアレックスの視野の広さときたらどうだ?

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縦にも横にも抜群の展開力じゃないかよ、アレックス!


どおりでマギヌンが活き活きするわけだ。

アレックスが中盤でバックパスをすることなく前へ横へと勇気ある抜群の舵取りを行ってくれることで、マギヌン本来の仕掛けるドリブルやラストパスが活きること活きること。

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その動きや存在感ときたら、まるで岡田ジャパンの不動のボランチ、遠藤保仁のようだったぞ、アレックス!


これで左サイドバック、左サイドハーフはもちろんのこと、ボランチまで自らの得意ポジションとしてしまったアレックス。

ボランチができるなら当然オフェンシブハーフだってできるだろうな、もともとそっちが本職なんだろうから。

あるいは、今のアレックスなら右サイドバック、右サイドハーフだってできちゃうんじゃないの?

スゲー・・・。

スゲーよ、アレックス。

現代サッカー選手は複数のポジションができることが求められるが、アレックスの場合はいったいいくつこなせるんだ?

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まったくとんでもないユーティリティ・プレーヤーになったもんだぜ、アレックス!


遠藤の代わり、長友の代わり。

このくらいならすぐにでも名乗りをあげられそうだ。

いや、あるいはクロスの精度なら長友よりはアレックスだろうし、中盤でのドリブルからの仕掛けなら遠藤よりはアレックスだろう。

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互いに一長一短はあるだろうが、こんなアレックスの姿を今後も見せ続けてくれるのであれば、南アフリカだってまだまだいけるぞ、アレックス!


さあ今日のACL川崎フロンターレ戦はどうなるだろうか?

まあ結果はどうあれ、日本中から大注目を浴びるような素晴らしい試合を両チームにしてもらって、来年以降ドンドン視聴率のとれるACLになっていってもらいたいものだ。




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名古屋グランパスの“決定的ストライカー”小川佳純! [J1]

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名古屋グランパスの最近の試合には絶望を感じていた。

正直に言えば、あまりにもピクシーのメンバー選考や采配に納得がいかないもんだから、ブログを書くのが億劫になっていたのだ。

そう、ネガティブな記事で100%埋められてしまうのがイヤで・・・。


思えば前節の柏レイソル戦の2-3の敗戦。

これは必然と言える。

いや、グランパスが自滅したといってるんじゃない。

ネルシーニョ監督になってからの柏レイソルは、すでに降格争いをするようなレイソルでなくなっていることは誰の目にも明らかだったから・・・。

京都サンガにも引き分け、我が名古屋グランパスにも勝利し、そして今節はあのサンフレッチェ広島にも1-1の引き分けに持ち込んでいるネルシーニョ・レイソルの姿がフロックであるはずがない。

“下位の順位”ではあっても、すでに“下位の能力”ではないのだ、ネルシーニョ・レイソルは。

そんなネルシーニョ・レイソルの敗戦後、ピクシーが放った発言がこうだ。

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「なぜうちの選手たちは上位のチームにはよいパフォーマンスをするのに、下位のチームになるとあのような低いパフォーマンスになってしまうのか・・・。」


正直、この言葉には絶望を感じてしまったぜ、ピクシーよ。

まあ監督自身は忙しいだろうし、自分たちのチームの指導に一杯一杯で、相手チームの試合を毎回こと細かく見るなんてことはしないんだろうが、いくらなんでも研究しなさすぎなんじゃないの?

ちゃんと見てたら、今のネルシーニョ・レイソルを“下位のチーム”だなんて表現は恥ずかしくてできないはずだろう。

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結局、このときの敗戦はネルシーニョ・レイソルという劇的に変化した相手をリスペクトしなかったことに尽きる!


サポーターからすればネルシーニョ・レイソル相手なら、「引き分け」で十分だったのだ。

そういう心構えこそが、狙いどおりの「引き分け」や、あるいはあわよくば相手の自滅による「勝利」を生むんだろうし・・・。

残留争いをするネルシーニョ・レイソルの「勝点3を取りに来る心理」を最大限利用して、グランパスは「カウンター攻撃」に徹すればよかったのに・・・。

それをまだまだ内容は伴っていないのに、上から目線で「勝点3」を見込んだ戦い方をするもんだから、2-3の敗戦という「勝点0」という、ある意味で必然的な敗戦を喫するハメになってしまった。

つまり、ここには“物理面”を意識した戦い方はあっても、“心理面”を利用した戦い方がまるでない。

そしてその軽率な戦い方のせいか、最も警戒すべきこの男からのゴールが生まれてしまった。

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180センチの長身とは思えないほどの軽やかな動きを披露し、浦和レッズ戦でスピード感あふれるドリブルから2ゴールを叩き込んだ、若干19才のMF大津祐樹!


山田直輝、原口元気など、10代プレーヤーがトレンドになるほど活躍しているJリーグであるが、個人的には、ゴールを量産しているという点で、大津祐樹こそ最も怖い存在だと思う。

そんな脅威となる選手がネルシーニョ・レイソルにはいたんだから、別にやられても不思議ではなかったのだ。

グランパスだって内容は悪くとも“3連勝”してたんだから、それだけに、もしネルシーニョ・レイソルを脅威に感じて90分戦っていたら、1-1の引き分けくらいにはもっていけたはずなんじゃないかと今でも思う。


グランパスがなぜ昨シーズン3位になれたかといえば、よく「サイド攻撃が素晴らしかったから」という理由を挙げる専門家が多いが、僕はそれ以上に、「グランパスを相手がナメてかかってきたから」という心理面のほうが大きかったと捉えている。

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すなわち、“漁夫の利”による勝利・・・。


良くも悪くもグランパスの最大の短所にして長所は、昔から“冴えない”ということだ。

毎回10位付近で目立つこともなく、批判されることもなくシーズンを終える、その“存在感のなさ”・・・。

コレが相手チームを油断させる最大のポイントになっていたのは間違いなくあるだろう。

しかし、昨シーズンのグランパスは相手が抱くイメージよりはちょっとだけ強かったもんだから、カウンターからサイド攻撃がメガヒットして、3位に食い込むことができた・・・。

ACLの決勝トーナメント進出も、同様の要因はあったと思う。

アジアのチームは知らないからね、グランパスなんて。


そして、迎えたこの日の大宮アルディージャ戦。

柏レイソルにあれだけの完敗を喫し、この日どのような戦い方をしてくるのかが非常に興味があった。

すると1つの決定的変化が・・・。

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4-4-2ダブルボランチという、オフェンスを重視した“超攻撃的布陣”に戻っているじゃないか!


これまでの、3-5-2ダブルボランチ、いや5-3-2ダブルボランチという“超守備的布陣”からの一転した攻撃的意識の表れ・・・。

正直僕は思ってしまったよ。

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この大宮アルディージャ戦は、さらにナメてかかってるんだな・・・と。


すなわち、前節の敗戦を反省して、大宮アルディージャの「勝点3を獲りたい心理」を利用して勝利をあげようなどという戦略は、まるで感じられないシフトだ。

そして右サイドバックには田中隼麿という、決してディフェンス力があるとはいえない、昨シーズンとはうってかわった“ガラス”のディフェンスライン・・・。

その不安は当たってしまった。

当然のことながら、5-3-2ダブルボランチという守備的システム時にはなかった両サイドからの大宮のセンタリングを、いったい何本あげられてしまったことか・・・。

そのリスクに対してどれほど驚異的な攻撃を仕掛けられたかといえば、前半のシュート数はわずかに5本・・・。

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大宮アルディージャの決定力不足に助けられていたものの、あれが他の上位チームだったら間違いなくボコボコにされてたぜ、グランパス・・・。


柏レイソル戦に続いてGK広野のスーパーセーブがなかったらどうなっていたかとゾッとしてしまうよ。

無失点におさえることができたのは、あるいはレイソル戦で2失点を献上してしまうほど調子の悪いCBバヤリッツァがスタメンから外れていたこともよかったのかもしれない。

いずれにせよ“ラッキー”な部分が多分にあったのは否めないだろう。


しかし、攻撃面を言えばただ1つピクシーを評価できる点がある。

それはこれまで右サイドバックでピクシーのイジメ(?)にあっていた10番小川佳純をオフェンシブハーフに復活させたことだ。

そしてそれが如実に結果として表れるハメに。

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1点目はその小川佳純の精度の高いピンポイント・フリーキックから、マギヌンがダイビング“胸板”ゴール!


ガンバ大阪戦の大逆転ロスタイムゴール時に、ユニフォームを脱いで“ヘリコプター・ラン”をしてしまったためにレッドカードを受けてしまったマギヌンだったが、復帰後いきなりゴールだなんてある意味でマギヌンらしくないぜ(笑)

そして今度はそのマギヌンが持ち前のパサーぶりを発揮することに。

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マギヌンの状況判断優れたロングスルーパスに2列目から飛び出して走りこんだ小川佳純が、ゴールキーパーとの1対1の場面で落ち着いてダメ押しゴール!


さすがだ、小川佳純。

このような1対1の場面でも外すことなく確実に決めてきたシーンを、これまで何度目にしてきたことか。

90分通してはほとんどいいところのなかった小川佳純だったが、1得点1アシストと、終わってみれば決定的なこの活躍ぶり。

この試合も相変わらず守備的かつ消極的で、攻撃時はほとんど消えていたのにな、小川佳純・・・。

思うに、やはり小川佳純にはゴールが似合う。

いや、もっと言うなら、ペナルティエリア内だと動きが激変しているよ、小川は・・・。

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ブルザノビッチを起用したいがために、その犠牲として右サイドバックになってしまった感の強い“キッカー”小川佳純だったが、やはり小川を単なる“キッカー”にしておくのはもったいないぜ、ピクシーよ。


インテリジェンス溢れる選手だけにどこでもこなせてしまう小川だが、その真の脅威はやはり「ペナルティエリア内でこそ」と、僕は改めて確信をもってしまった。

いたな、ブラジル代表にも似たような決定力をもった選手が。

いや、小川のようになんでもできるタイプではないが、ペナルティエリア内だと動きが激変するFWが・・・。



コンフェデレーションズカップで5試合5ゴールの得点王に輝き、先日のワールドカップ予選アルゼンチン代表戦でも、90分中ほとんど消えているのにペナルティエリア内での決定的シーンではほとんどゴールしてしまった、スペインのセビージャで活躍するブラジル代表FWルイス・ファビアーノ!


まあそのプレースタイルは小川とルイス・ファビアーノではまるで違うものの、“ペナルティエリア内での決定力”だけは個人的に似てる気がしてしまう。

そう、やはり小川の真骨頂は“ストライカー”だと思うのだ。

そしてこの“ストライカー”というのは、世界中から日本代表が最も酷評されている部分でもある。

GK1対1シュートはもちろん、クロスからのダイレクトシュートもできて、ミドルシュートも撃てて、ヘデイングシュートもできて、ダイビングヘッドもできて、直接フリーキックも決めれる、ゴールを奪ううえでのオプションを数多く備える小川佳純。

そんな日本が待望する“ストライカー”能力を備えている小川佳純をこともあろうに“右サイドバック”で起用してきただなんて・・・。

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サポーターとして2度と見たくないぜ、右サイドバックの小川佳純なんて!


