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ブルザノビッチが戦慄の2発!名古屋グランパスのフリーキッカーは決まりだな・・・ [J1]

J1・第5節・名古屋グランパス VS ヴィッセル神戸(4月3日、豊田スタジアム)は、2-0で我が名古屋グランパスの勝利。

前節で横浜マリノスと引き分けてるほどの神戸だけに、今のバラバラ・グランパスでは厳しいかとも思っていたのだが・・・。

結果だけ見れば、2-0で完勝と。

まあスコアだけ見れば完勝だわな。

そう、スコアだけ見れば・・・。



えーと、まずフォーメーションがこう。



名古屋グランパス (J1 5節 vsヴィッセル神戸)
 ケネディ 
マギヌン金崎 夢生
ブルザノビッチ小川 佳純
 中村 直志 
三都主      アレッサンドロ田中 隼麿
増川 隆洋田中マルクス 闘莉王
 楢崎 正剛 





奇跡だ・・・。

まさかピクシー(ストイコビッチ監督)がアレックス(三都主アレッサンドロ)をジュビロ磐田戦に続いて連続で起用してくるとは。

ナビスコカップのFC東京戦の阿部翔平は良かったと思うだけに、「阿部をなんで起用しないの?」と逆に問いかけたくなるほどのビックリ仰天起用とも言えよう。

願わくば、阿部翔平はそのまま左サイドバックで起用して、アレックスを中盤でいいと思うんだがな。

どっちもいいプレーを続けてるんだから。



そう、この日もやっぱり中盤でちっとも目立たなかった選手が1人。

前半10分くらいまではゴール前に飛び出すなどして、「おお!なんか今日はいけるんじゃね!?」と期待してたのに・・・・。



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どういうわけだか、残り80分間はいつもどおりに戻ってしまった、“消える10番”、小川佳純。




まったく最近の小川はいったいどうしてしまったというのか。

別に技術的に下手になったわけじゃないと思うんだが・・・。

ちょっと気になるのは、どうもバックパスが多いというか・・・。

それも、効果的なバックパスをするのではなく、斜め後方に不自然なバックパスをするもんだから・・・。

その結果、サイドでそのバックパス受けた選手が、やむなく神戸選手に追い詰められるシーンが目立っていた気がする。



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いや、それにとどまらず、その斜めバックパスを神戸選手にカットされて、そのままカウンターくらったシーンもあったか・・・。




こういう軽いプレーはマギヌンや玉田がよくやるが、それを小川までやり出したら、それもMFのポジションでそれをやる選手がいるようだと、今のガタガタ・グランパスではきついわな。

それでも、まだ攻撃面で決定的チャンスに絡みでもしてくれればまだ許せるんだが・・・。

シュートも0本なら、効果的なパスも0本、と。



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さすがは“消える10番”だ、小川佳純・・・。





小川がこうなってしまったのって、今シーズンに限らず、昨シーズンの途中からだと思うんだよね。

そう、あれは小川が右サイドバックにコンバートされるサプライズを目にするようになったちょっと前あたりからだろうか。

それからは、もうずっと悪化の道をたどり続けているような気がしないでもない。

個人的には好きな選手だったんだがな、小川・・・。

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でダイビングヘッドを決めたシーンなんて、もう一生の記憶に残るほど最高だったぜ。

それがまたどうしてこうなってしまったのか・・・。

もう考えられるのはメンタル面が要因としか思えない。

いかにも日本人的に、ピクシーの言うことを聞きすぎてしまってるんだろうか?

それで自分を殺して全体のバランスとかディフェンスばっかに目がいってしまってるとか?



Stojkovic piksi.jpg


いいんだぜ、こんなチャランポランな監督の言うことなんて聞かなくて。




自身を「なんでもできるプレーヤー」などと思わずに、誇るべきは「ストライカー」なんだともっと自覚してもらいたいものだ。

そういう意識があったら、こんなおかしな状況になっているはずがないんだから。

逆に、自身の中に「ストライカー」としての自覚がないもんだから、ここんとこ影をひそめていた“暴君”ピクシーの恐怖政治が・・・。



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なにゆえ“10番”を背負った選手が、途中から右サイドバックでプレーせねばばらんのか・・・。




ああ、この世の理不尽さを呪いたい。

おかげでなー。



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交代を告げられた右サイドバックの田中隼麿が、「えっ?オ、オレ!?」みたいな顔して驚いてたじゃねーかよ!




