ジュビロの前田遼一が気づけば得点王ランキング2位! [J1]
サッカーJ1・第22節・川崎フロンターレVSジュビロ磐田の試合は、な、な、なんとジュビロ磐田が2-1で勝利。
おそらくはJ1で最も勢いがあり、停滞する首位の鹿島アントラーズを捉えるのも時間の問題だろうと思われていた川崎フロンターレが、まさかここへきて敗れてしまうとは・・・。
川崎フロンターレが決して内容で負けていたようには思えない。
それこそ、もう名前も挙げるのがここのとこ毎回常連ともなっているこの男が、またもや1得点を叩き込んでいるのだから・・・。
そう、相変わらずの抜群のスピードで、この日も日本代表の“ファンタジスタ”中村憲剛から一撃必殺のスルーパスをペナルティエリア左側で受け取ると、そのままダイレクトシュートで素晴らしいゴールを決めた、“JリーグNO.1ストライカー”ジュニーニョだ!
この日の1得点を加えて合計12得点とし、これで名実ともに得点王ランキングトップに躍り出た、ブラジル人ストライカー、ジュニーニョ。
しなやかにして柔らかい体に、逞しいバネを感じさせる筋肉!
そして10m走であれば、今や世界で最も速いとされる100m、200mの世界記録保持者であるジャマイカ人陸上スプリンター、ウサイン・ボルトよりも速いんじゃないかと思えてしまうほどの抜群の瞬発力!
これらの身体能力を見る限り、とても31才とは思えないぜ、ジュニーニョよ・・・。
しかし、そんな得点王ランキングトップのジュニーニョをもってしても、この日の川崎フロンターレはジュビロ磐田に勝てなかったのだ。
それもそのはず。
ジュビロ磐田は開幕直後にかなりの大敗を繰り返していた印象が強かったため、失礼な話、てっきり下位のほうにいたと思っていたのだが、この試合に勝利して実はすでに9位まで押し上げてきており、ここへきてかなりの勢いすら感じる。
そしてそんなジュビロ磐田の勢いを最も象徴しているのがこの男だ。
鉄壁の守備システムを誇る川崎フロンターレから、この試合ではなんと値千金の2ゴールを叩き込んで自らの総得点数を11得点とし、気づけば得点王ランキングではレアンドロ(ガンバ大阪)、岡崎慎司(清水エスパルス)、石川直宏(FC東京)と並ぶ2位タイにつけている、まさに日本サッカー界が待望した“長身ストライカー”となる可能性を秘めた、元日本代表ストライカー、前田遼一(27才)だ!
まず1点目は左サイドハーフの村井からのアーリークロスを、その長身を活かした高い位置での正確な胸トラップから、間髪いれずに左足ボレーシュート!
「Jリーグアフターゲームショー」の野々村さんをもってして、“今節で最も美しくスゴかったゴール!”と賞賛された、まさにビューティフルゴール!
それにしてもこの芸術性さえ感じさせるゴール。
プレミア・リーグのリバプールおよびスペイン代表“イケメン・ストライカー”、フェルナンド・トーレスのゴールのように見えなくもない!
ともに長身でありながら足元がうまいこと、ヘディングが強いこと、そしてなんと言っても得点を獲れる“ストライカー”であることなど、イメージ以上に共通する点はありそうだが・・・。
そして、2点目は、韓国代表FW李根鎬(イ グノ)のワールドクラスの右サイドからのクロスから、ゴール前で絶妙のタイミングで飛びこんだピンポイント・ダイレクトボレーシュート!
今期ジュビロ磐田で衝撃的Jリーグデビューを果たしたと思いきや、すぐに電撃退団しては瞬く間にジュビロ磐田へ戻ってくるという暴挙に出たにもかかわらず、変わらずジュビロサポーターから大歓迎を受けた、どことなく愛されるキャラクターを備えた、“韓流ストライカー”李根鎬(イ グノ)・・・。
その李根鎬(イ グノ)のクロスの精度もスゴければ、鉄壁の川崎DFのマークをうまく振り切り、見事にスペースに飛び込んで合わせた前田遼一の飛び出しもワールドクラス!
アジア屈指のHレベルのイマジネーションから生まれた、まさしくワールドクラスのコンビネーションの賜物だったと言えよう。
こんなありえないほどのスーパーゴールが90分に2本も出てしまうようであれば、そりゃあ川崎フロンターレもやってられんわな~。
これは川崎DFを責めるより、ジュビロの攻撃を褒めるべきだろう。
こんなスーパープレーが今後も続くようであれば、それこそJリーグはプレミア・リーグやリーガ・エスパニョーラにだって勝てる!