今週23日(水)にはACL準々決勝、対川崎フロンターレ第1戦がある。

そしてその後はJリーグ、ACL第2戦、Jリーグという中3日地獄の試合が続くのが分かっているだけに、おそらくピクシーはこの大宮アルデイージャ戦、主力を温存したんだろう。

でなければ、あれだけ重宝してきたモンテネグロ代表のブルザノビッチをスタメンから外すわけがないし、元日本代表のアレックスを外すわけがない。

その証拠に、後半残り10分過ぎに途中出場してきたこのブルザノビッチとアレックスの存在感の大きさときたらどうだ?

アレックスは左サイドバックではなく、柏レイソル戦の後半同様、「ボランチ」での出場となったが、残り3分という短い時間にもかかわらず、マギヌンばりの展開力で、センスあるパスを繰りだすこと繰り出すこと。

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まあアレックスの場合は移籍当初からそのインテリジェンス溢れる存在感は目立っていたので、今さらとりわけ驚くことはない。


むしろ驚くべきはブルザノビッチ。

柏レイソル戦で、ケネディ、玉田を追い越しての飛び出しからシュートを放ったシーンが象徴的だったが、この大宮戦でもそれ以上にハツラツとした動きを披露していたのが印象的だ。

相手DFが2人いても軽やかなステップから抜きにかかろうとするその意欲。

1度も抜けはしなくても再度その無謀なドリブルで抜きにかかろうとする、ここにきて突如目立ち始めた、日本人にはない“ふてぶてしさ”!

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冴えない消極的日本人プレーヤーみたいにおとなしかった来日当初とは動きが激変してきてるじゃないか、ブルザノビッチ!


日本語はもちろん、英語は全く話せないというブルザノビッチだけに、コミュニケーションに非常に苦労しているとのことだが、そのあたりがドンドンよくなってる証拠だろう。

これまでブルザノビッチには全く期待していなかったが、この動きなら次のACL川崎フロンターレ戦が楽しみになるというものだ。

だが、悩みは続く。

それは、ピクシーはもう4-4-2に戻すと宣言してるようだが、いずれにしろ実力があるのにポジションであぶれる選手が、FW、MFに出てくるということだ。

そして、僕が見たところ、これは3-4-3にしないと解消されない気がするが、そこはまあ戦術上、仕方がない。


FW候補:ケネディ、玉田

オフェンシブハーフ候補:ブルザノビッチ、小川佳純、マギヌン
(※ブルザノビッチはもともとFW、小川はFWのほうがいい気もするが・・・)


いったいどう起用したらいいのか・・・。

まずオーストラリア代表FWケネディは絶対に外せない。

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まるでダメだった3-5-2の時にも、ケネデイだけはただ1人孤軍奮闘していたほどの絶対的存在だ、ケネディは!


高さばかり取り上げられるケネディだが、個人的にはそういう物理面よりも、“勝負における駆け引きの巧さ”こそ評価したくなる。

そう、どこかトルシエジャパン、ジーコジャパン時代のFW鈴木に似ている気がしないでもない。

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いやらしいというか、ぬけめないというか・・・。


この日の大宮戦の1点目だって、ケネディが故意にファウルを誘ったものだ。

しかもケネデイの恐ろしいところは、当時の鈴木のようにただファウルを誘う汚いプレーヤーというだけでなく、撃つべきシーンをまずは自ら作ろうとしながら、やむをえない場合にはファウルをもらいにいくという、そのあたりの切り替えのバランスが非常にいい!

大宮戦でも入ってもおかしくなかったケネディの決定的シュートが3回ほどあった。

GKのファインプレーが2回と、わずかに外れたのが1回。

いやはや、最近はゴールがなくとも、おそろしいFWであることは間違いないぜ、ケネディ。


そうなると問題はミッドフィールダーなんだよな。

MFをダイヤモンドするという手もあるが、そうなるとディフェンスの弱いグランパスにとっては連敗街道時の二の舞になりかねないのと、セカンドトップ以外では小川佳純の“ストライカー”能力が活かしづらくなるマイナス材料がある。

なので、僕の考えはこうだ。

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ブルザノビッチ、小川をダブルオフェンシブ・ハーフで起用して、視野の広さや絶大の展開力をもった、まだまだ27才と若いマギヌンにはボランチとして成長してもらう!


そう、マギヌンには鹿島アントラーズの小笠原や、ガンバ大阪の遠藤のような中盤での舵取りになってもらうのだ。

かつての中田英寿や、海外ではバルセロナのスペイン代表MFシャビ・エルナンデスのような存在になってくれたら頼もしい。

マギヌンにはフィジカル的なディフェンス力そのものはないかもしれないが、時に効果的な横パスでタメを作ったりするのは一種の“ディフェンス”みたいなものだから、そういう意味でのディフェンス力はあるし・・・。

ピクシーもマギヌンのボランチはまだ試してないよね?

マギヌン自身も決してストライカータイプじゃないし、それはゴール数にも表れているわけだから、むしろ武器である“展開力”を駆使して、自身の新境地を開く意味でも面白いんじゃないの、“ボランチ”としてのマギヌン。


さあここからの地獄の4連戦はどうなっていくことだろうか?

勝敗はともかく、奇をてらった珍采配をすることなく、サポーターが見たいと思うようなメンバー選考、采配を、ピクシーには心がけてほしいものだ。

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まずはACLの川崎フロンターレ戦、小川を右サイドバックにすることなく、&ブルザノビッチとアレックスを必ず起用してくれよ、ピクシー!






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アレックスが衰えてるなんて言ってるのは誰だ! [J1]

サッカーJ1第24節の名古屋グランパスVSアルビレックス新潟戦で気になったことがあったのでちょっと。

この試合アレックスがまたしても後半15分ほどを迎えて阿部翔平に交代してしまった場面。

スカパー解説者の川勝良一さんがこんなようなことを言っていたようだ。

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アレックスは清水エスパルス時代にMVPに輝いたときがベストで、それ以降はドリブル突破のシーンも激減した。

能力もすでに衰えていると個人的には感じている。



そして後半終盤を迎えて、控えのFW津田知宏が準備した際の出来事だ。

これはこの時間帯にくるとピクシーがお決まりのように行っていた采配の1つ。

これを見た実況と川勝さんはこんなような会話を交わしていた。

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「津田は2トップのケネディ、玉田のどちらかに交代するんでしょうか?」


・・・・・・。

思わず絶句してしまったよ・・・。

この会話を聞いた僕がまず思ったことはこうだ。

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おそらくこの2人は前節までの名古屋グランパスの試合なんて見ていないんだろう。

あるいは見ていたとしても、あまりにも試合がつまらなくて覚えていないんだろう。


いや、津田が準備したときにこう思ったのは多分僕だけじゃないんじゃないの?

だって前節、ピクシーの“珍采配”を見ていたグランパスサポーターなら当然まずこういう危惧を抱いたはずだ。

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えっ・・・?
ここでまた右サイドハーフの10番にしてグランパスのキーマンである小川佳純が津田と交代するのか・・・?


そして、そのシーンをもし彼ら2人が見ているのなら、あるいは記憶しているのなら当然そういう会話が出てきてもおかしくはないはず・・・。

だってそれほど目を疑うような、信じがたい、インパクトある采配だったんだから、あの時のピクシー采配は・・・。

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つまり僕が何が言いたいのかと言うと、この2人はグランパスの試合なんてまるで興味なんてなく、見ていたとしてもきっとテキトーにしか見ていなかったんじゃないかということだ!


まあ、それは別に非難しない。

だって、今のとち狂ったようなグランパスの試合なんて誰が見たいなんて思うものか(笑)

グランパスサポーターである僕ですら、録画したこの試合を2度も見ようとは思わないほどつまらない試合内容なんだから、見ていないこの2人を責めることは不憫というものだろう。

川勝さんだってそこまで暇じゃないでしょ。

ただ、見ていないなら見ていないで、安易にこんなことを軽々しく公共の電波を使って断言してはいけない!

「アレックスが衰えている!」などと!!!

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そこは推測ではなく、ちゃんとここ数試合を見てから言ってほしいものだぜ、川勝さんよ!


この試合だってアレックスに代わって途中出場した阿部翔平がオーバーラップからのクロスをあげたシーンは、僕の記憶が正しければゼロだ。

いや、阿部翔平を下手だと言っているわけではない。

むしろ僕は阿部翔平を高く評価していたので、アレックス移籍当時はこう思ったほどだ。

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なんで阿部翔平がいるのに今このタイミングでアレックス獲得なの?


阿部翔平は決してディフェンス力があるほうではない。

もちろん、からっきしというわけでもないが・・・。

その持ち味はアレックス同様、“果敢なオーバーラップ”と“左足のクロスの精度”だ。

しかし、そんな阿部翔平をもってしても今のグランパスではタイミングのいいオーバーラップなんてできない。

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できるわけないだろう、“ドロドロ”の根源とも言える“中心前提主義”のブルザノビッチがまだまだ良化途上で、かつビルドアップの起点であるボランチの中村直志、吉村圭司、山口慶があれだけバカの一つ覚えのように臆病なバックパスばかり繰り返してるようでは!


攻撃に関しては抜群のセンスをもつ小川佳純でさえ右サイドのオーバーラップがほとんどできず、遠目からのアーリークロスを数本上げた程度。

そんな中でアレックスが左サイドを奥深くえぐる場面が数回でもあったことが驚きとさえ言える!

