サッカーに集中できずとも“別格”の存在感を見せつけた闘莉王(トゥーリオ) [J1]
Jリーグが再開し・・・。
わが名古屋グランパスは17日(土)にアウェイで大宮アルディージャと対戦した。
そしてその結果はといえば・・・。
1-0でかろうじてグランパスが勝利。
それにしても危ない試合だったよなー。
てゆーか、ふつうに名古屋の負け試合だろ、こんなの。
なにしろ、ブルザノビッチはレッドカードで退場するわ、それが要因なのか分からないが、終始攻められっぱなしだわ・・・。
思えば開幕当初のグランパスがこんな感じだったような・・・。
あの頃はたしか“ガタガタ”グランパスとブログでも書き記した記憶があるが・・・。
まさしくあの頃のどうしようもない姿がそのままプレイバック。
これで現時点でJ1リーグ3位だって?
まったくなさけないことだぜ、我が名古屋グランパスよ。
ワールドカップ期間中、いったい何をしていたのだろうか?
まさかサポーターと一緒になって「感動した」とか言ってたんじゃないだろうな。
あるいは一緒に川に飛び込んでたなんてことは・・・。
感動させる側の人間がそんなことしてる場合じゃないんだぜ。
まさしく競馬でいうところの「休み明け」そのものだったような気がしないでもない。
まったく油断もスキもないもんだ。
全てがグラグラ。
そう、グラグラ・グランパスとでも名づけようか。
うーん、イメージピッタリだ。
が、しかし。
そんな中にあって、一際輝きを放っていた選手が3人だけ。
まず1人目は・・・。
トレードマークだった長髪をバッサリ切り、一瞬、「リーグ中断中に新しい選手が加入したのか?」とサポーターが見間違わんばかりの変貌を遂げ、この試合唯一のゴールを叩き込んだ、オーストラリア代表FWケネディ
すげーダイビングヘッドだったぞ、あのゴールは。
なにしろ右からのクロスのスピードの速いこと速いこと。
そんな弾丸クロスに2m近い巨体がドンピシャでダイビングしたというのだから。
まさしくプレミアリーグ級とでも言うのか。
ワールドカップのレベルを感じさせるようなスーパーゴールだったんじゃないだろうか?
そして・・・。
その値千金男、ケネディを男にする弾丸スーパークロスを供給したのが・・・。
心臓病で現在も苦しんでいる父をブラジルに残したまま日本に帰国し、「現役引退」まで考えるほど落ち込んだまま、心身共にとてもサッカーに集中できる状態ではない状態でこの試合に臨むことになった、日本代表CBにして名古屋グランパスの優勝のカギを握る男、田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)
こっちもこっちですげークロスだったぜ、闘莉王(トゥーリオ)。
ドンピシャで合わせたケネディが素晴らしかっただけに、なおさら闘莉王(トゥーリオ)のクロスが引き立っていたとでもいうか・・・。
いや、まあでも闘莉王(トゥーリオ)ならこれくらいは当たり前か。
なにも今さら驚くことじゃないよな。
闘莉王(トゥーリオ)がワールドクラスの選手であることは、もはや先の南アフリカワールドカップの場でも、世界的に証明されてしまったのだから。
だから驚くべきはそこじゃなく・・・。
何かと言えば・・・。
このようなほとんどヤル気の無い状態で、それが証拠に「スタメンはカンベンしてください」とピクシーに直訴するほどこの試合に向けて準備も何もしてない状態で、よくまあこれだけの存在感を放てたもんだってこと
まさに“別格”。
規格外の選手とは、まさに闘莉王(トゥーリオ)のことを言うのではないかと思ってしまうほど・・・。
たしかに最初はおとなしかった。
珍しく、相方のCBである増川がリードしてるように見えたもんなー。
それがどうだ?
大宮の選手と肉弾戦をかまし合ってるうちに、自然とスイッチが入ってしまったのだろうか?
出るわ出るわ。
お得意の怒りのゼスチャーが!