そう思うほどの見事なゴールシーンだったぜ、前田遼一!
これでジュビロ磐田は勝点32の9位。
ただ、9位とは言っても、2位の川崎フロンターレの勝点が39だから、その差はわずか7。
ちょっと勝って上位がちょっと負けたら、すぐに順位がコロコロ変わりそうだな、Jリーグ!
我がグランパスにしても、勝点29の10位で、気づけばジュビロに負けてるんだから、手ばなしに相手チームをベタ褒めしてる場合じゃないな、サポーターとして(笑)
ただし、日本代表に目を移せば話は別だ。
長く日本代表を見てきたサポーターからすれば、前田遼一の存在は、ようやく待ち望んでいた待望の長身ストライカーの登場なのだ。
昨シーズンこそ右ひざ半月板の損傷で長期離脱していたため満足な結果を残せなかった前田だが、今シーズンは見事な復活を遂げ、それどころかさらに成長している感さえある。
清水エスパルスで、やはり“長身ストライカー”ヨンセンとのコンビで頭角を現してきた岡崎慎司が、もし日本代表で同じく“長身ストライカー”前田遼一とのコンビを組むことができたら、いったい岡田ジャパンはどのように変貌を遂げるだろうか?
ケネディ、ヨンセンと全く同じタイプかどうかは分からないが、少なくともヘディングも強く、足元も器用ということは共通していると言えよう。
今節で決勝ゴールを決めた、今期J1昇格の新興勢力、モンテディオ山形の“長身ストライカー”長谷川悠も、現時点で9得点で10位タイにつけ、ここへきて勢いを増している。
そういう意味では、前田遼一VS長谷川悠の“長身ストライカー”対決も、この先見逃せない戦いとなりそうだ。
いずれにしろ、日本代表にとってはこれまで皆無であった“長身ストライカー”として、前田遼一のケガからの復帰および得点王ランキング2位への急成長というのは、この上なく朗報なのは間違いないだろう。
まあ、オランダ遠征は海外組を中心に集め、「新しい選手は試さない」と岡田監督が名言していることもあり、前田の召集は微妙なところだろうが・・・。
それにしても、近年の得点王争いは常に外国人プレーヤーが上位を独占してきたJリーグだったが、今年はどうやら様相が違うようだ。
「パサー重視」から「ストライカー重視」の方向へ、サポーターおよび関係者の視点が変わってきたことの表れなんだろうか?
Jリーグも知らぬ間にドンドン進化してきているようだ。
そして、もし日本代表が得点王を抱えて南アフリカ・ワールドカップに挑むことができたとしたら、それは代表チームのアピールにとどまらず、なんといってもJリーグのレベルの高さをアピールする最大の場にもなりえよう!
そして、その得点王のタイトルを最終的に獲得するのは、現時点トップのジュニーニョ(川崎フロンターレ)なのか?
あるいは、カタールのオイルマネーの手が忍びよるレアンドロ(ガンバ大阪)なのか?
はたまた、ヨンセンとのコンビで絶大の破壊力を誇る岡崎慎司(清水エスパルス)なのか?
それとも、ここへきて李根鎬(イ グノ)とのワールドクラスのコンビで、ケガの面でもプレーの面でも完全復活し、さらにそれ以上に成長したパフォーマンスを見せる前田遼一なのか!
この先もJ1リーグの得点王争いからは目が離せない。
なんなら、5人ぐらい同点で得点王タイってのも面白いがな・・・。
今後も楽しみにしてるぜ、Jリーグ!
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そして10m走であれば、今や世界で最も速いとされる100m、200mの世界記録保持者であるジャマイカ人陸上スプリンター、ウサイン・ボルトよりも速いんじゃないかと思えてしまうほどの抜群の瞬発力!
これらの身体能力を見る限り、とても31才とは思えないぜ、ジュニーニョよ・・・。
しかし、そんな得点王ランキングトップのジュニーニョをもってしても、この日の川崎フロンターレはジュビロ磐田に勝てなかったのだ。
それもそのはず。
ジュビロ磐田は開幕直後にかなりの大敗を繰り返していた印象が強かったため、失礼な話、てっきり下位のほうにいたと思っていたのだが、この試合に勝利して実はすでに9位まで押し上げてきており、ここへきてかなりの勢いすら感じる。
そしてそんなジュビロ磐田の勢いを最も象徴しているのがこの男だ。
鉄壁の守備システムを誇る川崎フロンターレから、この試合ではなんと値千金の2ゴールを叩き込んで自らの総得点数を11得点とし、気づけば得点王ランキングではレアンドロ(ガンバ大阪)、岡崎慎司(清水エスパルス)、石川直宏(FC東京)と並ぶ2位タイにつけている、まさに日本サッカー界が待望した“長身ストライカー”となる可能性を秘めた、元日本代表ストライカー、前田遼一(27才)だ!
