アレックス+ピクシー = 無限大! [J1]
浦和レッズのアレックス(三都主アレッサンドロ)の、我が名古屋グランパスへの移籍が正式に決まったようだ。
順調にいけば、8月15日(土)の川崎フロンターレ戦から出場の予定になりそうだとのことだが・・・。
グランパスサポーターとして正直に言おう。
アレックスは名古屋に来てよかったよ・・・。
確かに、グランパスは知名度の高い外国人プレーヤーなら、昔から連れてくるのが得意ではある。
そもそも今の監督である“ピクシー”ことストイコビッチ監督だって、名古屋グランパスで10番を背負い、天皇杯優勝という唯一のビッグタイトルをもたらしてくれた、スターの中のスター選手。
その他には、ヴァスティッチ(オーストリア代表)、マルケス(ブラジル代表)、リネカー(イングランド代表)、ヨンセン(ノルウェー代表)など、各国の代表選手がズラリ。
先日、とうとう引退を表明してしまった、大分トリニータのウェズレイだって、もともとは名古屋グランパスで得点王を獲得したスター選手だ。
そして、まだ来日はしていないものの、モンテネグロ代表MFイゴール・ブルザノビッチもすでにグランパスへの移籍が決まっている。
オーストラリア代表FWジョシュア・ケネディの大活躍に関しては、今さら言うまでもない。
しかし、一方で、これだけ豪華絢爛な外国人選手に対して、日本代表としてプレーしてきた選手はほとんど見当たらないんだよな・・・。
古くは、ボランチの浅野哲也、アントラーズから移籍してきたDF秋田豊、ジョビロから移籍してきたセカンドトップの藤田俊哉・・・それくらいか?
今なら、GK楢崎正剛、FW玉田圭司の2人だけ・・・。
あるいは将来有望な代表選手候補としては、MF小川佳純が可能性としてある程度だろうか・・・。
名古屋グランパスがいかに日本人選手に人材難を抱えてきたか!そしてクラブとしての育成能力に欠けるか!ということを自らの歴史が証明しているとも言えよう。
そこへもってきての朗報なのだ、このアレックスの加入は!
そう、アレックスは、清水エスパルス時代にはJリーグMVPにも輝いたほどの選手で、ジーコジャパン時代には不動の左サイドバックとしてチームを牽引し続けたほどの、ズバ抜けた実績の持ち主だ。
そこまでの実績を備えた日本人プレーヤーが加入してくれることは、グランパスにとってはこの上なくありがたいことだよ・・・。
ただ、ここで世間の誰もが思っている懸念材料を1つ挙げてみよう。
アレックスももう32才だし、アスリートとしては衰えてくる時期なんじゃないの?
たしかに、所属の浦和レッズでフィンケ監督からここまで6試合しか起用されてないことを見ると、そう思えてしまうのも一理ある。
ただ、このフィンケという監督の考え方をただ手放しで王道だとするのは、ちょっと早計なんじゃないかと僕は思うのだ。
フィンケ監督が重視しているのは、「システム・規律」だという。
そして、ドイツでは、「2部のクラブを1部に昇格」させたり、「若手の育成」で評価を得た監督でもある。
そんなフィンケ監督が、輝かしい日本代表歴を備えた、自由奔放なプレースタイルを持ち味とする、すでに32歳のアレックスを嫌うのは、ある意味必然だろう。
つまりこういうことだ。
アレックスは、頑固なフィンケ監督の哲学にそぐわなかっただけで、決して衰えたとみなされてリザーブに追いやられていたわけではない!
それならば、グランパスにとってはこの上なく極上の取引をしたと言えよう。
そもそも、アレックスのレベルにある選手を獲得するなんて、常識的にはできないはずだろう。
ジーコジャパン時代の選手で今でも現役で名を馳せているのが、楢崎正剛、川口能活、中澤佑二、宮本恒靖、加地亮、駒野友一、遠藤保仁、小野伸二、稲本潤一、小笠原満男、中村俊輔、高原直泰、玉田圭司あたり・・・。
今は代表に選ばれてない選手もいるものの、なんだかんだでやっぱりスゴいよな、このメンバー・・・。
そして、このアレックスもここに名を連ねる名選手なのだから。
アレックスの場合、トルシエ監督よりも、ジーコ監督とのコンビで最高のパフォーマンスを発揮したことを考えると、期待がさらに高まるというものだ。
だってそうだろう。
どことなくキャラが似てないか?ジーコとピクシーって!