大宮の選手に怒り・・・。
審判に怒り・・・。
挙句の果てには、やる気のない自身を棚に上げて、味方選手までしばき倒す
コレだよ、コレコレ。
待ってたぜ、闘莉王(トゥーリオ)。
やっぱり闘莉王(トゥーリオ)はこうでなくちゃ。
これこそが我が名古屋グランパスが伝統的に欠けていたものであるし、であるがゆえに必要なものでもあるし。
今シーズン、闘莉王(トゥーリオ)がいないときの試合ってさー。
2引き分け、4敗なんだってね、グランパス。
そして、試合後に自ら「1点決まった後は交代してくれると思った」と言っていたほど、体調からメンタル面まで「最悪」と言ってたほどの状況だったにもかかわらず・・・。
そして内容的にもどう見たって大宮の勝ちゲームだったにもかかわらず・・・。
どういうわけだか、闘莉王(トゥーリオ)がいるだけで1-0の勝利。
まあ失点0に関しては、GK楢崎の幾度にもわたる神がかり的スーパーセーブによるところが大きかったのは間違いない。
その楢崎が3人目。
楢崎もワールドカップ直前で川島に正GKの座を奪われてしまった悔しさをこれで晴らせたんじゃないだろうか。
ものすごい爆発ぶりだったぜ、楢崎。
闘莉王(トゥーリオ)と対照的に、すごい集中力だったよ、楢崎は。
でも、得点は闘莉王(トゥーリオ)&ケネディだよなー、やっぱり。
闘莉王(トゥーリオ)がいなければ、よくて0-0の引き分けか・・・。
あるいは、楢崎のロスタイムの鬼セーブも生まれなかったかもしれない。
だからこそ私は思うのだ。
闘莉王(トゥーリオ)は単にピッチにいるだけで価値のある存在なんだと。
思えば、ワールドカップ前の強化試合の韓国戦でもそうだったじゃないか。
闘莉王(トゥーリオ)がいないだけで、「アレッ?」っていう感じで0-2と完敗。
それが闘莉王(トゥーリオ)が戻ったことで内容的に見違えるように立ち直った日本代表。
今さらながら思うが、必要にして不可欠な存在だぜ、闘莉王(トゥーリオ)。
こんな素晴らしい選手が一瞬でも我が名古屋グランパスにいてくれることを感謝しなければ。
それだけに同時に心配になる。
というのも・・・。
家族を第一に考える闘莉王(トゥーリオ)だけに、今でも本心はブラジルに戻りたいと思ってるんじゃないだろうか?
お父さんの心臓病はパラグアイ戦前に発覚したそうだから、あの試合を我慢して戦っていた分、その時点で「サッカーやめよう」と決めてしまったんじゃないかと思えてならない。
家族の死をそっちのけでサッカーやってたら「自分自身が後悔する」と言ってたそうだし。
そういう意味では、無理してまでグランパスで試合をする必要はないと個人的には思ってしまう。
闘莉王(トゥーリオ)サポーターとして。
たしかに名古屋グランパスに優勝をもたらしてもらいたいという気持ちもあることはある。
でも、一番は闘莉王(トゥーリオ)に納得してもらうことを最優先に選択してもらいたいよな。
仮にグランパスが優勝したとしても、闘莉王(トゥーリオ)が後悔するような結末をサポーターとして望まないしね。
そう考えると、ブラジルのクラブに移籍するということも、1つの選択肢として闘莉王(トゥーリオ)の中ではありうるんじゃないだろうか?
そうすれば、お父さんを身近に気にかけながら、後悔することなくサッカーを続けることができるだろうから・・・。
幸いなことに、4年後の2014年ワールドカップはブラジル大会じゃん。
前向きに考えるのであれば、闘莉王(トゥーリオ)がブラジルでプレーすることでブラジル国内でさらに知名度を上げてくれれば、結果的に日本代表の価値を高めてくれることにもつながるかも。
まあ、私にとって一番最悪な結末は、闘莉王(トゥーリオ)がこのまま現役を引退してしまうことなのだ。
それだけは何がなんでも避けてもらわねば。
これだけ“別格”の存在感を放つ闘莉王(トゥーリオ)が引退するなんてまだまだ早いというもの。
名古屋グランパスにとっても、日本代表にとっても。
岡田ジャパンで活躍した長友や川島のように、すでに海外移籍をした選手もいるのだ。
家族の問題がなかったとしても、闘莉王(トゥーリオ)ほどの選手が海外移籍しないことのほうが、世界的視点で見ればおかしいわな。
後でショックを受けないよう、今のうちに覚悟しておくことにしよう、グランパスサポーターとして・・・。
でもまあ、今は闘莉王(トゥーリオ)は名古屋で頑張ると言ってくれている。
そういう意味では、闘莉王(トゥーリオ)がいる間にしっかり勝点を積み重ねて上位をキープしてもらいたいところだぜ。
特に、次節24日(土)。
現時点でリーグ2位の清水エスパルスとついに対戦することに
正念場だ、このエスパルス戦は。
ヨンセン、岡崎、小野といった代表レベルのキープレーヤーをそろえる清水エスパルスだけに、おそらくは名古屋は90分間攻められっぱなしになることは必至。
それなのに、肝心の闘莉王(トゥーリオ)がこんな「心ここにあらず」の状態でプレーしててもいいのかって?