勘違いしてほしくないのは、川勝さんのアレックスへの見解が僕と違うから、それをただ非難しているわけではないのだ。

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そもそも人それぞれ好みや感じ方が違うんだから、その選手をどう思うかは自由だろう。


ただ、ここ3試合のひどい内容のグランパスの試合を見もしないでコメントされては、同じくグランパスの試合を見てない他クラブのサポーターが勘違いしてしまうというもの。

「なんだ、やっぱりアレックスは衰えたのか。“監督”まで務めた“元サッカー選手”の川勝良一さんが言ってるんだからな」と。

思えばこの川勝さんという人は、あの浦和レッズが4連敗してたころにも、「フィンケ監督のサッカーは間違ってない!」と豪語してた人だから、「結果」よりも「自身の哲学」を重視する傾向があることはファンとしても記憶しておきたいところだ。

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でないと、時に誤った認識をまとってしまい、最終的にショックを受けるのは僕らサポーターなのだから・・・。


ちなみに、今現時点で僕が大好きな浦和レッズが7連敗しているのは痛ましい事実。

あの当時の川勝さんの見解をただこの一点で責めるつもりはないが、少なくとも「4連敗」していた事実を「問題なし!」とする姿勢をもって公共電波で断言していたのはいただけないと思うぞ。

素人が見たって、あのアジアチャンピオンにも輝いた実績をもつ浦和レッズが「4連敗」もすれば、どこかに問題があるだろうと思うのが普通だ。

そういう正論とは真逆の評価をして、見ている視聴者に「自身の哲学」をもって「本質」を説いた川勝さんの解説・・・。

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影響力のある人なんだから、「自身の哲学」ではなく、もっと「結果」を真摯に受け止めた謙虚な解説をしてほしかったよ、川勝さん・・・。


まあそれはそれとして、話をグランパスに戻そう。

この記事の本質は何も川勝さんを責めるためにこしらえたわけではない。

これはあくまでも「ろくすっぽ見てもいない“グランパス・アレックス”」を手放しに非難されたお返しだ。

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同じように見ていない他チームのサッカーファンの誤解を解きたいがために、「自分の目で見て」からアレックスが衰えてるかどうかを確かめてもらいたいから・・・。


それでそれぞれの見解の相違が出る分にはしょうがないからね。


で、そのグランパス。

ボランチにガンバ大阪の遠藤や鹿島アントラーズの小笠原のような、視野が広く展開力のある選手がいないグランパスにとっては、この3-5-2システムではサイド攻撃は機能するはすがない。

せめてセカンドトップのブルザノビッチがもうちょっとまともにならないとムリだろう。

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あるいはワンボランチにしてダブル・オフェンシブハーフにすれば、この日はカード累積で出場停止だったマギヌンの展開力によってアレックスのサイド攻撃は活きてくると思うが・・・。


しかし、まだまだ波に乗り切れているとは内容的には言い難いグランパスにあって、ダブルボランチをワンボランチにするにはリスクが大きい。

今しばらくは選手が自信を取り戻すまで、そして“ブルザノビッチ・システム”がちゃんと機能し始めるまでは、たとえボロボロの内容でもダブルボランチで守備的にいくべきだと個人的には思う。

まだまだ8位なんだからね、グランパスは。

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ただ、そんなボロボロの内容でも、アレックスの守備力は相変わらず素晴らしい!


この日も左サイドからの相手のセンタリングを許した場面はおそらくゼロだ。

決して守備力を持ち味とする選手ではないアレックスだけに、この先ピクシーの采配がまともになってきたらどう激変してくのがやはり楽しみになる。

そのためのキーポイントとしては、僕は2つ挙げたい。

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まず、楢崎の骨折によってスタメン起用されている、まだまだ経験不足のGK広野耕一だが、その守備が安定していることを試合結果で証明していきながら、選手全員がデフェンスラインを含めた後ろの守備陣を信頼できるようになること!



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そしてなんといっても今はボロボロのブルザノビッチがワールドクラスのプレーヤーだと自らチームに証明し、周囲からもっと信頼されるような存在になること!


そうなればいつかはピクシーも、自身が大好きな4-4-2システムを敷いてくれるに違いない。

しかし、この日の試合終了間際、またも見ていて怖いピクシー采配があった。

それは田中隼麿をこともあろうに4-4-2の右サイド“バック”として途中起用したことだ・・・。

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思えばこの右サイド“バック”に田中隼麿が入ったときのディフェンスラインが、守備の崩壊から招いた前半戦における低迷の原因だったことをもうピクシーは忘れてしまったのだろうか?


田中隼麿は本来右サイド“ハーフ”の選手。

ディフェンスのセンスは全くといっていいほど感じられない。

それなのにディフェンダーで起用されてるのは、本人だって不本意に違いない。

そしてグランパスNo.1の“無尽蔵の運動量”を持ち味としながらも、今やそのMFとしての技量にも疑問符がつけられ、その結果としてMF小川佳純、FW津田知宏に右サイド“ハーフ”のポジションですら奪われている現状だ。

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だから、間違っても右サイド“バック”で田中隼麿などという危険な采配はもう金輪際見たくないのだが・・・。


だからこそピクシーに僕は提案したい。

それは、左サイドバックのレギュラー候補であるアレックスと阿部翔平のどちらかを“右サイドバック”で起用するということだ!

そう、これは南アフリカ・コンフェデレーションズカップであのドゥンガ・ブラジル代表が“右サイドバック”のこの2人をどうしたら同時起用できるのかと悩みに悩みぬいたあの禁断策。

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すなわち、イタリア・セリエA3連覇のインテル・ミラノの“右サイドバック”であるマイコンと、ヨーロッパチャンピオン、スペインチャンピオンでもあるFCバルセロナの“右サイドバック”であるダニエウ・アウベスの禁断の“右サイドバック”ダブル起用!


ドゥンガ監督はマイコンを“右サイドバック”で、ダニエウ・アウベスを“左サイドバック”で起用することで解決したようだが・・・。

ならば、これを我がグランパスでもやってしまえばいいじゃないか!

グランパスの場合はアレックス、阿部翔平がともに左ききのため、どちらを“右サイドハーフ”で起用するのかということになるが・・・。

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個人的には、今や左足一辺倒ではなく、右足でもそこそこ精度の高いクロスを上げられるまでに成長した、心技ともに“百戦錬磨”で経験豊富なアレックスを右サイドハーフで起用することを提案したい!


特に、今や右足でさえミドルシュートを撃ってくるアレックスだけに、逆に右サイドハーフで起用すれば、中央に切り込んでの得意の「左足」でシュートを撃てるチャンスも増えるだろう。

今や自らのやりたいサッカーを完全に捨て去り、不本意であっても結果にこだわるサッカーに徹しているピクシーの姿勢だけは、素直に評価できる唯一の点。

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ならばその柔軟な思考回路をもって、「アレックス=左サイド」という既成概念すら取り除いてほしいところだ。


もっとも、アレックスがグランパス入団当時は「ボランチ」で起用も試したというほどだから、アレックスへのある程度の柔軟性はすでに示しているとも言える。

結局、もともと阿部翔平をピクシーは評価していたわけで、アレックスが途中交代されてしまう理由はここにもあると思うのだ。

すなわち両者とも起用したい!と。

だがそれに対して右サイドはピクシーの眼鏡にかなう、いわゆる“右サイドキッカー”としてのスペシャリストがいない。

田中隼麿が期待ハズレだったことはピクシーもここへきて認めているようだし、僕の大好きな“闘将”竹内彬はクロスの精度が低いせいか、もはやピクシーの構想外のようだ。

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ならば、そのキックの精度を評価されているアレックス、阿部翔平の“左サイドキッカー”ダブル同時起用!


一度見てみたいな・・・。

タイミングとしては、今はやむなく右サイドハーフを務めている小川佳純が、カードの累積で出場停止となった場合だろうか。

ブルザノビッチ、小川佳純、玉田、阿部翔平、アレックス・・・こんないたるところにキッカーをそろえたグランパスが、一斉にケネディ目掛けてクロスを供給するサッカーというのも面白そうだ。





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2位川崎フロンターレ VS 3位清水エスパルスの“事実上の決勝戦”の続きはどこへ! [J1]

サッカーJ1第24節・川崎フロンターレ VS 清水エスパルス(等々力競技場)の試合は、1-1の引き分け。

勝点42で2位の川崎フロンターレと、勝点39で3位の清水エスパルスの試合だけに、どちらが勝つのか興味深々だったんだが・・・。

それにしても、とてつもなく壮絶な試合だったぜ、この試合。




「延長戦が見たい!」と思ったのは、きっと僕だけではあるまい!


そのリーグの順位が示すとおり、今最も勢いのある2チームだし、ともに9/2(水)のナビスコカップ準決勝に駒を進めているチームでもある。

ちなみにその対戦カードが以下だが・・・。


9/2(水)19:00~

川崎フロンターレ VS 横浜マリノス(等々力)

清水エスパルス VS FC東京(アウスタ)


もしリーグの順位どおりならば、決勝進出は川崎フロンターレと清水エスパルスということになるのだろう。

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そう考えると、この日の川崎フロンターレVS清水エスパルスの一戦は、ナビスコカップの“プレ決勝戦”とも言えなくもなかったんじゃないのか!


いや、もちろんこれは僕の個人的な見解ではあるが、ナビスコCの結果がどうなるかはさておいて、この川崎と清水の2チームの勢いはリーグにおいても未だ絶えることなく継続している点は見逃せない。

そしてそれを象徴する数字がこれだ。

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川崎フロンターレのシュートが18本で、清水エスパルスのシュートが17本!


この夏場の暑い時期において、我が名古屋グランパスなどは5本しかシュートを撃っていないのとは対照的に、この両チームの凄まじいシュートの雨アラレの嵐はどうだ。

そして撃つほうもう撃つほうだが、守るほうも守るほう。

この試合の1-1というスコアが示すとおり、この日は両チームの守備が、その互いの凄まじい攻撃を見事に抑えきった、そんな試合だったと言えよう。

そんな中で、ただ鉄壁の守備を誇っただけでなく、先制点を自ら叩き込んだのがこの男だ。

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ディフェンダーという身でありながら前節ジュビロ磐田戦でもゴールしたのに続き、ここも後半30分過ぎという正念場の時間帯に値千金のヘディングゴールを決めた、CB岩下敬輔(22才)!


元日本代表、右サイドバックの市川からのセンタリングをゴール正面やや左で待ち構え、ノーマークでドンピシャリ。

これでは日本代表GK川島もセーブできるはずがない。

決められはしたものの、最後までよく手で触ったもんだとビックリするほどのセービングではあった。

悔やまれるのは、川島のミスキックからこのエスパルスのカウンター攻撃が実ってしまったことだろうか・・・。


そしてもう1人見逃してはいけないのがこの男。

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およそサッカー選手とは思えないほど“立体的”にどデカい体格をもち、日本代表MF中村憲剛から体まかせにボール奪取するという、このカウンター攻撃による先制点の起点を作った最大の立役者、元ブラジル代表MFマルコス・パウロ(32才)だ!


もうやや高齢ということもあるのだろうか。

後半10分過ぎにMF兵働昭弘に代わっての途中出場となったマルコス・パウロ。

しかしこの日の川崎フロンターレ戦を見る限りでは要所要所での存在感がすごかったぜ、マルコス・パウロ。

リザーブにまわることが多いようだが、これならまだまだ健在なんじゃないの、マルコス・パウロ。

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いやはや、我がグランパスと対戦時には出てきてほしくない選手だぜ、マルコス・パウロ!


こうなれば、これはもう本来なら清水エスパルスの勝ちゲームだったはずだろう。

力の拮抗した同士の真剣勝負にありがちな、1-0での決着!

そう想像した人も多かったに違いない。

ところがこれがこれで終わらないというんだから・・・。

後半ロスタイムに入り、もう試合が終了すると思われたその時だ。

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ピッチサイド左からの中村憲剛からのフリーキックから、あの清水エスパルスのFWヨンセンよりも高い打点で見事に競り勝った、DF伊藤宏樹(31才)の“値万金”の同点ピンポイント・ヘディングゴール!


高い、高すぎる!