奇しくも、玉田がやはりジーコ監督との抜群の相性で大活躍した選手であり、そこへ同じくジーコ監督との抜群の相性をほこったアレックスの加入・・・。
そしてフィンケ監督と同タイプであるオシム監督とは、1990年イタリア・ワールドカップ時代のユーゴスラビア代表監督として親しいピクシーではあるが、やっているサッカーはそれこそオシム監督とは似ても似つかないほど、いい加減にして、感情的な、天才ピクシーの“なんとなくサッカー”・・・。
浦和レッズには失礼だがあえて言わせてもらおう。
アレックスは32歳にして、ピクシー率いる名古屋グランパスでこそ、まだまだ開花する可能性すらある!
そう期待せずにはいられない。
そもそも、このアレックス加入の背景には、ピクシーの強い要望があったという。
そうでもなきゃ、来ないわな~、アレックスだって!
アレックス自身も、ピクシーのもとでこそ能力を発揮できると信じて、今回の移籍に至ったのではないだろうか?
そう考えても、このピクシーのもとでアレックスがどのように化けるのか?
その可能性は無限大とも言えよう!
ここで、ダヴィが移籍して以降大幅に選手の入れ替わりがあったため、再度グランパスのスタメンを考察してみよう。
実は、今のグランパスは、DF陣の層はけっこう厚い。
バヤリッツァ、増川、吉田、竹内と、すでに4人のセンターバックのレギュラー候補がおり、このうち2人がCBを務めている状況だ。
ただ、それならば、3バックにするというのもアリなんじゃないかとかねてから思っているので、ここはやはり3バックをベターとして考えたい。
そして、MFよりFWに濃い選手がそろっている現状からは、やはり3トップがいいんじゃないかと。
よって、システムは3-4-3で!
GK:楢崎
DF:竹内(RB)、増川(CB)、バヤリッツァ(LB)
MF:吉田(DH)、マギヌン(RSH)、アレックス(LSH)、小川(ST)
FW:ブルザノビッチ(RW)、ケネディ(CF)、玉田(LW)
まあ、こまかなポジショニングはどうでもいいが、主な選手を全部並べるにはこうせざるを得なかったんだよな・・・。
特に、吉田をボランチに推奨したのは、そのフィード能力の高さから、アレックスのサイドアタックをより活かせると判断したからだ。
一見、外国人が4人いるように見えるが、アジア枠でケネデイはOKだったよね?
いやはや、システムがどうであろうとも、ただ1つだけこれだけは言えよう。
日本代表をズラリとそろえ、オーストラリア代表、モンテネグロ代表など、なんとも国際色豊かな連合軍となったものだ、グランパスよ!
現在10位で低迷していることなどどうでもよくなってきそうなほどのメンバーじゃないか。
なになに?
バルセロナにイブラヒモビッチ(スェーデン代表)が加入し、これでメッシ(アルセンチン代表)とイニエスタ(スペイン代表)とのスーパーコラボがさらに威力を増したって?
レアル・マドリードにクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)とカカ(ブラジル代表)とベンゼマ(フランス代表)とシャビ・アロンソ(スペイン代表)が加入し、銀河系の枠をさらに超えるチームが出来あがったって?
それでもあえて言おう。
これなら我が名古屋グランパスのメンバーも決してそれらに劣ることはない!
なぜだか知らないが、過去に類を見ないほどの豪華なメンバーがそろうことになってしまった我が名古屋グランパス。
先日の大分トリニータ戦で地獄に突き落とされて、どれほど苦しい2週間を味わうことになるかと絶望を感じていたところだが、これなら絶望どころか希望が高まるほどのワクワクした2週間になりそうだ。
まあ、まずは何より15日の川崎フロンターレ戦で、そのワールドクラスのコラボを楽しませてもらうとしよう。
頼むぞ、アレックス!