いや、私はそれでもいいと思っている。
だって、そんな「心ここにあらず」の状態でさえ、この日の大宮戦でグラグラグランパスを勝利に導いてしまったというのだから。
闘莉王(トゥーリオ)はあと何試合、日本でプレーしてくれるだろうか?
いついなくなってしまうかも分からない闘莉王(トゥーリオ)の存在感あるプレーを、1試合1試合、思いっきり堪能したいものだ。
いつでも応援してるぞ、闘莉王(トゥーリオ)!
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↓
わが名古屋グランパスは17日(土)にアウェイで大宮アルディージャと対戦した。
そしてその結果はといえば・・・。
それにしても危ない試合だったよなー。
てゆーか、ふつうに名古屋の負け試合だろ、こんなの。
なにしろ、ブルザノビッチはレッドカードで退場するわ、それが要因なのか分からないが、終始攻められっぱなしだわ・・・。
思えば開幕当初のグランパスがこんな感じだったような・・・。
あの頃はたしか“ガタガタ”グランパスとブログでも書き記した記憶があるが・・・。
これで現時点でJ1リーグ3位だって?
まったくなさけないことだぜ、我が名古屋グランパスよ。
ワールドカップ期間中、いったい何をしていたのだろうか?
まさかサポーターと一緒になって「感動した」とか言ってたんじゃないだろうな。
あるいは一緒に川に飛び込んでたなんてことは・・・。
感動させる側の人間がそんなことしてる場合じゃないんだぜ。
まさしく競馬でいうところの「休み明け」そのものだったような気がしないでもない。
まったく油断もスキもないもんだ。
全てがグラグラ。
うーん、イメージピッタリだ。
が、しかし。
そんな中にあって、一際輝きを放っていた選手が3人だけ。
まず1人目は・・・。
トレードマークだった長髪をバッサリ切り、一瞬、「リーグ中断中に新しい選手が加入したのか?」とサポーターが見間違わんばかりの変貌を遂げ、この試合唯一のゴールを叩き込んだ、オーストラリア代表FWケネディ
すげーダイビングヘッドだったぞ、あのゴールは。
なにしろ右からのクロスのスピードの速いこと速いこと。
そんな弾丸クロスに2m近い巨体がドンピシャでダイビングしたというのだから。
まさしくプレミアリーグ級とでも言うのか。
ワールドカップのレベルを感じさせるようなスーパーゴールだったんじゃないだろうか?
そして・・・。
その値千金男、ケネディを男にする弾丸スーパークロスを供給したのが・・・。
心臓病で現在も苦しんでいる父をブラジルに残したまま日本に帰国し、「現役引退」まで考えるほど落ち込んだまま、心身共にとてもサッカーに集中できる状態ではない状態でこの試合に臨むことになった、日本代表CBにして名古屋グランパスの優勝のカギを握る男、田中マルクス闘莉王(トゥーリオ)
こっちもこっちですげークロスだったぜ、闘莉王(トゥーリオ)。
ドンピシャで合わせたケネディが素晴らしかっただけに、なおさら闘莉王(トゥーリオ)のクロスが引き立っていたとでもいうか・・・。
いや、まあでも闘莉王(トゥーリオ)ならこれくらいは当たり前か。
なにも今さら驚くことじゃないよな。
闘莉王(トゥーリオ)がワールドクラスの選手であることは、もはや先の南アフリカワールドカップの場でも、世界的に証明されてしまったのだから。
だから驚くべきはそこじゃなく・・・。
何かと言えば・・・。
このようなほとんどヤル気の無い状態で、それが証拠に「スタメンはカンベンしてください」とピクシーに直訴するほどこの試合に向けて準備も何もしてない状態で、よくまあこれだけの存在感を放てたもんだってこと
まさに“別格”。
規格外の選手とは、まさに闘莉王(トゥーリオ)のことを言うのではないかと思ってしまうほど・・・。
たしかに最初はおとなしかった。
珍しく、相方のCBである増川がリードしてるように見えたもんなー。
それがどうだ?
大宮の選手と肉弾戦をかまし合ってるうちに、自然とスイッチが入ってしまったのだろうか?
出るわ出るわ。
お得意の怒りのゼスチャーが!