そして何より美しいぜ、この伊藤宏樹のゴール・・・。

いやはや、川崎フロンターレのこういう土壇場での信じられない“神懸かり的ゴール”を、これまでいったい何回目にしてきたことか・・・。

ガチンコ勝負の鹿島アントラーズ戦しかり、今回の上位決戦しかり・・・。

たとえ伊藤宏樹が「「う〇こみたい」」とこの試合を酷評しようとも、関塚監督が「腰の引けたようなサッカーをしていた」と酷評しようとも、僕はそれには共感できないぜ・・・。

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とてもリーグ戦の一試合とは思えない、まさしく“事実上のJリーグ決勝戦”とも言っても過言ではない白熱した試合だったぞ、川崎フロンターレ&清水エスパルス!


今節で最もシュートを撃った1位2位がこの両チームである中で、それを1失点にシャットアウトした両DF陣もさることながら、土壇場でゴールをもぎとったのもやはり両DF陣・・・。

川崎フロンターレは得点王ランキングトップ・タイの岡崎慎司をおさえ、清水エスパルスはこれまた得点王ランキングトップ・タイのジュニーニョをおさえた。

そんな両チームの戦略通りの展開だった中で、ここぞとばかりに攻守ともに抜群の存在感を示した、清水エスパルスDF岩下敬輔と川崎フロンターレDF伊藤宏樹。

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岡田ジャパンでそのプレーを見てみたいと思うほど、見事な攻撃&守備&精神力だったぞ、岩下&伊藤!


それにしてもいつもながら思うが、こういう勝点の積み重ねで上位にくるチームというのは、やはり守備が安定している。

特に最後の砦であるセンターバックこそ、その存在感の大きさを感じざるを得ないよ・・・。

川崎フロンターレの伊藤宏樹(31才)&菊地光将(24才)。

清水エスパルスの岩下敬輔(22才)&青山 直晃(23才)。

サッカーに年齢がどこまで関係あるかは分からないが、この20代前半CB中心の見事な競演はどうだ。

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まったくこの先が楽しみだぜ、日本代表!


さあナビスコカップ決勝に勝ち上がってくるのはどのチームだろうか?

リーグ11得点あげている石川直宏がケガから復活したFC東京なのか?

リーグ8得点をあげている渡邉千真の横浜マリノスなのか?

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あるいは、今回土壇場で引き分けに終わったこの川崎フロンターレと清水エスパルスが、ナビスコカップ決勝戦でその夢の続きを演じてくれることになるのか!


それを楽しみに18時間後を待つことにしよう。





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名古屋グランパスの“新守護神”広野耕一! [J1]

サッカー・J1第24節・名古屋グランパスVSアルビレックス新潟の試合は、1-0で我が名古屋グランパスが勝利!

5位のアルビレックス新潟相手に9位の名古屋グランパスが勝利するという、ガンバ大阪戦に続いてまたしてもサプライズとなってしまったようだ。

それにしても、システムをピクシー自身も不本意な“3-5-2・ダブルボランチ”に変更してからのこの大躍進・・・。

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“意外”なことに、これで今期初のリーグ3連勝じゃないか、グランパスよ!


グランパスサポーターである僕だが、ニュース記事でそれを目にするまで正直気づかなかったよ・・・。

だって、そんなうれしい結果とは相反して、全くといっていいほど内容が伴ってないんだもの。

そしてこれはおそらく僕だけの偏った見解ではなく、ほとんどの人がそう感じてるんじゃないだろうか?

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ズブズブにして、ドロドロ!


ここ3試合をそう感じてるのはきっと僕だけではあるまい。

もちろんこれまで調子の悪い(?)グランパスだっただけに、こういう謙虚なドロ試合はむしろ望むところだったんだが・・・。

しかし、そんな決して褒められた内容とは言えないこの日のアルビレックス戦において、1つの光明があった。

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それは、デビューして3試合まったくといっていいほどヤル気を感じなかったモンテネグロ代表イゴール・ブルザノビッチが、かなりヤル気になっていたことだ!


とはいえ、90分通してよかったというより、これまでより消えている時間が少なかったという程度のものだが・・・。

まず、相手のボールを一生懸命に奪いにいこうとするシーンが増えた。

それにより、ブルザノビッチがボールの絡むシーンが増えた。

そしてなんといっても極めつけはこのシーン。

そう、中央でファウルを受けた後の誰よりも素早いブルザノビッチのクイック・リスタートから、ゴール前のスペースへ走りこもうとする日本代表FW玉田圭司へ芸術的なスルーパス!

そして、これを抜群のタイミングで受け取った玉田が、2人のDFの激しいプレスに倒れることなく、その勢いのままGKを交わして効き足でない右足で値千金の決勝ゴール!

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まさにワールドクラスのスルーパスから生まれたワールドクラスのゴールだったと言えよう、ブルザノビッチ&玉田!


玉田のここ数試合のプレーはまさしくジーコ・ジャパン時代を彷彿とさせるもので、シーズン通しての結果はともかく、ここへきて3試合連続ゴールと調子が上がってきているのは確かなようだ。

しかしそれ以上に驚いたのがブルザノビッチ!

この日のスルーパスはここまで見られなかったほどの素晴らしいもので、あんなセンス溢れるプレーは決して偶然できるものではあるまい!

そしてこの直後にはミドルレンジからのブルザノビッチの直接フリーキックの場面もあったが、これまたポストに当たって弾かれるという、非常に惜しいシーン。

この試合を見て初めて、もう僕の中ではハッキリした。

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ブルザノビッチはやはりモンテネグロ代表だ!


もちろん、良かったのは前半だけで後半はいつものように消えてしまっていたが、それでもここ3試合とは別人のようだったぜ、ブルザノビッチよ・・・。

これを見る限りは、ブルザノビッチは戦術面などの物理面に要因があるのではなく、どうやらメンタル面に要因があったように感じる。

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なにより根本的に“意欲”が感じられたとでもいうか・・・。

やっと試合に“集中”してくれたとでもいうか・・・。


それでも、もしこの試合がブルザノビッチの最高パフォーマンスであるなら、もはやグランパスにとっては絶望しかない。

だがそんなことはあるまいて。

もともと今月25日に24歳になったばかりの若いブルザノビッチだけに、そうでなくともまだまだ伸びしろを見込めるというもの。

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そういう意味で、この先どこまで激変した姿をピッチで見せてくれるのかが楽しみだぜ、ブルザノビッチよ!


そして、この日のアルビレックス新潟戦ではもう1つ大事な心配点があった。

言うまでもない。

GK楢崎正剛が前節ガンバ大阪戦の終了間際に手を骨折して戦線離脱していたことだ。

そしてこの日、その楢崎に代わってゴールを守ったのがこの男。

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楢崎と同じ奈良育英高出身ながら、今年7/29のナビスコカップFC東京戦第2戦がプロ7年目にして初のスタメン出場であった、グランパスきっての“苦労人GK”広野耕一(ひろのこういち)(29才)だ!


それにしても、このGK広野耕一・・・。

正直、僕もよく知っているわけではない。

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なぜなら試合に出たのが、この試合の前まで生涯にわたってホントに2試合だけだからだ!


もちろんナビスコカップ準々決勝第2戦ではFC東京相手に2-1で勝利した立役者だけに、J1で通用する下地はすでに証明していたわけだが・・・。

だがこの日の相手は、今期10得点獲っているペドロ・ジュニオールの電撃移籍で戦力ダウンしていたとはいえ、仮にも5位のアルビレックス新潟だ。

攻撃陣には日本代表FW矢野貴章もいるし、なんといってもMFでありながら今期すでに9ゴールしているマルシオ・リシャルデスがいるんだぞ!

そんなここまでJリーグMVP候補といえるほどのマルシオ・リシャルデスを相手にまったく臆することなく立ち向かい、それこそピンチらしいピンチもほとんど作らせることなく安定した守備力を見せてくれたGK広野耕一。

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日本代表GK楢崎正剛をも凌ぐとさえいえる、抜群の安定感だったぜ広野よ!


とりわけ目立ったのが、その安定したキックだ。

とにかくズブズブでドロドロの試合展開を繰り返す我がグランパスにあって、バックパスはもはや必需品と言っていい。

まず、ボランチの中村直と吉村が受けたボールを9割方バックパスでCBのバヤリッツァ、増川、吉田麻也へ返す。

で、それをたまらずCBトリオがGKの広野へバックパス。

おかげで広野がダイレクトでロングキックをする場面が多いこと多いこと。

あれだけロングキックの場面が多いと、一度くらいはダフって地面を蹴ってしまい、ミスキックをすることもあっていいと思うのだが・・・・。

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しかし、そんなミスキックをすることは一度として無かったぜ、広野!


この試合を見る限り、広野がグランパスのウィークポイントになると思っていた僕の考えは全くの間違いだ。

それどころか、楢崎がしばらく帰ってこなくてもグランパスは安心とさえ言える!

そもそも、ろくすっぽ見てもいないのに推測で物事を判断するからこうなるんだよな・・・。

そしてそれはおそらく他のクラブも同様の姿勢で挑んでくるに違いない。

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ならば、そんなナメでかかってくる他チームの攻撃陣を全てシャットアウトしてやろうじゃないか、広野よ!


これならリーグの残り試合もACLも十分戦えそうだな、広野の安定した守備力で!

”意外”なことに、こんなヘンテコな内容で3連勝してしまった我がグランパスだが、この3連勝目が無失点だったことを忘れてはいけない。

「決定的シュートを撃たれなかった」という人もいるかもしれないが、広野の見事なポジショニングやDFとの連携で「決定的シュートを撃たせなかった」とも言える!

次はまたまたホームで、今度はネルシーニョ新体制になってからものすごい勢いで上位チームを苦しめている柏レイソルが相手だが、ここも広野を信頼しよう。

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そして広野の無失点セービングによるグランパスが“ドロドロ”の4連勝!


こんな見出しを今週は期待したいところだ。

楢崎が戻ってくるまでの10週間と言わず、なんならリーグ最終戦まで正GKを務めたっていいんだぜ、広野!




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岡田ジャパンでも演じてほしい“サンフレッチェ劇場”! [J1]

日本代表VSオランダ代表の親善試合が、1週間後の9月5日に迫ってきた。

岡田監督は「新しい選手を試すつもりはない」みたいなことを言っていたが、さあいったいどんな選手を招集することになるだろうか?

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GKの楢崎正剛(名古屋グランパス)に関しては、不幸にも「左手の指の骨折」のため、他のGKを起用せざるを得ないだろうが・・・。


それにしても今期のJ1リーグは、ここへきて日本人選手の大躍進が目立つ。

サッカーJ1リーグ第23節・浦和レッズVSサンフレッチェ広島の試合もそうだった。

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かつてはアジアチャンピオンにも輝いた浦和レッズを未曾有の6連敗へといざなうことになってしまった、2-1でのサンフレッチェ広島の勝利!