【サッカーショップ加茂】 名古屋グランパスエイト ユニフォーム・ファングッズ
順調にいけば、8月15日(土)の川崎フロンターレ戦から出場の予定になりそうだとのことだが・・・。
グランパスサポーターとして正直に言おう。
アレックスは名古屋に来てよかったよ・・・。
確かに、グランパスは知名度の高い外国人プレーヤーなら、昔から連れてくるのが得意ではある。
そもそも今の監督である“ピクシー”ことストイコビッチ監督だって、名古屋グランパスで10番を背負い、天皇杯優勝という唯一のビッグタイトルをもたらしてくれた、スターの中のスター選手。
その他には、ヴァスティッチ(オーストリア代表)、マルケス(ブラジル代表)、リネカー(イングランド代表)、ヨンセン(ノルウェー代表)など、各国の代表選手がズラリ。
先日、とうとう引退を表明してしまった、大分トリニータのウェズレイだって、もともとは名古屋グランパスで得点王を獲得したスター選手だ。
そして、まだ来日はしていないものの、モンテネグロ代表MFイゴール・ブルザノビッチもすでにグランパスへの移籍が決まっている。
オーストラリア代表FWジョシュア・ケネディの大活躍に関しては、今さら言うまでもない。
しかし、一方で、これだけ豪華絢爛な外国人選手に対して、日本代表としてプレーしてきた選手はほとんど見当たらないんだよな・・・。
古くは、ボランチの浅野哲也、アントラーズから移籍してきたDF秋田豊、ジョビロから移籍してきたセカンドトップの藤田俊哉・・・それくらいか?
今なら、GK楢崎正剛、FW玉田圭司の2人だけ・・・。
あるいは将来有望な代表選手候補としては、MF小川佳純が可能性としてある程度だろうか・・・。
名古屋グランパスがいかに日本人選手に人材難を抱えてきたか!そしてクラブとしての育成能力に欠けるか!ということを自らの歴史が証明しているとも言えよう。
そこへもってきての朗報なのだ、このアレックスの加入は!
そう、アレックスは、清水エスパルス時代にはJリーグMVPにも輝いたほどの選手で、ジーコジャパン時代には不動の左サイドバックとしてチームを牽引し続けたほどの、ズバ抜けた実績の持ち主だ。
そこまでの実績を備えた日本人プレーヤーが加入してくれることは、グランパスにとってはこの上なくありがたいことだよ・・・。
ただ、ここで世間の誰もが思っている懸念材料を1つ挙げてみよう。
アレックスももう32才だし、アスリートとしては衰えてくる時期なんじゃないの?
たしかに、所属の浦和レッズでフィンケ監督からここまで6試合しか起用されてないことを見ると、そう思えてしまうのも一理ある。
ただ、このフィンケという監督の考え方をただ手放しで王道だとするのは、ちょっと早計なんじゃないかと僕は思うのだ。
フィンケ監督が重視しているのは、「システム・規律」だという。
そして、ドイツでは、「2部のクラブを1部に昇格」させたり、「若手の育成」で評価を得た監督でもある。
そんなフィンケ監督が、輝かしい日本代表歴を備えた、自由奔放なプレースタイルを持ち味とする、すでに32歳のアレックスを嫌うのは、ある意味必然だろう。
つまりこういうことだ。
アレックスは、頑固なフィンケ監督の哲学にそぐわなかっただけで、決して衰えたとみなされてリザーブに追いやられていたわけではない!
それならば、グランパスにとってはこの上なく極上の取引をしたと言えよう。
そもそも、アレックスのレベルにある選手を獲得するなんて、常識的にはできないはずだろう。
ジーコジャパン時代の選手で今でも現役で名を馳せているのが、楢崎正剛、川口能活、中澤佑二、宮本恒靖、加地亮、駒野友一、遠藤保仁、小野伸二、稲本潤一、小笠原満男、中村俊輔、高原直泰、玉田圭司あたり・・・。
今は代表に選ばれてない選手もいるものの、なんだかんだでやっぱりスゴいよな、このメンバー・・・。
そして、このアレックスもここに名を連ねる名選手なのだから。
アレックスの場合、トルシエ監督よりも、ジーコ監督とのコンビで最高のパフォーマンスを発揮したことを考えると、期待がさらに高まるというものだ。
だってそうだろう。
どことなくキャラが似てないか?ジーコとピクシーって!
奇しくも、玉田がやはりジーコ監督との抜群の相性で大活躍した選手であり、そこへ同じくジーコ監督との抜群の相性をほこったアレックスの加入・・・。
そしてフィンケ監督と同タイプであるオシム監督とは、1990年イタリア・ワールドカップ時代のユーゴスラビア代表監督として親しいピクシーではあるが、やっているサッカーはそれこそオシム監督とは似ても似つかないほど、いい加減にして、感情的な、天才ピクシーの“なんとなくサッカー”・・・。
浦和レッズには失礼だがあえて言わせてもらおう。
アレックスは32歳にして、ピクシー率いる名古屋グランパスでこそ、まだまだ開花する可能性すらある!