その対応は当然だぞ、田中隼麿。

良かったよ、この日のプレーは。

いや、もう今シーズンの田中隼麿はずっといいプレーを続けてるし、もっと言えば昨シーズン終盤あたりからホントに見違えたようだ。

思えば、グランパスに入団してきた当初は「なんでバックパスばっかしてんだ!」と臆病なプレーをブログでぶっ叩かせてもらったもんだが・・・。

今や、そんな臆病さはカケラもない。

この日もリスク承知で前を向いて果敢にチャレンジしていく姿が目立ったし、これならかつてオシムジャパンに選ばれていたのも納得だ。



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ディフェンスでもバタバタするところは一切なくなったし、まったく素晴らしい右サイドバックになったもんだぜ、田中隼麿!!!




と思ってた矢先に、後半途中から“消える10番”、小川と交代ってんだから・・・。

ああ、なんて理不尽な世の中なのだろうか・・・。

まあ、グランパスの場合、その理不尽さを作っているのは、世の中というよりピクシーなんだろうがな。



しかし、グランパスにもいいプレーはあったのだ。

相変わらず90分通しての戦いはまたしても負けていた感が強かったが・・・。

それでも圧倒的に上まわっていた部分もあった。



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その1つが、左サイドバックのアレックスからの、バリエーション豊富な切れ味鋭いクロス!




流れの中では、中央のケネディへものすごい速度のピンポイントクロスを供給し・・・。

フリーキックの場面では、どゆるいクロスを、これまたケネディ&闘莉王(トゥーリオ)へ送り込んだり、と。

これだけ種類豊富で緩急をつけたクロスを放たれると、相手DFとしてもよみづらいに違いない。

ああ、FKで相手のスキをついて金崎へ決定的スルーパスを出したのもあったか。

あれもアレックスの戦況をよむ力から生まれたもんだよな。

一方で、グランパスの左サイドから上げられたセンタリングも数えるほどと、ディフェンス面もカンペキだ。

もうさすがだぜ、アレックス。



そして、フリーキックといえば、もうこの日のMVPはこの男をおいて他にない。



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この日、2発の直接フリーキック弾を決めた、今やモンテネグロ代表なのかどうか定かではない、イゴール・ブルザノビッチ!




先日のジュビロ磐田戦で、ありえない60m弾を決めたかと思いきや・・・。

今度はものすごいレベルのフリーキックを軽々と決めてしまった。

それも2発も!

あれってさー。

ふつうにワールドクラスだよね?

昨シーズンまでの冴えないブルザノビッチのイメージがあるもんだから、どうもそのせいで全体的な評価までマイナス気味になってしまいそうなんだが・・・。

あのシュートのものすごいスピード。

そしていかにも重たそうな球質。

そしてGKの届かない位置へピンポイントで吸い込まれる角度。

さらには、微妙にブレてでもいるのだろうか?



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どれを取っても素直にワールドクラスのフリーキックだったんじゃないのか、ブルザノビッチ!




ひょっとしたら・・・。

実はものすごい選手だったりするんじゃないだろうか、ブルザノビッチ。

思えば、昨シーズン途中のグランパス入団当初。

あのころはブルザノビッチがフリーキック蹴ってたんじゃなかったっけ?

で、けっこういいキックしてたと思うんだよね。

ただ、90分通してのプレーがあまりにも冴えないせいで、チームメイトから信頼されてなかったのもあったのだろうか?

次第にフリーキックは、玉田か、マギヌンか、あるいはアレックスが蹴るようになってしまった。

そして、ここへきてようやくフリーキックを蹴るチャンスを得て、そしてそれを見事にものにしてしまったブルザノビッチ。



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それも、あの2発の威力とインパクトの絶大なことときたらもう・・・。





ここ最近のプレーもだんだん昇り調子になってきてるのは、我々サポーターが見ても明らかだったし・・・。

ここへきて、ブルザノビッチがチームメイトから認められた可能性はあるよな。

いや~、予想外の楽しみな存在になってきたもんだ、ブルザノビッチ。

それともあれか?

この先のブルザノビッチの活躍次第によっては・・・。



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10番はブルザノビッチでもいいってか?





まあそれはまだちと早いか。

ただ、まだ24才とこれからの選手なんだし、ぜひ「名古屋グランパスで成長した」と祖国モンテネグロで大口叩ける選手になっていってもらいたいもんだ。



で、今週は4月10日(土)にアウェイで京都サンガと対戦予定。

難敵だからな~、京都サンガは。

昨シーズンも引き分けがやっとなんじゃなかったっけ?

そうそう、今節でベガルタ仙台がなんと“3連覇王者”鹿島アントラーズに勝ってしまったようだから・・・。

このチャンスを逃す手はない。

京都サンガはホームでメチャメチャ強いし、ディエゴが調子いいようだしね。

90分通しての内容ではやられてしまったとしても、ブルザノビッチのフリーキックで一発かましてもらうとしよう。



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さあここからジワジワ上位にくいこむぞ、名古屋グランパス!






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