サンフレッチェ広島は気づけば勝点37で4位まで浮上することとなり、これで2位の川崎フロンターレとはその差5だ。

勝点39で3位の清水エスパルスもそうだが、今上位にいるこの3チームからはかなりの勢いを感じる。

勝点こそ50と抜けた感のある鹿島アントラーズではあるが、リーグ後半戦はここへきてややその強さが停滞しているだけに、なおさら2~4位の勢いのスゴさを感じるというものだ。

そして、サンヒフッチェ広島のこの日の象徴がこの男。

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まだ22才という若い年齢にもかかわらずすでに岡田ジャパンに召集されて日本代表入りした実績をもち、CBというポジションにもかかわらずこの日も1ゴールをあげて今期5得点をたたき出している“イケメン・バック・ストライカー”槙野智章だ!


先制点となったこの日の1点目は、ペナルティエリア外やや左側でボールをもった槙野が、マークにきた浦和レッズFWエジミウソンを見事なフェイントでふりきって狙いすましたミドルシュート!

日本代表GK都築も味方DFがブラインドになったために完全に反応が遅れてしまったほど、タイミングのいいシュートだった。

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「特に狙ったわけではないんですが、僕もかつてはFWをやっていたからそのあたりの嗅覚はもってます!」


こう槙野自身が勝利インタビューで答えたように、DFという身ではありながらも、まさしく“ストライカー”としての才能が存分に発揮された見事なゴールだったと言えよう。

それにしても、この槙野のゴールを狙おうとする意識。

日本代表でも大活躍するあの選手によく似ている。

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そう、奇しくもこの日の対戦相手だった浦和レッズの不動のセンターバックであり、“浦和の魂”ともいえる、“元祖暴走ストライカー”田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)に瓜二つ!


もっとも、槙野の場合はペトロビッチ監督に「上がるな!」と怒られているらしく、闘莉王(トゥーリオ)ほど自由奔放にオーバーラップをしているわけではないようだが、それでも上がりたくて上がりたくてウズウズしているところなどは闘莉王(トゥーリオ)を彷彿とさせる。

それもそのはず。

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「目標とする選手は闘莉王(トゥーリオ)さん!」

「DFの得点王を取って、闘莉王(トゥーリオ)さんを上回りたい!」


こう常日頃から話している槙野だけに、そのプレーぶりが闘莉王(トゥーリオ)と重なって見えるのも当然というものだろう。

そして、DFでのリーグ5得点は、京都サンガの韓国代表CB李正秀(イ ジョンス)、大宮アルデイージャのCBマトと並んでトップ・タイだ。

もっともこの日の前半は、腹筋の肉離れが完治していない闘莉王(トゥーリオ)はベンチだったが、こんな槙野の素晴らしいゴールを目の前で見せられては、その心中は穏やかでなかったに違いない。

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「グズグズしてないで早くオレを出せ!」


こう闘莉王(トゥーリオ)が言ったかどうかは定かではないが、その表情からは気合が燃えたぎっているのがアリアリと感じられたぜ、闘莉王(トゥーリオ)よ・・・。

それでも前半早々の1点差ビハインドでは動かなかった、ここまで5連敗とはいえ専門家からの評価は未だ揺らぐことのない、浦和レッズの頑固な名将フォルカー・フィンケ監督。

そのフィンケ監督の対応がサンフレッチェ広島としては吉とでたと言ってもいいだろう。

前半終了間際という最高の時間帯に、サンフレッチェの2点目となる追加点を決めたのがこの男。

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そう、この日のゴールで6得点として得点王ランキングでもMF同士では3位タイにつけるほどの得点力をここへきて証明し、先の槙野智章やガンバ大阪の安田理大などの“お調子者世代”の代表格とも言える、“お調子者ミッドフィールダー”柏木陽介(21才)だ!


ゴール正面からきっちり得点を決めた柏木だったが、その最大の醍醐味は得点後のパフォーマンスだろう。

この日もレッズGK都築がうなだれる前で、柏木&槙野が2人そろってシコを踏むという“関取パフォーマンス”!

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なんとまあサポーターへのサービス精神の旺盛なこと!


岡田ジャパンの中心選手にも、このぐらいのパフォーマンスをやってくれと見せてやりたくなるほどだ。

そして、こんな侮辱的パフォーマンスをされて、プライドの高い浦和レッズ選手たちが屈辱を感じないはずはない。

ベンチにいるこの男は特にそうだったはずだ。

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そう、怒り心頭になった際には、その赤いユニフォームと高揚した顔面の色が区別がつかなくなるほど、“心も体も炎のごとくReds(レッズ)”な闘莉王(トゥーリオ)!


2-0とされた時点で、もはや腹筋の肉離れなどどこかへ行ってしまったも同然だろう。

前半を終えてハーフタイム後、「待ってました」と言わんばかりに登場してきた闘莉王(トゥーリオ)。

万全ではなくとも、サンフレッチェ広島にとってはここからが本当の正念場だったと言えるんじゃないだろうか。

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そして、「DF得点王はオレだ!」と言わんばかりに、難しい体勢から難しい角度を狙ってのヘデイングシュートを豪快に叩き込んだ、“元祖バック・ストライカー”闘莉王(トゥーリオ)!


前節に続いての連続ゴールによりこれで今期4得点とした、点の獲れない浦和レッズにとっては貴重な得点源と言える闘莉王(トゥーリオ)の存在はやはり大きい!

対峙しているサンフレッチェ広島の選手たちはもちろん、浦和レッズの選手&サポーター、そして日本代表サポーターにとっても改めてその存在の大きさを如実に感じさせられるほどの気合のこもったゴールだったぜ、闘莉王(トゥーリオ)・・・。


このゴールにより浦和レッズが息を吹き返したため、サンフレッチェ広島としても前半のように楽な展開にはもっていけなかったが、なんとか浦和レッズの猛攻をしのいでこのまま2-1で勝利することができたようだ。

そしてその勝利後には、サンフレッチェお決まりのサポーターへのパフォーマンス。

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そう、この日は柏木、槙野、森脇の3人が海水浴コスプレで登場した、スタンドにいるサポーターへ向けての恒例の“サンフレッチェ劇場”!


広島サポーターでなくとも、いつみても面白いこの“サンフレッチェ劇場”だが、この日は槙野&柏木がともにゴールをあげていたためなおさら調子にのっていたように見えたぜ、槙野&柏木・・・。

試合だけでなく、試合後にもこういうパフォーマンスを見せてくれることで、広島の選手たちはホントにサポーターの方を向いてプレーしているんだなというのがよく分かるというもの。

サポーターにとってはこんなにうれしいことはないだろう。

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そういう意味で、試合においても試合後においても、まさに選手とサポーターが一丸になって演じることができたこの日の浦和レッズ戦の勝利は、まさしく言葉通りの“サンフレッチェ劇場”だったと言えよう。


さあ岡田監督はこの日の“サンフレチェ劇場”をどう見ただろうか?

近試合でサンフレッチェ広島から日本代表に召集されている選手はDF槙野だけ。

その槙野にしても、闘莉王(トゥーリオ)、中澤という不動の強力CBがいるために、レギュラーとして選出されているわけではない状況だ。

しかし、この日の試合はもちろん、ここへきてのサンフレッチェ広島の“勢い”を見る限り、ここから何人か選ばれても決しておかしくはないだろう。

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特に、“お調子者世代”のリーダー格である柏木陽介の陽気にしてチームを牽引できる“スター性”は、イマイチ控えめで視聴率の低迷する岡田ジャパンにあっては必要不可欠な存在じゃないだろうか!


まだ“勢い”だけでプレーの質がともなわなかった若かりし時代から見事に成長し、MFでありながら今期はすでに6ゴールという「結果」を出している柏木陽介。

MF陣に中村俊輔、遠藤保仁というベテランにして控えめな選手が多い岡田ジャパンだけに、ここに柏木のような“勢い”を自ら作り出すことができる“お調子者”が入ってくることで、チーム自体の閉塞的ムードを変えてくれるんじゃないかと、サポーターとしては期待したくなるところだ。

特に、あの勝利後に行われる、スタンドにいるサポーターへ向けての“サンフレッチェ劇場”パフォーマンス。

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ぜひとも日本代表でゴールを奪った際には、柏木&槙野で“日本代表劇場”なるものをやってもらいたい!


自身の哲学のみにひたすらこだわるあまり、サポーターのことを全く考えずに視野が狭くなっているとさえ思える岡田監督のせいで、試合観客数&テレビ視聴率が激減している現時点の日本代表があることを忘れてはいけない。

だからこそサポーターの方を常に向いている、「視聴率」を獲れる選手の存在をもっと大事にしてほしい。

まあ岡田監督がそういう「視聴率」や「サポーターへのサービス」に全く価値を置かない人間だけに、代表入りに関しては選手としての「結果」のみで勝負するしかないのだろうが、その「結果」もここへきて見事に伴ってきている槙野&柏木だ。

あわよくば偶然選ばれてしまうことをサポーターとしてはぜひ期待したいところだ。

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もし選ばれた際には、オランダ代表GKファン・デル・サールの前で、国際問題になるほどの“屈辱的関取パフォーマンス”を頼むぞ、柏木&槙野!





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名古屋グランパスがガンバ大阪に“奇妙”な逆転勝利! [J1]

サッカーJ1リーグ第23節・ガンバ大阪VS名古屋グランパスの試合は、な、な、なんと我が名古屋グランパスが3-2で勝利!

それも、0-2とリードしていた4位のガンバ大阪が優位にゲームを進める中、11位の名古屋グランパスがロスタイムで逆転勝ちしたというのだから・・・。

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まさしく今期J1リーグ最大の、信じがたい大逆転劇だったぞ、グランパスよ!


それにしても、偶然なのかそうでないのか、これでホームでもアウェイでも、対ガンバ大阪戦では“ロスタイムでの大逆転勝利”をものにしたことになる名古屋グランパス。

4位のガンバ大阪はここへきて勢いもあり、かつ優勝も狙えるほどの実力を備えたチームでもあり、まさかピクシーの“珍采配”で低迷する名古屋グランパスに負けるとは思っていなかったに違いない。

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それどころか、グランパスサポーターだって思っていなかったぜ、こんな大どんでん返しは!


そもそも前半から終始ずっとガンバ大阪ペースで、それはもう攻守にわたってガンバのいいところだけが目立ち、グランパスのいいところなんてこれっぽっちもなかったよ・・・。

1点目の、日本代表MF遠藤の利き足ではない左足からの華麗なミドルシュート!

2点目の、見事なカウンターによるブラジル人FWルーカスのこれまた精密機械のような正確なファーサイドを狙ったシュート!

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まさにガンバ大阪にとっては狙い通りの理想的な展開で、0-2で前半を終えた際にはあまりにもガンバ大阪が完璧すぎて、僕はふて寝しようかと思ったくらいだ・・・。


そう思ってしまうのも当然だ。

前節のジェフ戦同様、グランパスは3-5-2ダブルボランチというかなり守備的布陣で臨んでいたため、まったく連動性がなく、ただガチガチに守っていただけ・・・。

にもかかわらず、相変わらずCB&ボランチがボロボロにやられてしまう。

そして、なんといってもこの試合の最大のピンチはこれだ。

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途中加入でありながら名古屋グランパスをまさに神懸かり的プレーでここまで牽引してくれた、オーストラリア代表FW“ジーザス・クライスト”ジョシュア・ケネディの欠場!