そう期待せずにはいられない。
そもそも、このアレックス加入の背景には、ピクシーの強い要望があったという。
そうでもなきゃ、来ないわな~、アレックスだって!
アレックス自身も、ピクシーのもとでこそ能力を発揮できると信じて、今回の移籍に至ったのではないだろうか?
そう考えても、このピクシーのもとでアレックスがどのように化けるのか?
その可能性は無限大とも言えよう!
ここで、ダヴィが移籍して以降大幅に選手の入れ替わりがあったため、再度グランパスのスタメンを考察してみよう。
実は、今のグランパスは、DF陣の層はけっこう厚い。
バヤリッツァ、増川、吉田、竹内と、すでに4人のセンターバックのレギュラー候補がおり、このうち2人がCBを務めている状況だ。
ただ、それならば、3バックにするというのもアリなんじゃないかとかねてから思っているので、ここはやはり3バックをベターとして考えたい。
そして、MFよりFWに濃い選手がそろっている現状からは、やはり3トップがいいんじゃないかと。
よって、システムは3-4-3で!
GK:楢崎
DF:竹内(RB)、増川(CB)、バヤリッツァ(LB)
MF:吉田(DH)、マギヌン(RSH)、アレックス(LSH)、小川(ST)
FW:ブルザノビッチ(RW)、ケネディ(CF)、玉田(LW)
まあ、こまかなポジショニングはどうでもいいが、主な選手を全部並べるにはこうせざるを得なかったんだよな・・・。
特に、吉田をボランチに推奨したのは、そのフィード能力の高さから、アレックスのサイドアタックをより活かせると判断したからだ。
一見、外国人が4人いるように見えるが、アジア枠でケネデイはOKだったよね?
いやはや、システムがどうであろうとも、ただ1つだけこれだけは言えよう。
日本代表をズラリとそろえ、オーストラリア代表、モンテネグロ代表など、なんとも国際色豊かな連合軍となったものだ、グランパスよ!
現在10位で低迷していることなどどうでもよくなってきそうなほどのメンバーじゃないか。
なになに?
バルセロナにイブラヒモビッチ(スェーデン代表)が加入し、これでメッシ(アルセンチン代表)とイニエスタ(スペイン代表)とのスーパーコラボがさらに威力を増したって?
レアル・マドリードにクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)とカカ(ブラジル代表)とベンゼマ(フランス代表)とシャビ・アロンソ(スペイン代表)が加入し、銀河系の枠をさらに超えるチームが出来あがったって?
それでもあえて言おう。
これなら我が名古屋グランパスのメンバーも決してそれらに劣ることはない!
なぜだか知らないが、過去に類を見ないほどの豪華なメンバーがそろうことになってしまった我が名古屋グランパス。
先日の大分トリニータ戦で地獄に突き落とされて、どれほど苦しい2週間を味わうことになるかと絶望を感じていたところだが、これなら絶望どころか希望が高まるほどのワクワクした2週間になりそうだ。
まあ、まずは何より15日の川崎フロンターレ戦で、そのワールドクラスのコラボを楽しませてもらうとしよう。
頼むぞ、アレックス!
【サッカーショップ加茂】 名古屋グランパスエイト ユニフォーム・ファングッズ
- ショップ: グランパス・ダイレクト
- 価格: 3,990 円
- ショップ: グランパス・ダイレクト
- 価格: 2,520 円
阿部くんを川崎に!
(LSBが最も手薄なので・・・)
by ミスター・ピッチサイド (2009-08-07 21:53)
阿部くんを川崎に!
(LSBが最も手薄なので・・・)
by ミスター・ピッチサイド (2009-08-07 21:53)
---------------------------------------------------------
こんにちは、ミスター・ピッチサイドさん。
阿部翔平は名古屋の大事なな宝物なので、川崎さんには渡せませんよ(笑)
おそらくアレックスが毎試合イエローカードをもらうと思うので、なおさら阿部が大事になりそうです。
それに、これで川崎さんがDF陣まで補強し始めたら、もう手がつけられませんっ!
by がっとーりお (2009-08-08 18:29)