名古屋グランパスの“新守護神”広野耕一! [J1]
サッカー・J1第24節・名古屋グランパスVSアルビレックス新潟の試合は、1-0で我が名古屋グランパスが勝利!
5位のアルビレックス新潟相手に9位の名古屋グランパスが勝利するという、ガンバ大阪戦に続いてまたしてもサプライズとなってしまったようだ。
それにしても、システムをピクシー自身も不本意な“3-5-2・ダブルボランチ”に変更してからのこの大躍進・・・。
“意外”なことに、これで今期初のリーグ3連勝じゃないか、グランパスよ!
グランパスサポーターである僕だが、ニュース記事でそれを目にするまで正直気づかなかったよ・・・。
だって、そんなうれしい結果とは相反して、全くといっていいほど内容が伴ってないんだもの。
そしてこれはおそらく僕だけの偏った見解ではなく、ほとんどの人がそう感じてるんじゃないだろうか?
ズブズブにして、ドロドロ!
ここ3試合をそう感じてるのはきっと僕だけではあるまい。
もちろんこれまで調子の悪い(?)グランパスだっただけに、こういう謙虚なドロ試合はむしろ望むところだったんだが・・・。
しかし、そんな決して褒められた内容とは言えないこの日のアルビレックス戦において、1つの光明があった。
それは、デビューして3試合まったくといっていいほどヤル気を感じなかったモンテネグロ代表イゴール・ブルザノビッチが、かなりヤル気になっていたことだ!
とはいえ、90分通してよかったというより、これまでより消えている時間が少なかったという程度のものだが・・・。
まず、相手のボールを一生懸命に奪いにいこうとするシーンが増えた。
それにより、ブルザノビッチがボールの絡むシーンが増えた。
そしてなんといっても極めつけはこのシーン。
そう、中央でファウルを受けた後の誰よりも素早いブルザノビッチのクイック・リスタートから、ゴール前のスペースへ走りこもうとする日本代表FW玉田圭司へ芸術的なスルーパス!
そして、これを抜群のタイミングで受け取った玉田が、2人のDFの激しいプレスに倒れることなく、その勢いのままGKを交わして効き足でない右足で値千金の決勝ゴール!
まさにワールドクラスのスルーパスから生まれたワールドクラスのゴールだったと言えよう、ブルザノビッチ&玉田!
玉田のここ数試合のプレーはまさしくジーコ・ジャパン時代を彷彿とさせるもので、シーズン通しての結果はともかく、ここへきて3試合連続ゴールと調子が上がってきているのは確かなようだ。
しかしそれ以上に驚いたのがブルザノビッチ!
この日のスルーパスはここまで見られなかったほどの素晴らしいもので、あんなセンス溢れるプレーは決して偶然できるものではあるまい!
そしてこの直後にはミドルレンジからのブルザノビッチの直接フリーキックの場面もあったが、これまたポストに当たって弾かれるという、非常に惜しいシーン。
この試合を見て初めて、もう僕の中ではハッキリした。
ブルザノビッチはやはりモンテネグロ代表だ!
もちろん、良かったのは前半だけで後半はいつものように消えてしまっていたが、それでもここ3試合とは別人のようだったぜ、ブルザノビッチよ・・・。
これを見る限りは、ブルザノビッチは戦術面などの物理面に要因があるのではなく、どうやらメンタル面に要因があったように感じる。
なにより根本的に“意欲”が感じられたとでもいうか・・・。
やっと試合に“集中”してくれたとでもいうか・・・。
それでも、もしこの試合がブルザノビッチの最高パフォーマンスであるなら、もはやグランパスにとっては絶望しかない。
だがそんなことはあるまいて。
もともと今月25日に24歳になったばかりの若いブルザノビッチだけに、そうでなくともまだまだ伸びしろを見込めるというもの。
そういう意味で、この先どこまで激変した姿をピッチで見せてくれるのかが楽しみだぜ、ブルザノビッチよ!
そして、この日のアルビレックス新潟戦ではもう1つ大事な心配点があった。
言うまでもない。
GK楢崎正剛が前節ガンバ大阪戦の終了間際に手を骨折して戦線離脱していたことだ。
そしてこの日、その楢崎に代わってゴールを守ったのがこの男。
楢崎と同じ奈良育英高出身ながら、今年7/29のナビスコカップFC東京戦第2戦がプロ7年目にして初のスタメン出場であった、グランパスきっての“苦労人GK”広野耕一(ひろのこういち)(29才)だ!
それにしても、このGK広野耕一・・・。
正直、僕もよく知っているわけではない。
なぜなら試合に出たのが、この試合の前まで生涯にわたってホントに2試合だけだからだ!
もちろんナビスコカップ準々決勝第2戦ではFC東京相手に2-1で勝利した立役者だけに、J1で通用する下地はすでに証明していたわけだが・・・。
だがこの日の相手は、今期10得点獲っているペドロ・ジュニオールの電撃移籍で戦力ダウンしていたとはいえ、仮にも5位のアルビレックス新潟だ。
攻撃陣には日本代表FW矢野貴章もいるし、なんといってもMFでありながら今期すでに9ゴールしているマルシオ・リシャルデスがいるんだぞ!