足の負傷のため、この日はチームに帯同すらしていない状況だったが・・・。

そりゃあそうだろう。

これまでケネディは、ふがいないグランパスにあってただ1人最前線で体を張って支えてくれたんだもの。

相手チームの屈強にして岩のようなDFから、ただ1人集中してヒジ撃ちはくらうわ、ヒザ蹴りはくらうわ・・・。

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まさしくケネディの、味方にとっても敵にとっても“ターゲットマン(標的になる男)”となり、獅子奮迅の激闘を連続して繰り返したことによる名誉の負傷離脱!


そう言っても過言ではないだろう。

そんな物理的にも精神的にも最悪の状況で迎えたガンバ大阪戦で、我がグランパスはまったく前半いいところなく後半を迎えたのだ。

ふて寝する僕の気持ちを、同じグランパスサポーターならきっと理解してくれるに違いない・・・。


でも、結果的にあやうくふて寝しなくてよかった・・・。

なぜならここから信じられないようなグランパスの大躍進があったからだ。

まずなんといっても後半からボランチ吉村に代わって入ったこの男。

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そう、ジーコジャパンでは日本代表FWにも選出された巻誠一郎(ジェフユナイテッド千葉)の弟で、兄同様、ガムシャラな献身的守備と、空中戦には絶大な自信をもつ、“ディフェンシブ・フォワード”巻佑樹だ!


後半27分に、日本代表FW玉田の突破からの折り返しを、泥臭さ抜群のスライディングシュート!

これが決まって1-2となったことにより、グランパスの選手のあきらめムードに火がついたのは間違いない。

それにしてもこの巻佑樹のピッチ上での風貌はどうだ?

いつも口を大きく開けて、肩で息をしている姿が非常に印象的だが・・・。

もちろん、これは本人も後先考えずにディフェンスに奔走しているからこその疲れた姿なんだろう。

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しかし、その大きく開いた口で時としてガムシャラに突進する姿は、野生動物学的には、まさしく空腹時に獲物を狙っている姿にも見えなくもない。


ガンバ大阪のようなシステム的でインテリジェンスの高い選手で構成されているチームには、巻佑樹のように時として不可解にして理不尽な行動パターンをとる選手のほうが効果的なのかもしれないな・・・。

そうピクシーも判断したんだろうか?

あるいは、今やピクシーの専売特許ともいえる“しびれを切らした采配”なのだろうか?

この直後に、またしてもサポーターの誰もが疑問に思うような、ある意味で巻佑樹のプレー以上に不可解な“珍采配”がとび出してしまった!

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こともあろうに、攻守ともに絶好の動きで貢献していた右サイドハーフの小川佳純と、左サイドハーフのアレックスを一挙に交代させてしまうという大暴挙!


この時点でシステムを4-4-2に変更しており、代わりに入った2人が、右サイドハーフに津田知宏、左サイドバックに阿部翔平だった。

この2人・・・。

グランパスの試合を毎試合見てるサポーターなら別に悪くない選手であることは重々承知だろう。

いや、むしろ層の薄いグランパスにあってはこのうえなく貴重な選手とさえ言える。

しかし、代えられた2人がこのうえなく問題なのだ。

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小川佳純といえば10番としてグランパスの“ブレイン”とも言える存在で、特にケネディ不在のここは、もう小川佳純しか得点の匂いがする選手はいないと言っても過言ではないほどの最重要選手!


そもそもACLでグランパスがここまで勝ち進んでこれたのも、小川佳純がここぞという場面で決定的ゴールをあげてきたからこそだ。

前節のジェフ戦でも、2得点ともに小川の右サイドからの精度の高いピンポイントクロスからのもの!

そんな決して替えの効かない小川佳純をこともあろうに交代させてしまうというのだから・・・。

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そしてジーコジャパン時代の不動の左サイドバック、“アレックス”こと三都主アレッサンドロに至っては今さら説明するまでもない!


この日もまずディフェンス面ではまさにパーフェクト!

2失点は中央のボランチとCBが直接の要因であって、アレックスの左サイドからセンタリングをあげられたシーンなんて1回もなかったんじゃないか?

また、この日もおそらくディフェンスをかなり意識していたんだろうが、それでもあのガンバ大阪のかたい守備陣にあって効果的な攻撃参加をスキをみては繰り返していた。

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なんといっても、小川佳純にしてもアレックスにしても、やはりゲームの流れをよむことができる貴重な選手!


特にアレックスの場合、日本代表で修羅場をくぐってきた経験値は、こういう苦しい場面でこそ活きたに違いない!

アジアカップ中国大会の準決勝、対バーレーン戦での起死回生の同点および逆転劇など、アレックスの存在無しにどう説明すればよいのか・・・。

そんな常識的には必要不可欠とも思える2人を、我らがストイコビッチ監督ときたら、「さあこれから同点に追いつくぞ!」という場面で外してしまうのだから・・・。

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僕ら凡人サポーターにはまったく理解しがたいぜ、ピクシーよ!


まあその理由をムリやりこじつけて推測するのであれば、後半にきて運動量が落ちてくるのを見越し、その消耗度の激しい両サイドハーフを交代したということぐらいだろうか?

特に、昔からピクシーはクロスの精度に非常に価値をおいて、サイド攻撃をかなり重視している節があるため、残り20分は変に頭のいい選手よりも、フレッシュでガムシャラな活きのいい選手を入れたかったのだろうか?

これは推測なのでなんとも言えない。

ただ、万人のサポーターが納得するような常識的な采配じゃなかったのは確かだろう。

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しかし、この日はこの“珍采配”が功を奏したというから恐ろしいぜ、ピクシー・・・。


これまでやることなすこと、てんで裏目に出ていたと思うのだが・・・。

後半35分、ここ数試合ディフェンス面では能力不足、経験不足を露呈してしまっている、若干20才のCB吉田麻也が、リスクを恐れない思いきりのいいドリブルで果敢にオーバーラップ!

そしてこれを止めようとしたガンバ大阪MF遠藤が、うかつにもペナルティエリア内で痛恨のファウル!

これだけだと微妙な判定だったと思うが、この直前にも吉田は持ち前の攻撃力をもってオーバーラップした際に、あわやPKのシーンをレフェリーから流されていただけに、2回目のここは問答無用のPK獲得と言っていいだろう。

「0.5+0.5=1」みたいなもんだ。

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そしてこの大事なPKを、日本代表FW玉田がこれまた持ち前のパワフルなキック力で、あんな至近距離から強烈なシュート!


はまった時の威力は認めるものの、時としてアウトにかかってどこへ飛んでいくか分からない玉田のシュートだけに、正直ヒヤヒヤだったぜ、玉田よ・・・。

ガンバ大阪としてはきっと予想していなかったに違いないだろう、こんな訳の分からない展開。

その気持ちは十分すぎるほどよく分かる。

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なぜなら僕らグランパスサポーターだって、正直、訳が分からないんだから・・・。


ガンバ大阪は全てにおいてカンペキだったはずだよ、後半も。

にもかかわらず、気がつけば2-2の同点。

これに焦ったガンバが残り10分でやみくもに攻勢をかけてきたのは当然だ。

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だって、これは本来勝ちゲームだろ、ガンバの!


こうなってしまうと、グランパスの訳の分からない戦術がさらに活きてくるというものだ。

なにしろ、中盤が空くわ空くわ。

ガンバが焦って慎重さを欠いた状態で攻めに攻めてくるおかげで、必然的に質の高いカウンター攻撃に転じることができたグランパス。

残り10分にして、はじめてグランパスのまともなサッカーを見ることができた気がするというものだ。

それでも同点でいいと思っていたのだ、僕は。

そしてその願いに応えてくれるかのようにロスタイムに入る。

試合終了間際で楢崎がガンバの左サイドバック下平と交錯したことで試合が中断し、かなりロスタイムが費やされたことで、もう今にも終了のホイッスルが吹かれようとしたその時だ。

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マギヌンのフリーキックからの中央へのセンタリングが、な、な、なんと前にとびだしてきたガンバGK松代の頭上を越えて直接ゴールという、誰もが予想だにしないロスタイムギリギリでの大逆転劇!!


この時点でロスタイムは5分を過ぎていただけに、ロスタイム4分中の楢崎の負傷による中断時間1~2分をレフェリーが含んでくれたということなんだろう。

結果論だが、この点でもグランパスはラッキーだったとしか言いようがない。

そして、このゴールの直後にユニフォームを脱いでヘリコプターのように振り回してパフォーマンスしてしまったことで、気づかないところで2枚目のイエローカードをもらってしまい、こんな試合終了直前で退場処分を受けてしまったマギヌン・・・。

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2枚目だったことがアンラッキーだったとしかいいようがないな、マギヌンよ・・・。


しかし、この最後の大逆転ゴールをガンバGK松代の責任にするには気の毒すぎる。

なぜなら、このシーン。

よく見ると、またもこの男が絶妙な存在感を見せているからだ。

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空中戦では絶大な自信をもち、やはり最後の最後でも不可解さ抜群な存在感で、全く検討違いなタイミングで炎のごとくセンタリングに飛び込んでいった巻佑樹!


これにより、さすがのGK松代もゴール前での目測を誤ってしまったようだ。

それも、たしか前半戦の対ガンバ戦でもやはりロスタイムでGK松代が自らのパスを巻にカットされて逆転ゴールを許しているだけに、そのあたりのトラウマもあったのかもしれないな、松代・・・。



たしか2006年ドイツ・ワールドカップ・日本代表VSオーストラリア代表戦の日本の先制点がこんな感じだったんじゃないだろうか?

キッカーが中村俊輔で、相手GKがシュウォ-ツァー。

プレミアリーグでも大活躍を見せるオーストラリア代表GKシュウォ-ツァーでさえこういうシーンがあるのだから、ガンバとしてもGK松代を責めるのは酷というものだろう。

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そういう意味でも、ガンバ大阪にしても、さらに言えば我が名古屋グランパスにしても、この3-2という逆転勝利はお互いに納得いっていないんじゃないだろうか?


・・・そんな気さえしてしまう。

他チームのサポーターには理解しづらいかもしれないが、どうも素直に喜べないのだ、このグランパスの勝利は。

というのも、ガンバ大阪にこれといって敗因があったとも思えないし、グランパスがそこまで効果的な攻撃をしかけていたとは思えない。

巻はともかく、交代した津田、阿部翔平がどこまで小川、アレックスを凌ぐ効果的な攻撃を仕掛けたかといえばそれも疑問も残る。

もちろん、2人とも悪くはなかったが・・・。

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1つだけグランパスの勝因を推測するとしたら、ガンバ大阪のような知的で理論的なチームには、巻佑樹のような訳の分からない選手のほうが、ある意味で対応にとまどうことがあるということなんだろうか?