まず1点目は左サイドハーフの村井からのアーリークロスを、その長身を活かした高い位置での正確な胸トラップから、間髪いれずに左足ボレーシュート!
「Jリーグアフターゲームショー」の野々村さんをもってして、“今節で最も美しくスゴかったゴール!”と賞賛された、まさにビューティフルゴール!
それにしてもこの芸術性さえ感じさせるゴール。
プレミア・リーグのリバプールおよびスペイン代表“イケメン・ストライカー”、フェルナンド・トーレスのゴールのように見えなくもない!
ともに長身でありながら足元がうまいこと、ヘディングが強いこと、そしてなんと言っても得点を獲れる“ストライカー”であることなど、イメージ以上に共通する点はありそうだが・・・。
そして、2点目は、韓国代表FW李根鎬(イ グノ)のワールドクラスの右サイドからのクロスから、ゴール前で絶妙のタイミングで飛びこんだピンポイント・ダイレクトボレーシュート!
今期ジュビロ磐田で衝撃的Jリーグデビューを果たしたと思いきや、すぐに電撃退団しては瞬く間にジュビロ磐田へ戻ってくるという暴挙に出たにもかかわらず、変わらずジュビロサポーターから大歓迎を受けた、どことなく愛されるキャラクターを備えた、“韓流ストライカー”李根鎬(イ グノ)・・・。
その李根鎬(イ グノ)のクロスの精度もスゴければ、鉄壁の川崎DFのマークをうまく振り切り、見事にスペースに飛び込んで合わせた前田遼一の飛び出しもワールドクラス!
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こんなありえないほどのスーパーゴールが90分に2本も出てしまうようであれば、そりゃあ川崎フロンターレもやってられんわな~。
これは川崎DFを責めるより、ジュビロの攻撃を褒めるべきだろう。
こんなスーパープレーが今後も続くようであれば、それこそJリーグはプレミア・リーグやリーガ・エスパニョーラにだって勝てる!
そう思うほどの見事なゴールシーンだったぜ、前田遼一!
これでジュビロ磐田は勝点32の9位。
ただ、9位とは言っても、2位の川崎フロンターレの勝点が39だから、その差はわずか7。
ちょっと勝って上位がちょっと負けたら、すぐに順位がコロコロ変わりそうだな、Jリーグ!
我がグランパスにしても、勝点29の10位で、気づけばジュビロに負けてるんだから、手ばなしに相手チームをベタ褒めしてる場合じゃないな、サポーターとして(笑)
ただし、日本代表に目を移せば話は別だ。
長く日本代表を見てきたサポーターからすれば、前田遼一の存在は、ようやく待ち望んでいた待望の長身ストライカーの登場なのだ。
昨シーズンこそ右ひざ半月板の損傷で長期離脱していたため満足な結果を残せなかった前田だが、今シーズンは見事な復活を遂げ、それどころかさらに成長している感さえある。
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ケネディ、ヨンセンと全く同じタイプかどうかは分からないが、少なくともヘディングも強く、足元も器用ということは共通していると言えよう。
今節で決勝ゴールを決めた、今期J1昇格の新興勢力、モンテディオ山形の“長身ストライカー”長谷川悠も、現時点で9得点で10位タイにつけ、ここへきて勢いを増している。
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いずれにしろ、日本代表にとってはこれまで皆無であった“長身ストライカー”として、前田遼一のケガからの復帰および得点王ランキング2位への急成長というのは、この上なく朗報なのは間違いないだろう。
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ふたたび、おじゃまします。
2TOPの場合の組み合わせって不思議ですね。
玉田選手も、ケネディとのコンビで
これから、くるんじゃないですか?
by nobuchya (2009-08-22 07:21)
こんにちは、 nobuchyaさん。
名古屋の場合はいまのところケネディが前線で1人で気を吐いている感じですね。
いつか相手DFに壊されるんじゃないかと心配です(笑)
個人的な見方では、10番小川佳純が、あの藤田俊哉を彷彿とさせる器用なタイプなので、ケネディ&小川のコンビで降格ゾーンからの脱出をはかりたいところなんですが・・・。
で、はまった時のキック力だけはハンパじゃない玉田には、そのこぼれダマをドカンッと決めてもらいます(笑)
ジュビロさんとは10/24(土)に豊田スタジアムで対戦ですね。
2ヶ月後、前田とイ・グノのコンビが今以上に威力倍増してないことを祈ってます(笑)
by がっとーりお (2009-08-22 13:10)