そんなここまでJリーグMVP候補といえるほどのマルシオ・リシャルデスを相手にまったく臆することなく立ち向かい、それこそピンチらしいピンチもほとんど作らせることなく安定した守備力を見せてくれたGK広野耕一。
日本代表GK楢崎正剛をも凌ぐとさえいえる、抜群の安定感だったぜ広野よ!
とりわけ目立ったのが、その安定したキックだ。
とにかくズブズブでドロドロの試合展開を繰り返す我がグランパスにあって、バックパスはもはや必需品と言っていい。
まず、ボランチの中村直と吉村が受けたボールを9割方バックパスでCBのバヤリッツァ、増川、吉田麻也へ返す。
で、それをたまらずCBトリオがGKの広野へバックパス。
おかげで広野がダイレクトでロングキックをする場面が多いこと多いこと。
あれだけロングキックの場面が多いと、一度くらいはダフって地面を蹴ってしまい、ミスキックをすることもあっていいと思うのだが・・・・。
しかし、そんなミスキックをすることは一度として無かったぜ、広野!
この試合を見る限り、広野がグランパスのウィークポイントになると思っていた僕の考えは全くの間違いだ。
それどころか、楢崎がしばらく帰ってこなくてもグランパスは安心とさえ言える!
そもそも、ろくすっぽ見てもいないのに推測で物事を判断するからこうなるんだよな・・・。
そしてそれはおそらく他のクラブも同様の姿勢で挑んでくるに違いない。
ならば、そんなナメでかかってくる他チームの攻撃陣を全てシャットアウトしてやろうじゃないか、広野よ!
これならリーグの残り試合もACLも十分戦えそうだな、広野の安定した守備力で!
”意外”なことに、こんなヘンテコな内容で3連勝してしまった我がグランパスだが、この3連勝目が無失点だったことを忘れてはいけない。
「決定的シュートを撃たれなかった」という人もいるかもしれないが、広野の見事なポジショニングやDFとの連携で「決定的シュートを撃たせなかった」とも言える!
次はまたまたホームで、今度はネルシーニョ新体制になってからものすごい勢いで上位チームを苦しめている柏レイソルが相手だが、ここも広野を信頼しよう。
そして広野の無失点セービングによるグランパスが“ドロドロ”の4連勝!
こんな見出しを今週は期待したいところだ。
楢崎が戻ってくるまでの10週間と言わず、なんならリーグ最終戦まで正GKを務めたっていいんだぜ、広野!
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5位のアルビレックス新潟相手に9位の名古屋グランパスが勝利するという、ガンバ大阪戦に続いてまたしてもサプライズとなってしまったようだ。
それにしても、システムをピクシー自身も不本意な“3-5-2・ダブルボランチ”に変更してからのこの大躍進・・・。
“意外”なことに、これで今期初のリーグ3連勝じゃないか、グランパスよ!
グランパスサポーターである僕だが、ニュース記事でそれを目にするまで正直気づかなかったよ・・・。
だって、そんなうれしい結果とは相反して、全くといっていいほど内容が伴ってないんだもの。
そしてこれはおそらく僕だけの偏った見解ではなく、ほとんどの人がそう感じてるんじゃないだろうか?
ズブズブにして、ドロドロ!
ここ3試合をそう感じてるのはきっと僕だけではあるまい。
もちろんこれまで調子の悪い(?)グランパスだっただけに、こういう謙虚なドロ試合はむしろ望むところだったんだが・・・。
しかし、そんな決して褒められた内容とは言えないこの日のアルビレックス戦において、1つの光明があった。
それは、デビューして3試合まったくといっていいほどヤル気を感じなかったモンテネグロ代表イゴール・ブルザノビッチが、かなりヤル気になっていたことだ!
とはいえ、90分通してよかったというより、これまでより消えている時間が少なかったという程度のものだが・・・。
まず、相手のボールを一生懸命に奪いにいこうとするシーンが増えた。
それにより、ブルザノビッチがボールの絡むシーンが増えた。
そしてなんといっても極めつけはこのシーン。
そう、中央でファウルを受けた後の誰よりも素早いブルザノビッチのクイック・リスタートから、ゴール前のスペースへ走りこもうとする日本代表FW玉田圭司へ芸術的なスルーパス!
そして、これを抜群のタイミングで受け取った玉田が、2人のDFの激しいプレスに倒れることなく、その勢いのままGKを交わして効き足でない右足で値千金の決勝ゴール!
まさにワールドクラスのスルーパスから生まれたワールドクラスのゴールだったと言えよう、ブルザノビッチ&玉田!
玉田のここ数試合のプレーはまさしくジーコ・ジャパン時代を彷彿とさせるもので、シーズン通しての結果はともかく、ここへきて3試合連続ゴールと調子が上がってきているのは確かなようだ。
しかしそれ以上に驚いたのがブルザノビッチ!