まあこれはただの推測であって、なんの根拠もないが・・・。

結局よく分からないからこういう推測しか出てこないんだろう。

あとは“運”があった?

そう、“運”もかなりあったに違いない。

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巻佑樹のガンバを戸惑わせる理解不能なプレーと、多大なる“運”の融合した、グランパスサポーターから見ても“奇妙”とさえ言える大逆転勝利・・・。


そう考えると、次の試合が大いに不安だ。

内容があまり伴っていないだけに、そりゃあ不安にもなるだろう。

そしてその不安を最も増幅させる最大の要因がこの男。

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そう、この日のガンバ戦で来日3試合目となるものの、やはりまったくと言っていいほどいいところのない、「ホントにモンテネグロ代表なのか?」とそろそろ疑いたくもなってしまう、グランパスの中心となるべくピクシーが直々呼んできた、イゴール・ブルザノビッチ(23才)だ!


この日は得意のFWで起用されたはずなんだが、おそらくシュートは0~1本。

トラップもまともに出来ないわ、パスもあらぬ方向へいくわ、シュートは撃たないわ、FWなのに下がってくるわ、周囲との連動はないわ・・・。

はっきり言おう。

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“ストライカー”なのか“パサー”なのかを論じる以前に、サッカー選手としてどうなのかと思ってしまうほどだぞ、今のブルザノビッチ・・・。


その辺の中学生のほうがよっぽどうまいんじゃないかと思ってしまうのは、きっと僕だけじゃないだろう。

そういう意味では、ブルザノビッチは日本の生活そのものに苦労しているんじゃないかという気さえしてしまう。

ひどい。

あまりにもひどいよ、ブルザノビッチ。

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いずれにしろ、かなり時間がかかりそうだな、ブルザノビッチ・・・。


まあグダグダいっても仕方がないので、もうここはピクシーの“珍采配”をしばらく見届けることにしよう。

いくら“珍采配”が続くとはいっても、そこは名選手にして成功者であるストイコビッチのことだ。

サポーターとの見解の違いはあっても、その“天才の感性”がもたらす判断にまったく意図がないわけではないだろう。

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ピクシーがその日の気分やサイコロや占いでスタメンを決めてるんじゃないんであれば、僕はガマンしようじゃないか!


さあ次の試合はどんな不気味な“珍スタメン”を敷いてくるのか・・・。

例によってまずはそこから楽しみすることにしよう。





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ジュビロの前田遼一が気づけば得点王ランキング2位! [J1]

サッカーJ1・第22節・川崎フロンターレVSジュビロ磐田の試合は、な、な、なんとジュビロ磐田が2-1で勝利。

おそらくはJ1で最も勢いがあり、停滞する首位の鹿島アントラーズを捉えるのも時間の問題だろうと思われていた川崎フロンターレが、まさかここへきて敗れてしまうとは・・・。

川崎フロンターレが決して内容で負けていたようには思えない。

それこそ、もう名前も挙げるのがここのとこ毎回常連ともなっているこの男が、またもや1得点を叩き込んでいるのだから・・・。

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そう、相変わらずの抜群のスピードで、この日も日本代表の“ファンタジスタ”中村憲剛から一撃必殺のスルーパスをペナルティエリア左側で受け取ると、そのままダイレクトシュートで素晴らしいゴールを決めた、“JリーグNO.1ストライカー”ジュニーニョだ!


この日の1得点を加えて合計12得点とし、これで名実ともに得点王ランキングトップに躍り出た、ブラジル人ストライカー、ジュニーニョ。

しなやかにして柔らかい体に、逞しいバネを感じさせる筋肉!

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そして10m走であれば、今や世界で最も速いとされる100m、200mの世界記録保持者であるジャマイカ人陸上スプリンター、ウサイン・ボルトよりも速いんじゃないかと思えてしまうほどの抜群の瞬発力!


これらの身体能力を見る限り、とても31才とは思えないぜ、ジュニーニョよ・・・。


しかし、そんな得点王ランキングトップのジュニーニョをもってしても、この日の川崎フロンターレはジュビロ磐田に勝てなかったのだ。

それもそのはず。

ジュビロ磐田は開幕直後にかなりの大敗を繰り返していた印象が強かったため、失礼な話、てっきり下位のほうにいたと思っていたのだが、この試合に勝利して実はすでに9位まで押し上げてきており、ここへきてかなりの勢いすら感じる。

そしてそんなジュビロ磐田の勢いを最も象徴しているのがこの男だ。

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鉄壁の守備システムを誇る川崎フロンターレから、この試合ではなんと値千金の2ゴールを叩き込んで自らの総得点数を11得点とし、気づけば得点王ランキングではレアンドロ(ガンバ大阪)、岡崎慎司(清水エスパルス)、石川直宏(FC東京)と並ぶ2位タイにつけている、まさに日本サッカー界が待望した“長身ストライカー”となる可能性を秘めた、元日本代表ストライカー、前田遼一(27才)だ!


まず1点目は左サイドハーフの村井からのアーリークロスを、その長身を活かした高い位置での正確な胸トラップから、間髪いれずに左足ボレーシュート!

「Jリーグアフターゲームショー」の野々村さんをもってして、“今節で最も美しくスゴかったゴール!”と賞賛された、まさにビューティフルゴール!

それにしてもこの芸術性さえ感じさせるゴール。

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プレミア・リーグのリバプールおよびスペイン代表“イケメン・ストライカー”、フェルナンド・トーレスのゴールのように見えなくもない!


ともに長身でありながら足元がうまいこと、ヘディングが強いこと、そしてなんと言っても得点を獲れる“ストライカー”であることなど、イメージ以上に共通する点はありそうだが・・・。


そして、2点目は、韓国代表FW李根鎬(イ グノ)のワールドクラスの右サイドからのクロスから、ゴール前で絶妙のタイミングで飛びこんだピンポイント・ダイレクトボレーシュート!

今期ジュビロ磐田で衝撃的Jリーグデビューを果たしたと思いきや、すぐに電撃退団しては瞬く間にジュビロ磐田へ戻ってくるという暴挙に出たにもかかわらず、変わらずジュビロサポーターから大歓迎を受けた、どことなく愛されるキャラクターを備えた、“韓流ストライカー”李根鎬(イ グノ)・・・。

その李根鎬(イ グノ)のクロスの精度もスゴければ、鉄壁の川崎DFのマークをうまく振り切り、見事にスペースに飛び込んで合わせた前田遼一の飛び出しもワールドクラス!

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アジア屈指のHレベルのイマジネーションから生まれた、まさしくワールドクラスのコンビネーションの賜物だったと言えよう。


こんなありえないほどのスーパーゴールが90分に2本も出てしまうようであれば、そりゃあ川崎フロンターレもやってられんわな~。

これは川崎DFを責めるより、ジュビロの攻撃を褒めるべきだろう。

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こんなスーパープレーが今後も続くようであれば、それこそJリーグはプレミア・リーグやリーガ・エスパニョーラにだって勝てる!


そう思うほどの見事なゴールシーンだったぜ、前田遼一!


これでジュビロ磐田は勝点32の9位。

ただ、9位とは言っても、2位の川崎フロンターレの勝点が39だから、その差はわずか7。

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ちょっと勝って上位がちょっと負けたら、すぐに順位がコロコロ変わりそうだな、Jリーグ!


我がグランパスにしても、勝点29の10位で、気づけばジュビロに負けてるんだから、手ばなしに相手チームをベタ褒めしてる場合じゃないな、サポーターとして(笑)

ただし、日本代表に目を移せば話は別だ。

長く日本代表を見てきたサポーターからすれば、前田遼一の存在は、ようやく待ち望んでいた待望の長身ストライカーの登場なのだ。

昨シーズンこそ右ひざ半月板の損傷で長期離脱していたため満足な結果を残せなかった前田だが、今シーズンは見事な復活を遂げ、それどころかさらに成長している感さえある。

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清水エスパルスで、やはり“長身ストライカー”ヨンセンとのコンビで頭角を現してきた岡崎慎司が、もし日本代表で同じく“長身ストライカー”前田遼一とのコンビを組むことができたら、いったい岡田ジャパンはどのように変貌を遂げるだろうか?


ケネディ、ヨンセンと全く同じタイプかどうかは分からないが、少なくともヘディングも強く、足元も器用ということは共通していると言えよう。

今節で決勝ゴールを決めた、今期J1昇格の新興勢力、モンテディオ山形の“長身ストライカー”長谷川悠も、現時点で9得点で10位タイにつけ、ここへきて勢いを増している。

そういう意味では、前田遼一VS長谷川悠の“長身ストライカー”対決も、この先見逃せない戦いとなりそうだ。

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いずれにしろ、日本代表にとってはこれまで皆無であった“長身ストライカー”として、前田遼一のケガからの復帰および得点王ランキング2位への急成長というのは、この上なく朗報なのは間違いないだろう。


まあ、オランダ遠征は海外組を中心に集め、「新しい選手は試さない」と岡田監督が名言していることもあり、前田の召集は微妙なところだろうが・・・。

それにしても、近年の得点王争いは常に外国人プレーヤーが上位を独占してきたJリーグだったが、今年はどうやら様相が違うようだ。

「パサー重視」から「ストライカー重視」の方向へ、サポーターおよび関係者の視点が変わってきたことの表れなんだろうか?

Jリーグも知らぬ間にドンドン進化してきているようだ。

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そして、もし日本代表が得点王を抱えて南アフリカ・ワールドカップに挑むことができたとしたら、それは代表チームのアピールにとどまらず、なんといってもJリーグのレベルの高さをアピールする最大の場にもなりえよう!


そして、その得点王のタイトルを最終的に獲得するのは、現時点トップのジュニーニョ(川崎フロンターレ)なのか?

あるいは、カタールのオイルマネーの手が忍びよるレアンドロ(ガンバ大阪)なのか?

はたまた、ヨンセンとのコンビで絶大の破壊力を誇る岡崎慎司(清水エスパルス)なのか?

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それとも、ここへきて李根鎬(イ グノ)とのワールドクラスのコンビで、ケガの面でもプレーの面でも完全復活し、さらにそれ以上に成長したパフォーマンスを見せる前田遼一なのか!


この先もJ1リーグの得点王争いからは目が離せない。

なんなら、5人ぐらい同点で得点王タイってのも面白いがな・・・。

今後も楽しみにしてるぜ、Jリーグ!




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ジェフ千葉にかろうじて勝利の“ドロドロ”グランパス [J1]

サッカーJリーグ第22節・名古屋グランパスVSジェフユナイテッド千葉戦は、2-0で名古屋グランパスがかろうじて勝利!

グランパスは大分トリニータ、川崎フロンターレ戦での2連敗をなんとか食い止めることができたというところだろうか。

先制点を獲ったのはまたしてもこの男だ。

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この試合でも1得点をとり、単にポストプレーやターゲットマンとしてのオトリ役だけではなく、これで5試合で計4得点を獲るという驚異的にしてワールドクラスの決定力をも証明しつつある、まさにグランパスにとっての“ジーザス・クライスト”オーストラリア代表FWジョシュア・ケネディだ!