大宮の選手に怒り・・・。
審判に怒り・・・。
挙句の果てには、やる気のない自身を棚に上げて、味方選手までしばき倒す
コレだよ、コレコレ。
待ってたぜ、闘莉王(トゥーリオ)。
やっぱり闘莉王(トゥーリオ)はこうでなくちゃ。
これこそが我が名古屋グランパスが伝統的に欠けていたものであるし、であるがゆえに必要なものでもあるし。
今シーズン、闘莉王(トゥーリオ)がいないときの試合ってさー。
2引き分け、4敗なんだってね、グランパス。
そして、試合後に自ら「1点決まった後は交代してくれると思った」と言っていたほど、体調からメンタル面まで「最悪」と言ってたほどの状況だったにもかかわらず・・・。
そして内容的にもどう見たって大宮の勝ちゲームだったにもかかわらず・・・。
どういうわけだか、闘莉王(トゥーリオ)がいるだけで1-0の勝利。
まあ失点0に関しては、GK楢崎の幾度にもわたる神がかり的スーパーセーブによるところが大きかったのは間違いない。
その楢崎が3人目。
楢崎もワールドカップ直前で川島に正GKの座を奪われてしまった悔しさをこれで晴らせたんじゃないだろうか。
ものすごい爆発ぶりだったぜ、楢崎。
闘莉王(トゥーリオ)と対照的に、すごい集中力だったよ、楢崎は。
でも、得点は闘莉王(トゥーリオ)&ケネディだよなー、やっぱり。
闘莉王(トゥーリオ)がいなければ、よくて0-0の引き分けか・・・。
あるいは、楢崎のロスタイムの鬼セーブも生まれなかったかもしれない。
だからこそ私は思うのだ。
闘莉王(トゥーリオ)は単にピッチにいるだけで価値のある存在なんだと。
思えば、ワールドカップ前の強化試合の韓国戦でもそうだったじゃないか。
闘莉王(トゥーリオ)がいないだけで、「アレッ?」っていう感じで0-2と完敗。
それが闘莉王(トゥーリオ)が戻ったことで内容的に見違えるように立ち直った日本代表。
今さらながら思うが、必要にして不可欠な存在だぜ、闘莉王(トゥーリオ)。
こんな素晴らしい選手が一瞬でも我が名古屋グランパスにいてくれることを感謝しなければ。
それだけに同時に心配になる。
というのも・・・。
家族を第一に考える闘莉王(トゥーリオ)だけに、今でも本心はブラジルに戻りたいと思ってるんじゃないだろうか?
お父さんの心臓病はパラグアイ戦前に発覚したそうだから、あの試合を我慢して戦っていた分、その時点で「サッカーやめよう」と決めてしまったんじゃないかと思えてならない。
家族の死をそっちのけでサッカーやってたら「自分自身が後悔する」と言ってたそうだし。
そういう意味では、無理してまでグランパスで試合をする必要はないと個人的には思ってしまう。
闘莉王(トゥーリオ)サポーターとして。
たしかに名古屋グランパスに優勝をもたらしてもらいたいという気持ちもあることはある。
でも、一番は闘莉王(トゥーリオ)に納得してもらうことを最優先に選択してもらいたいよな。
仮にグランパスが優勝したとしても、闘莉王(トゥーリオ)が後悔するような結末をサポーターとして望まないしね。
そう考えると、ブラジルのクラブに移籍するということも、1つの選択肢として闘莉王(トゥーリオ)の中ではありうるんじゃないだろうか?
そうすれば、お父さんを身近に気にかけながら、後悔することなくサッカーを続けることができるだろうから・・・。
幸いなことに、4年後の2014年ワールドカップはブラジル大会じゃん。
前向きに考えるのであれば、闘莉王(トゥーリオ)がブラジルでプレーすることでブラジル国内でさらに知名度を上げてくれれば、結果的に日本代表の価値を高めてくれることにもつながるかも。
まあ、私にとって一番最悪な結末は、闘莉王(トゥーリオ)がこのまま現役を引退してしまうことなのだ。
それだけは何がなんでも避けてもらわねば。
これだけ“別格”の存在感を放つ闘莉王(トゥーリオ)が引退するなんてまだまだ早いというもの。
名古屋グランパスにとっても、日本代表にとっても。
岡田ジャパンで活躍した長友や川島のように、すでに海外移籍をした選手もいるのだ。
家族の問題がなかったとしても、闘莉王(トゥーリオ)ほどの選手が海外移籍しないことのほうが、世界的視点で見ればおかしいわな。
後でショックを受けないよう、今のうちに覚悟しておくことにしよう、グランパスサポーターとして・・・。
でもまあ、今は闘莉王(トゥーリオ)は名古屋で頑張ると言ってくれている。
そういう意味では、闘莉王(トゥーリオ)がいる間にしっかり勝点を積み重ねて上位をキープしてもらいたいところだぜ。
特に、次節24日(土)。
現時点でリーグ2位の清水エスパルスとついに対戦することに
正念場だ、このエスパルス戦は。
ヨンセン、岡崎、小野といった代表レベルのキープレーヤーをそろえる清水エスパルスだけに、おそらくは名古屋は90分間攻められっぱなしになることは必至。
それなのに、肝心の闘莉王(トゥーリオ)がこんな「心ここにあらず」の状態でプレーしててもいいのかって?