この日のスルーパスはここまで見られなかったほどの素晴らしいもので、あんなセンス溢れるプレーは決して偶然できるものではあるまい!
そしてこの直後にはミドルレンジからのブルザノビッチの直接フリーキックの場面もあったが、これまたポストに当たって弾かれるという、非常に惜しいシーン。
この試合を見て初めて、もう僕の中ではハッキリした。
ブルザノビッチはやはりモンテネグロ代表だ!
もちろん、良かったのは前半だけで後半はいつものように消えてしまっていたが、それでもここ3試合とは別人のようだったぜ、ブルザノビッチよ・・・。
これを見る限りは、ブルザノビッチは戦術面などの物理面に要因があるのではなく、どうやらメンタル面に要因があったように感じる。
なにより根本的に“意欲”が感じられたとでもいうか・・・。
やっと試合に“集中”してくれたとでもいうか・・・。
それでも、もしこの試合がブルザノビッチの最高パフォーマンスであるなら、もはやグランパスにとっては絶望しかない。
だがそんなことはあるまいて。
もともと今月25日に24歳になったばかりの若いブルザノビッチだけに、そうでなくともまだまだ伸びしろを見込めるというもの。
そういう意味で、この先どこまで激変した姿をピッチで見せてくれるのかが楽しみだぜ、ブルザノビッチよ!
そして、この日のアルビレックス新潟戦ではもう1つ大事な心配点があった。
言うまでもない。
GK楢崎正剛が前節ガンバ大阪戦の終了間際に手を骨折して戦線離脱していたことだ。
そしてこの日、その楢崎に代わってゴールを守ったのがこの男。
楢崎と同じ奈良育英高出身ながら、今年7/29のナビスコカップFC東京戦第2戦がプロ7年目にして初のスタメン出場であった、グランパスきっての“苦労人GK”広野耕一(ひろのこういち)(29才)だ!
それにしても、このGK広野耕一・・・。
正直、僕もよく知っているわけではない。
なぜなら試合に出たのが、この試合の前まで生涯にわたってホントに2試合だけだからだ!
もちろんナビスコカップ準々決勝第2戦ではFC東京相手に2-1で勝利した立役者だけに、J1で通用する下地はすでに証明していたわけだが・・・。
だがこの日の相手は、今期10得点獲っているペドロ・ジュニオールの電撃移籍で戦力ダウンしていたとはいえ、仮にも5位のアルビレックス新潟だ。
攻撃陣には日本代表FW矢野貴章もいるし、なんといってもMFでありながら今期すでに9ゴールしているマルシオ・リシャルデスがいるんだぞ!
そんなここまでJリーグMVP候補といえるほどのマルシオ・リシャルデスを相手にまったく臆することなく立ち向かい、それこそピンチらしいピンチもほとんど作らせることなく安定した守備力を見せてくれたGK広野耕一。
日本代表GK楢崎正剛をも凌ぐとさえいえる、抜群の安定感だったぜ広野よ!
とりわけ目立ったのが、その安定したキックだ。
とにかくズブズブでドロドロの試合展開を繰り返す我がグランパスにあって、バックパスはもはや必需品と言っていい。
まず、ボランチの中村直と吉村が受けたボールを9割方バックパスでCBのバヤリッツァ、増川、吉田麻也へ返す。
で、それをたまらずCBトリオがGKの広野へバックパス。
おかげで広野がダイレクトでロングキックをする場面が多いこと多いこと。
あれだけロングキックの場面が多いと、一度くらいはダフって地面を蹴ってしまい、ミスキックをすることもあっていいと思うのだが・・・・。
しかし、そんなミスキックをすることは一度として無かったぜ、広野!
この試合を見る限り、広野がグランパスのウィークポイントになると思っていた僕の考えは全くの間違いだ。
それどころか、楢崎がしばらく帰ってこなくてもグランパスは安心とさえ言える!
そもそも、ろくすっぽ見てもいないのに推測で物事を判断するからこうなるんだよな・・・。
そしてそれはおそらく他のクラブも同様の姿勢で挑んでくるに違いない。
ならば、そんなナメでかかってくる他チームの攻撃陣を全てシャットアウトしてやろうじゃないか、広野よ!
これならリーグの残り試合もACLも十分戦えそうだな、広野の安定した守備力で!
”意外”なことに、こんなヘンテコな内容で3連勝してしまった我がグランパスだが、この3連勝目が無失点だったことを忘れてはいけない。
「決定的シュートを撃たれなかった」という人もいるかもしれないが、広野の見事なポジショニングやDFとの連携で「決定的シュートを撃たせなかった」とも言える!
次はまたまたホームで、今度はネルシーニョ新体制になってからものすごい勢いで上位チームを苦しめている柏レイソルが相手だが、ここも広野を信頼しよう。
そして広野の無失点セービングによるグランパスが“ドロドロ”の4連勝!
こんな見出しを今週は期待したいところだ。
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