それにしてもこの試合のピクシー・グランパスはまさに必死さがうかがえたよ。

それはこのスタメンを見れば一目瞭然だろう。


システム:3-5-2

FW:玉田、ケネディ

セカンドトップ:ブルザノビッチ

ダブルボランチ:吉村、中村直

サイドハーフ:アレックス、小川佳純!?
(サイドバック?)

CB:バヤリッツァ、吉田、増川

GK:楢崎


なにしろ、まず中盤での絶大な展開力を誇るMFマギヌンを、な、な、なんとスタメンから外している!

そして、3-5-2とは名ばかりで、両サイドハーフのアレックス、小川佳純がほとんど守備に徹すること徹すること。

おかげで、攻撃を持ち味とするアレックスと小川の良さはほとんど見られず、チーム全体での守備の意識がかなり統一、徹底されているように感じられた。

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そう、これは事実上5-3-2のシステムとも言える、GK楢崎を含めた7人でのカテナチオ・ディフェンス!


そして、攻撃は玉田、ケネディ、ブルザノビッチの3人のみ、と。

おかげで攻撃的システムはまったくと言っていいほど機能していなかったようだ。

ケネディ、玉田、ブルザノビッチが連動した攻撃なんて、90分の中で1~2回しかなかったんじゃないだろうか?

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前節、2位の川崎フロンターレ相手に7人の攻撃陣、4人のディフェンス陣で傲慢に戦ったのとは対照的に、16位のジェフ千葉という相手を必要以上にリスペクトした、かなり謙虚な戦術じゃないかよ、ピクシー・グランパス!


低迷している時期だからこそ、こういう姿勢を見たかったんだよな、僕は。

もっとも、本来は川崎フロンターレ戦でこそこういう戦術をとるべきだったと思うが・・・。

まあ過ぎたことはいい。

この時点で13位であったグランパスにはふさわしい姿勢であったことは確かだろう。

幸いなことに、ジェフはホームということもあってかなり積極的にきていたように思う。

運動量はグランパスを凌いでいたと思うし、1対1の場面でも互いにものスゴいバトルを繰り広げていた。

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なんといっても、ともにファウル覚悟で気迫がすごかったもの・・・。


そりゃあそうだろう。

16位のジェフが、落ち目である13位のグランパス相手にホームで勝点3を奪いにこなくてどうする!

そういう意味で、グランパスはジェフの勝ちたい心理を見事についた、非常に理にかなった姿勢で挑むことができていたように感じる。

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そう、ピクシー・グランパスとしては得意の物理的スタイルを一切放棄し、まさに心理的戦術のみで立ち向かった、ある意味でグランパスとしても本意とはいえない非常に苦しい戦いだったと言えよう。


しかし、本意でなくとも13位という事実は謙虚に受け止める必要があったと思うのだ。

これは選手、監督のみならず、サポーターも同様だと思う。

うまくいってないからこそ変に背伸びをせずに、等身大で戦えたからこそのこの日のジェフ戦の勝利だったのではないだろうか。

ピクシーも試合前にこう語っていたようだ。

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「このシステム、スタメンは好きではないが、こうするしかなかった・・・」


ピクシーも、自身の哲学を勇気をもって捨て、ある意味で自分の本意でない戦術で臨んだことを、僕はサポーターとして賞賛したい。

なぜなら、「一流」とか「名将」と言われている監督ほどそんなことはできないと思うから・・・。

もちろん、このシステム、スタメン、戦術には、本質的な部分で僕も大いに不満がある。

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だいたい、ペナルティエリア内でこそ絶大な威力を発揮する小川佳純を、あろうことに右サイドハーフ、いや右サイドバックで起用するなどという大暴挙に出ているのだから・・・。


なんでもできるユーティリティプレーヤーである小川だけに、ここ2試合は小川のキックの精度に価値を見出し、右サイドからのセンタリング能力を活かす戦法をとったということなのだろう。

幸いなことに、その小川の見事なまでの精度を誇る上質のセンタリングから、ケネデイ、玉田の2ゴールが生まれてしまったようだ・・・。

もっとも、ここまで“パサー”として活躍してしまうと、“ストライカー”小川佳純にとっては下手すれば右サイドハーフ(右サイドバック?)で定着してしまうリスクも備えているのだが・・・。

しかし、僕にとってもそんな不満だらけの戦術ではあるが、ガチガチに守備に徹したことはやはりピクシーを評価できよう。

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いわゆる、一昔前にイタリア代表やセリエAでよく見かけた、そしてやはり守備を徹底したトルシエ・ジャパンが敷いた戦術でもある、3-5-2、いや5-3-2という古典的守備システム!


まさに13位と低迷するピクシー・グランパスにあって、この上なくふさわしい戦術だったと言えよう。

これなら、今後もそうそう崩れることはあるまい。

おかげでこの試合の勝利によって10位に上がったが、よく見ると「勝点26」で15位のヴィッセル神戸から「勝点34」で6位のサンフレッチェ広島あたりまではたいして差がにゃい。

なのでちょっと気を抜けばすぐ15位に転落するし、ちょっと頑張ればすぐ6位ぐらいまでどのチームもいけるほどの大混戦状態だ。

ならば、ベストの布陣とは言えないまでも、勢いにノって自信を取り戻すまでは、このガチガチ守備戦法で挑もうよ、ピクシーグランパス。

そして、その混沌とした状態で勝点を重ねていき、最終的に上位を狙う上で、やはりこの男の見極めが最大のポイントとなりそうだ。

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そう、まだ移籍して2戦しかしてないのに、23歳にしてピクシーからすでに名古屋グランパスの中心を約束され、この試合でも全くといっていいほど周囲との連携が見られなかった、モンテネグロ代表で10番にしてキャプテンを務めた実績をもつ、イゴール・ブルザノビッチだ!


初戦はボランチ、そして2戦目のこの試合はセカンドトップとしてプレーしたようだが、これまでのところ期待したほどのプレーはまるで見られていないようだ。

もっとも、日本にまだ来たばかりで生活が慣れていないということ、そしてシーズン中盤にさしかかっているJリーグではあっても、ヨーロッパは今までシーズンオフだったため、ブルザノビッチ自体がまだまだ調整不足だということなどを考えれば、全く同情の余地がないわけではない。

また、初戦のボランチはともかく、この試合の「セカンドトップ」そのものが、決して簡単なポジションではないということもある。

いや、むしろ難易度が相当高いポジションだといっても過言ではないだろう。

古くは、我が日本代表においても、トルシエジャパンの中田英寿、ジーコジャパンの中村俊輔がこのポジションを務めたが、まるで機能していなかったのは記憶に新しい。

かつてイタリア代表ではトッティ、ブラジル代表ではロナウジーニョがこのポジションを務めた時期もあったが、やはりそこまで機能していたとは言いがたい。

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そもそも3-5-2は守備的なシステムだけあって、攻撃そのものが苦しい戦術ではあると言えよう。


そういう意味では、この日のブルザノビッチもまだ失格の烙印を押すには早すぎるのは確かだ。

思えば、90分ほとんど存在が消えている中で、「おっ!」と思うシーンが2度だけあった。

そう、いずれもブルザノビッチがペナルティエリア付近で決定的なシュートを撃った場面!

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もしかして、このブルザノビッチという選手の本質は“ストライカー”なんじゃないだろうか?


・・・そう思わせるシーンではあった。

もともと、2007年初めにレッドスター・ベオグラードに加入して通算48試合に出場し11ゴールを挙げている。

そして、2008-09シーズンは母国のブドゥチュノスト・ポドゴリッツァに期限付き移籍して15試合に出場、10ゴールを記録している。

これほどの選手なのだから、この数字からは「相当な“ストライカー”なのでは?」と期待してしまいたくなるもの。

もっとも、僕はヨーロッパでのブルザノビッチの試合をまともに見たことがないし、この10得点の中身を全然把握していないので、これは全くの推測の域を出ないのだが・・・。

本人曰く、「フリークックに絶大な自信をもっている」ブルザノビッチだけに、5点が直接フリーキック、5点がPKだったら“ストライカー”とは言えんわな~。

なのでいずれにしろ断定するにはまだ早い。

あくまでも推測にしておこう。

ただし、一応、本人は入団記者会見のときにこう語っているようだ。

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「これまではフォワードとしてプレーしてきました。今後、そのポジションでプレーするかという話については、チームのフォーメーションにより決まると思いますが、攻撃的なポジションでプレー出来れば嬉しいです。」


この発言からは、やっぱりFWが良さそうな気もするな~。

もしFW的な選手なのであれば、4-4-2でケネディとの2トップというのも面白いんじゃないの?

その場合は玉田がスタメンから外れてしまうが、玉田自身が日本代表に選出されているわりにはあまり得点を獲っているFWではないだけに、そこは仕方がない面もある。

で、小川とマギヌンをオフェンシブハーフに据える、と。

小川はどちらかと言えば“ストライカー”、マギヌンはどちらかと言えば“パサー”なのでバランスもとれる。

まあ、低迷している現時点では先の守備的システムでしばらくいくのだろうが、チームが成熟したあかつきには、きっとピクシーもいずれは小川をペナルテエリア内で勝負できるようなポジションで起用してくれると信じたい。

現時点では、僕を含め全てのサポーターが望むようなシステムではないが、一応1つの形を成し遂げた感のあるピクシー・グランパス。

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ならば、ここからブルザノビッチが調子を上げていくに連れて、ピクシー・グランパスがいったいどのような変貌を遂げていくのか! そしてその最終形はいったいどんな素晴らしい形におさまるのか!


それを今後の楽しみとして今後の試合に注目していくことにしよう。

さあ、そして次はここへきて最も絶好調で、最も勢いがあるといえる、見事に復調を遂げた感のある、4位のガンバ大阪とアウェイでの対戦となる。

常識的には、ここもグランパス不利は否めない。

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だからこそ、対ガンバ大阪戦も、同様のガチガチのカテナチオ・システムで“ドロドロの試合”を望みたい!


ここへきてやはりガチガチの守備で復調してきた感のあるガンバ大阪だけに、おそらく両者ともに相当“ドロドロ”になるに違いない。

そしてその“ドロドロ”の展開に勝点3を焦ったガンバ大阪に対して、グランパスの見事なカウンター殺法を炸裂させてほしいところだ。

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すなわち右サイドからカウンターで飛び出した小川が、中央で待ち構えるケネディをオトリに使い、ゴール前でフリーになったブルザノビッチにスルーパス! 

そしてそれを“ストライカー”ブルザノビッチが見事にズドンッと値千金の来日初ゴール!


こんなシーンをファンタジーに夢膨らませながら、8/23(日)のガンバ大阪戦を楽しみに待つことにしよう。

選手、監督、サポーターともども本意ではない戦い方だろうが、しばらくガマンするしかないな・・・。

期待してるぞ、ブルザノビッチ!




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