いや、私はそれでもいいと思っている。
だって、そんな「心ここにあらず」の状態でさえ、この日の大宮戦でグラグラグランパスを勝利に導いてしまったというのだから。
闘莉王(トゥーリオ)はあと何試合、日本でプレーしてくれるだろうか?
いついなくなってしまうかも分からない闘莉王(トゥーリオ)の存在感あるプレーを、1試合1試合、思いっきり堪能したいものだ。
★サッカーJ1、J2見るならスカパーで♪
↓
渋幕高校からトゥーリオを見てきていますが、『日本』が育てたワールドクラスの選手であることは間違いないと思います。ブラジルで培ったメンタリティ、そしてサッカー観、サッカー技術を日本の文化や、日本独特の緻密な戦術眼etcが練りあって闘莉王があるのではないかと思います。闘莉王の成長過程を検証すれば逞しいサッカー選手が今後もバンバン誕生すると思うのですが…そう簡単なものでもないでしょうし。
by ruy0810 (2010-07-20 06:23)
ruy0810 さんへ
>渋幕高校からトゥーリオを見てきていますが、『日本』が育てたワールドクラスの選手であることは間違いないと思います。ブラジルで培ったメンタリティ、そしてサッカー観、サッカー技術を日本の文化や、日本独特の緻密な戦術眼etcが練りあって闘莉王があるのではないかと思います。闘莉王の成長過程を検証すれば逞しいサッカー選手が今後もバンバン誕生すると思うのですが…そう簡単なものでもないでしょうし。
ruy0810 さんは渋谷幕張高校時から見てきてるんですね。
私はこの頃の闘莉王を知らないので、うらやましいです。
あ、でも、漫画『闘莉王物語』をちょっと読みましたけどね(爆)
たしかに、どうやったらあんなに逞しい選手が生まれるんでしょうね。
ジーコ監督時代は「闘莉王はDFではない」と一蹴して、全く代表に呼ぼうともしませんでしたが、ブラジル人から見るとウケが悪いのでしょうか?
そこは定かではありませんが、闘莉王にとって日本という国に適性があった可能性はありそうですよね。
そういう意味でも、ruy0810 さんが仰るように、「日本が闘莉王を育てた」と私も認識してます。
今後、闘莉王のようなワールドクラスの選手を意識的に育てるなんてことは少々傲慢なのかもしれませんが、「ブラジル人のDNAを持った選手が帰化した」という点は、シンプルに見逃せない点の1つだと思います。
「帰化」という視点で見たときにいつも残念に思うのですが、現北朝鮮代表のチョン・テセ、アン・ヨンハなどの素晴らしい選手が、日本で生まれて日本で育ったにもかかわらず、どうして日本に帰化してくれなかったのか・・・。
理由は本人に聞いてみないと分かりませんが、「朝鮮国籍を捨ててまで日本人になりたいとは思わない」ということは、無意識下に当然あったと思います。
そして、彼らが当たり前のようにそう思ってしまうのは、幼い頃からの私たち日本人の日々の接し方にも大いに問題があるんじゃないかと。
逆に、日本人が朝鮮人に対する接し方を幼少時から心得ていたら、彼らが日本代表としてプレーする可能性もゼロではなかったんじゃないか、と。
これはサッカーだけの話ではなく、日本全体の問題点として真剣に考えなきゃいけない問題だと個人的には思ってます。
そして、闘莉王の場合は運のいいことに「日本人になりたい」と考えてくれた、と。
だから、「帰化」という視点で私たちサポーターができることと言えば、彼らのような素晴らしい選手たちが日本を好きになってくれるように、そして「日本人になりたい」と思ってくれるよう、日々接することだと思ってます。
いつか日本代表に、ブラジル人からの帰化だけじゃなく、在日朝鮮人からの帰化をした選手がいるようになったら、また違った意味でサッカーもおもしろくなりますし、日本代表もさらに進化するんじゃないでしょうか。
とはいえ、「サッカーのためだけに帰化してください」と言うつもりはありませんが、外国籍の方が日本を好きになってくれることは、ただそれだけでうれしいことですからね。
闘莉王に4年後も頑張ってもらうのは当然として、“闘莉王2世”の誕生に私たちサポーターが一役買えたらいいですね。
by がっとーりお (2010-07-21 21:43)